トリプル世界戦
トリプル世界戦(トリプルせかいせん)とは、同じ日に同じ会場でプロボクシングの世界タイトルマッチが3試合行われること。現在まで、日本国内で11度(うち男女1度、女子3度)行われている。
なお、2004年1月3日に大阪市中央体育館とパシフィコ横浜、2009年7月14日にワールド記念ホールと後楽園ホール、2011年12月31日に大阪府立体育会館と横浜文化体育館で行われたそれぞれ3試合および2013年12月31日に大阪府立体育会館と大田区総合体育館で行われる3試合の世界戦に関してもトリプル世界戦と呼ばれることがある。
本項では2003年に米国で行われた「8大タイトルマッチ」も記述する。
日本におけるトリプル世界戦
編集原功は2008年9月までに単一の会場で行われた5度のトリプル世界戦を分析し、2試合でのレフェリー・ストップ以外にKO決着はなかったこと、凡戦は全くなかったもののノックダウンさえ一度もなかったこと、空位の王座を争う決定戦以外の11試合では王者が8勝を収めて勝ち越し、引き分けは皆無だったことなどに注目してデータをまとめている[1]。
男子のみのトリプル戦のうち2004年1月3日、2011年12月31日、2012年12月31日、2013年12月3日、2014年12月30日、2014年12月31日、2017年12月31日、2019年6月19日、2019年12月31日を除き、すべて帝拳プロモーション主催で行われている。
1998年8月23日
編集- WBCミニマム級 暫定王座決定戦
- ● ロッキー・リン(1位=ロッキー/台湾出身) vs ワンディ・チョー・チャレオン(2位=タイ) ○
- 12回判定。リン、挑戦失敗
2003年10月4日
編集- 会場 両国国技館
- 放送 日本テレビ
- WBAスーパーフライ級
- ○ アレクサンデル・ムニョス(王者=ベネズエラ) vs 本田秀伸(挑戦者・14位=グリーンツダ) ●
- 12回判定。本田、挑戦失敗(ムニョス、2度目の防衛成功)
- WBCバンタム級
- △ ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(王者=タイ) vs 西岡利晃(挑戦者・1位=帝拳) △
- 12回判定引き分け。西岡、挑戦失敗(ウィラポン、11度目の防衛成功)
2004年1月3日(2会場での開催)
編集- パシフィコ横浜で開催
- WBCフライ級
- ○ ポンサクレック・クラティンデーンジム(王者=タイ) vs トラッシュ中沼(挑戦者・13位=国際) ●
- 12回判定。中沼、挑戦失敗(ポンサクレック、9度目の防衛成功)
- 大阪市中央体育館で開催
- WBCスーパーフライ級
- ○ 徳山昌守(王者=金沢) vs ディミトリー・キリロフ(挑戦者・1位=ロシア) ●
- 12回判定。徳山、8度目の防衛成功
2004年3月6日
編集- 会場 さいたまスーパーアリーナ
- 放送 日本テレビ
- WBCバンタム級
- ○ ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(王者=タイ) vs 西岡利晃(挑戦者・1位=帝拳) ●
- 12回判定。西岡、挑戦失敗(ウィラポン、12度目の防衛成功)
2007年5月3日
編集- 会場 有明コロシアム
- 放送 日本テレビ
- WBCバンタム級
- ○ 長谷川穂積(王者=千里馬神戸) vs シンピウィ・ベトイェカ(挑戦者・4位=南アフリカ) ●
- 12回判定。長谷川、4度目の防衛成功
2008年9月15日
編集- 会場 パシフィコ横浜
- 放送 テレビ東京
- WBCスーパーバンタム級 暫定王座決定戦
- ○ 西岡利晃(2位=帝拳) vs ナパーポン・キャッティサクチョーチャイ(3位=タイ) ●
- 12回判定。西岡、王座獲得
- WBAミニマム級
- ● 新井田豊(王者=横浜光) vs ローマン・ゴンサレス(挑戦者・1位=ニカラグア) ○
