井上謙治
井上 謙治(いのうえ けんじ、1929年2月15日 - )は、日本のアメリカ文学者、翻訳家。 明治大学・桜美林大学名誉教授。
人物情報 | |
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生誕 |
1929年2月15日(95歳) 日本東京都 |
出身校 | 東京大学 |
学問 | |
研究分野 | アメリカ文学 |
東京生まれ。1951年東京大学英文科卒業、53年同大学院旧制満期修了。54年専修大学商経学部専任講師、59年オバーリン大学に学ぶ。61年助教授、63年明治大学工学部助教授、68年理工学部教授、95年定年となり名誉教授、桜美林大学教授、99年退任。ジョン・アップダイクの「ウサギ」シリーズを全訳した。
著書
編集共編訳
編集翻訳
編集- 『野性の棕櫚』(フォークナー、冨山房、フォークナー全集14) 1968
- 『ブラック・ミュージック』(リロイ・ジョーンズ、木島始共訳、晶文社) 1969
- 『絶望からの文学』(ハワード・M・ハーパー、渥美昭夫共訳、荒地出版社) 1969.7
- 『行動と逆行動』(ノーマン・ポドーレツ、百瀬文雄共訳、荒地出版社) 1970
- 『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア-序章-』(J・D・サリンジャー、野崎孝共訳、河出書房新社) 1970、のち新潮文庫 1980、のち改版 2004
- 『終りを待ちながら』(レスリー・A・フィードラー、徳永暢三共訳、新潮社、アメリカ文学の原型2) 1972
- 『沈黙の文学 ヘンリー・ミラーとサミュエル・ベケット』(イーハブ・ハッサン、近藤耕人共訳、研究社出版) 1973
- 『奴隷』【改訳決定版】(アイザック・シンガー、 河出書房新社、エトランジェの文学) 1975
- 『レンブラントの帽子』(バーナード・マラマッド、小島信夫、浜本武雄共訳、集英社) 1975。夏葉社、2010
- 『34歳のミリアム』(アラン・レルチャック、集英社、現代の世界文学) 1977.10
- 『武器よさらば』(ヘミングウェイ、学習研究社、世界文学全集) 1978.3
- 『野性の呼び声 / アーニータ』(ジャック・ロンドン / ドライザー、講談社、世界文学全集87) 1979.6
- 『フィッツジェラルド短編集』全3巻(フィッツジェラルド、渥美昭夫共編訳、荒地出版社) 1981
- 『アメリカ・西部 / 中西部』(リタ・スタイン、英宝社、英米文学史跡の旅) 1982.5
- 『勝者には何もやるな』(ヘミングウェイ、荒地出版社) 1982.10
- 『スタインベック作品論 2』(テツマロ・ハヤシ編、監訳、英宝社) 1982.10
- 『ユダヤ人の兄弟 アイザック・B・シンガーとその兄』(クライヴ・シンクレア、晶文社) 1986.10
- 『死の同心円』(ジャック・ロンドン、国書刊行会、バベルの図書館) 1988.5、新編2012
- 『キャナリー・ロウ 缶詰横丁』(スタインベック、福武文庫) 1989.5
- 『山男にみる生き方の研究 あるクライマーの肖像』(アル・アルヴァレズ、新潮社) 1990.1
- 『汚名 アルジャー・ヒス回想録』(アルジャー・ヒス、晶文社) 1993.7
- 『忘れられた村』(スタインベック、大阪教育図書、スタインベック全集7) 1999.3
- 『ジョン・スタインベック事典』(ブライアン・レイルズバック,マイケル・J・マイヤー編、雄松堂出版、アメリカ文学ライブラリー) 2009.10
ジョン・アップダイク
編集- 『帰ってきたウサギ』(ジョン・アップダイク、新潮社) 1973
- 『日曜日だけの一カ月』(ジョン・アップダイク、新潮社、新潮・現代世界の文学) 1988.9
- 『金持になったウサギ』(ジョン・アップダイク、新潮社、新潮・現代世界の文学) 1992.12
- 『さようならウサギ』(J・アップダイク 新潮社、新潮社、新潮・現代世界の文学) 1997.9
- 『ラビット・アングストローム』(ジョン・アップダイク、新潮社) 1999.7