ハープサル
エストニア共和国の都市
ハープサル(エストニア語: Haapsalu、ドイツ語とスウェーデン語: Hapsal、フィンランド語: Haapasalo)は、エストニア共和国西海岸のレーネ県にある都市で、同県の県都。リゾート地でもあり、風光明媚な海岸線、この一帯で取れる治療用の泥、海岸まで続く瀟洒な町並み、ハープサルショールで知られる。冷戦時代には郊外に空軍基地があった。
Haapsalu Haapsalu linn | |||||
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座標 : 北緯58度57分 東経23度32分 / 北緯58.950度 東経23.533度 | |||||
市長 | Ingrid Danilov | ||||
地理 | |||||
面積 | |||||
市域 | 10.59 km2 | ||||
人口 | |||||
人口 | (2004年現在) | ||||
市域 | 11876人 | ||||
その他 | |||||
等時帯 | EET (UTC+2) |
地理
編集ハープサル湾の入り口南側にあり、対岸はノアローツィ半島である。一帯の海岸には湿地、ラグーン、草地、礁、ヨシ原、干潟などが多い[1]。
歴史
編集町の歴史は1279年に始まる。サーレ・レーネ司教領の中心地となり、ハープサル城(エストニア語: Haapsalu piiskopilinnus)が作られる。
土地の人々はこの地で取れる海の泥を治療に用いてきたが、1825年にロシアの軍医がそれをサンクトペテルブルクに報告、以後ロシアだけでなく世界中から人々が集うようになった。ロシア皇帝やチャイコフスキーも保養に訪れる療養地になる。13世紀以降は、とくにスウェーデン人がこの地に移住、1944年にエストニアからスウェーデン人が去るまでスウェーデン人の町であった。町の女性たちが織るショールも有名になった。
姉妹都市
編集脚注
編集- ^ “Haapsalu-Noarootsi | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2021年7月27日). 2023年4月14日閲覧。