全国自治団体労働組合連合
全国自治団体労働組合連合(ぜんこくじちだんたいろうどうくみあいれんごう、地方公務員が加入する労働組合の連合組織のひとつである。略称:自治労連(じちろうれん))、混同を防ぐ際には連合・自治労連。かつては民社党系のナショナルセンターである全日本労働総同盟(同盟)に加盟していたが、同盟の総評との統合後は日本労働組合総連合会(連合)・公務公共サービス労働組合協議会(公務労協)へ加盟している。「民に近い官」と労使協調を掲げる右派系公務員労組であり[2]、日本共産党の指導・援助により結成された全労連[3]へ加盟している左派系公務員労組の「日本自治体労働組合総連合(全労連・自治労連)」とは別組織。
略称 | 自治労連(連合・自治労)[1] |
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設立年月日 | 1970年(昭和45年) |
国籍 | 日本 |
本部所在地 |
〒114-8508 東京都北区王子本町1丁目15番22号北区役所地下1階全北区職員連絡協議会事務所内 |
加盟組織 |
日本労働組合総連合会 公務公共サービス労働組合協議会 |
支持政党 |
民社党→ 国民民主党 |
公式サイト | 全国自治団体労働組合連合 |
概要
編集1970年に旧総評(日本社会党支持)加盟の全日本自治団体労働組合(自治労)、全日本水道労働組合(全水道)および日本都市交通労働組合(都市交)から離脱した労働組合により結成された労働組合の連合体である。
旧同盟加盟(当時民社党支持)の労働組合であるが、現在は自治労、全水道、自治労連は連合に加盟、都市交は連合に加盟していたが、自治労と組織統合した。官公労系の組合としては右派であり、支持政党も立憲民主党より国民民主党に近いとされる。
全国労働組合総連合(全労連)加盟の日本自治体労働組合総連合(「全労連・自治労連」)と区別するために、現在は「連合・自治労連」(かつては「全官公・自治労連」)という略称が使われることもある。まぎらわしいが、両者は全くの別組織であり、考え方も全く違う。なお、一般に自治労連というと、組織規模で勝る日本自治体労働組合総連合(「全労連・自治労連」)を指すことが多い[要出典]が、「自治労連」という略称は、こちらの方が先に名乗っている[要出典]。組合員数は約6000人。
歴史
編集- 1970年に全日本自治団体労働組合(自治労)、全日本水道労働組合(全水道)および日本都市交通労働組合(都市交)から、「労使協調路線」や「ストライキ反対」を主張し、これらの傘下組合から分裂した労働組合により結成された。
加盟組合
編集28組合が加盟しており、1組合が準加盟となっている[4]。
- 東北町職員組合(青森県上北郡東北町)
- 台東区役所職員労働組合(東京都台東区)
- 全北区職員連絡協議会(東京都北区)
- 玉野市役所職員組合(岡山県玉野市)
- 玉野市民病院職員組合(岡山県玉野市)
- 周南地区衛生施設組合職員労働組合(山口県下松市)
- 周南市役所職員組合(山口県周南市)
- 下関市職員組合(山口県下関市)
- 長崎原子爆弾被爆者対策協議会職員組合(長崎県長崎市)
- 楽老会職員組合(長崎県長崎市)
- 大村市職員組合(長崎県大村市)
- 大村新水道労働組合(長崎県大村市)
- 大村市競艇企業局労働組合(長崎県大村市)
- 佐世保市バス労働組合交愛会(長崎県佐世保市)
- 熊本市役所第一職員労働組合(熊本県熊本市)
- 熊本市社会福祉協議会職員労働組合(熊本県熊本市)
- 荒尾市役所新職員組合(熊本県荒尾市)
- 長洲町職員組合(熊本県玉名郡長洲町)
- 八代市役所職員組合(熊本県八代市)
- 八代市水道職員労働組合(熊本県八代市)
- 西都市役所職員組合(宮崎県西都市)
- 日向市役所職員組合(宮崎県日向市)
- えびの市役所職員組合(宮崎県えびの市)
- うるま市役所労働組合(沖縄県うるま市)
- 名護市役所職員労働組合(沖縄県名護市)
- 宮古島市職員労働組合(沖縄県宮古島市)
- 石垣市職員労働組合(沖縄県石垣市)
- 与那国町職員労働組合(沖縄県八重山郡与那国町)
- 釧路市役所労働組合(準加盟)(北海道釧路市)
脚注
編集- ^ 労使協調系の公務員労組であり、全労連加盟の「自治労連(全労連・自治労連)」とは別組織
- ^ “加入しよう - 全国自治団体労働組合連合(自治労連)”. jichirouren.kuron.jp (2021年12月24日). 2024年12月25日閲覧。
- ^ “(2) 全労連の動向”. www.npa.go.jp. 2024年12月25日閲覧。
- ^ 全国自治団体労働組合連合ホームページ