- 4回TKO。新井田、王座陥落(8度目の防衛失敗)
2009年7月14日(2会場での開催)
編集- 会場 後楽園ホール、神戸ワールド記念ホール
- 放送 日本テレビ
- 後楽園ホールで開催
- 神戸ワールド記念ホールで開催
- WBCバンタム級
- ○ 長谷川穂積(王者=真正) vs ネストール・ロチャ(挑戦者・4位=米国) ●
- 1回TKO。長谷川、9度目の防衛成功
2010年3月27日(男女)
編集トリプル世界戦としては初めて女子の試合が含まれた。
- 会場 有明コロシアム
- 放送 TBSテレビ
- 地上波では亀田vsポンサクレック戦のみ放送され、オーレイドンvs黒木戦は後日TBSチャンネルで録画中継。
- WBCミニマム級
- ○ オーレイドン・シスサマーチャイ(王者=タイ) vs 黒木健孝(挑戦者・4位=ヤマグチ土浦) ●
- 12回判定。黒木、挑戦失敗(オーレイドン、5度目の防衛成功)
2011年4月8日
編集初めて3戦とも日本の世界王者による防衛戦となった。
- 会場 神戸ワールド記念ホール(当初は両国国技館を予定していたが、東日本大震災の影響に伴い会場が変更された)
- 放送 日本テレビ
- WBCスーパーフェザー級
- ○ 粟生隆寛(王者=帝拳) vs ウンベルト・グティエレス(挑戦者・3位=メキシコ) ●
- 4回KO。粟生、初防衛成功
- WBCスーパーバンタム級
- ○ 西岡利晃(王者=帝拳) vs マウリシオ・ムニョス(挑戦者・6位=アルゼンチン) ●
- 9回KO。西岡、6度目の防衛成功
- WBCフェザー級
- ● 長谷川穂積(王者=真正) vs ジョニー・ゴンザレス(挑戦者・1位=メキシコ) ○
- 4回TKO。長谷川、王座陥落(初防衛失敗)
日本開催のトリプル世界戦として初めて3試合ともKO決着となった。
2011年5月8日(女子)
編集史上初のトリプル女子世界戦。当初3月12日を予定していたが、東北地方太平洋沖地震により会場が損傷したため延期。
- 会場 後楽園ホール
- 放送 スカイ・A sports+
- WBC女子ミニフライ級
- ● アナベル・オルティス(王者=メキシコ) vs 藤岡奈穂子(挑戦者・4位=竹原&畑山) ○
- 8回TKO。藤岡、王座獲得(オルティス、3度目の防衛失敗)
- WBC女子アトム級
- ○ 小関桃(王者=青木) vs クリカノック・アイランドムエタイ(挑戦者・13位=タイ) ●
- 5回TKO。小関、6度目の防衛成功
史上初めて日本のジムに所属する3選手全員が揃って勝利した。
2011年9月22日(女子)
編集- 会場 後楽園ホール
- 放送 スカイ・A sports+
- WBA女子ミニマム級
- ○ 多田悦子(王者=フュチュール) vs ノンムアイ・ゴーキャットジム(挑戦者=タイ) ●
- 10回判定。多田、6度目の防衛成功
- WBC女子ミニフライ級
- ○ 藤岡奈穂子(王者=竹原&畑山) vs カニタ・ゴーキャットジム(挑戦者・1位=タイ) ●
- 9回TKO。藤岡、初防衛成功
- WBA女子ライトミニマム級 王座決定戦
- ○ 安藤麻里(フュチュール) vs アマラー・ゴーキャットジム(タイ) ●
- 10回判定。安藤、王座獲得
2011年12月31日(2会場での開催)
編集- 大阪府立体育会館で開催
- WBCミニマム級
- ○ 井岡一翔(王者=井岡) vs ヨードグン・トーチャルンチャイ(挑戦者・10位=タイ) ●
- 1回TKO。井岡、2度目の防衛成功
- 横浜文化体育館で開催
- WBAフェザー級
- ○ セレスティーノ・カバジェロ(王者=パナマ) vs 細野悟(挑戦者・8位=大橋) ●
- 12回判定。細野、挑戦失敗(カバジェロ、初防衛成功)
2012年12月31日
編集- 会場 大田区総合体育館
- 放送 テレビ東京
- WBAスーパーフライ級
- ● テーパリット・ゴーキャットジム(王者=タイ) vs 河野公平(挑戦者・8位=ワタナベ) ○
- 4回KO。河野、王座獲得(テーパリット、4度目の防衛失敗)
- WBAスーパーフェザー級 王座統一戦
- ○ 内山高志(王者=ワタナベ) vs ブライアン・バスケス(暫定王者=コスタリカ) ●
- 8回TKO。内山、6度目の防衛成功
男子のみのトリプル戦として初めて日本のジムに所属する3選手全員が揃って勝利した(ただし1試合は日本勢同士)。
また、同日はボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)においても井岡一翔、宮崎亮(ともに井岡)のダブル世界戦が組まれており、同日世界戦としては国内最多の5試合となった。そちらも井岡・宮崎とも勝利している。
2013年3月3日(女子)
編集- 会場 後楽園ホール
- WBA女子ミニフライ級
- ○多田悦子(王者=フュチュール) vs 黒木優子(12位=YuKO)●
- 10回判定。多田、9度目の防衛成功
- WBC女子アトム級
- ○小関桃(王者=青木) vs マリア・ヒメネス(14位=メキシコ)●
- 10回判定。小関、10度目の防衛成功
2013年4月8日
編集- 会場 両国国技館
- 放送 日本テレビ
- WBCスーパーフェザー級
- ●ガマリエル・ディアス(王者=メキシコ) vs 三浦隆司(挑戦者・10位=帝拳)○
- 9回TKO。三浦、王座獲得(ディアス、初防衛失敗)
- WBCバンタム級
- ○山中慎介(王者=帝拳) vs マルコム・ツニャカオ(挑戦者・1位=真正/フィリピン出身)●
- 12回TKO。山中、3度目の防衛成功
2013年12月3日
編集- 会場 大阪府立体育会館
- 放送 TBSテレビ
- IBFミニマム級
- ○ 高山勝成(王者=仲里) vs ビルヒリオ・シルバノ(挑戦者・6位=フィリピン)●
- 12回判定。高山、初防衛成功
- WBOバンタム級
- ○亀田和毅(王者=亀田) vs イマヌエル・ナイジャラ(挑戦者・6位=ナミビア)●
- 12回判定。亀田和毅、初防衛成功
2013年12月31日(2会場での開催)
編集- 会場 大阪府立体育会館、大田区総合体育館
- 放送 TBSテレビ(大阪)、テレビ東京(東京)
- 大阪府立体育会館で開催
- WBAライトフライ級
- ○ 井岡一翔(王者=井岡) vs フェリックス・アルバラード(挑戦者・4位=ニカラグア) ●
- 12回判定。井岡、3度目の防衛成功
- 大田区総合体育館で開催
- WBAスーパーフェザー級
- ○ 内山高志(王者=ワタナベ) vs 金子大樹(挑戦者・8位=横浜光) ●
- 12回判定。内山、8度目の防衛成功
- WBCスーパーフェザー級
- ○ 三浦隆司(王者=帝拳) vs ダンテ・ハルドン(挑戦者・2位=メキシコ) ●
- 9回TKO。三浦、2度目の防衛成功
2014年3月3日(女子)
編集- 会場 後楽園ホール
- 放送 スカイ・A sports+
- IBF女子ライトフライ級
- ○ 柴田直子(王者=ワールドスポーツ) vs グアテルペ・マルチネス(挑戦者・3位=メキシコ) ●
- 10回判定。柴田、初防衛成功
- WBC女子アトム級
- ○ 小関桃(王者=青木) vs アンゴー・ワンソンチャイジム(挑戦者・10位=タイ) ●
- 9回TKO。小関、13度目の防衛成功
- WBA女子ライトミニマム級
- ○ 宮尾綾香(王者=大橋) vs ブアンゲルン・ワンソンチャイジム(挑戦者・5位=タイ) ●
- 5回KO。宮尾、4度目の防衛成功
2014年12月30日
編集- 会場 東京体育館
- 放送 フジテレビ
- WBOスーパーフライ級
- ● オマール・ナルバエス(王者=アルゼンチン) vs 井上尚弥(挑戦者・8位=大橋) ○
- 2回KO。井上、王座獲得。
- WBCライト級 王座決定戦
- ○ ホルヘ・リナレス(1位=帝拳/ベネズエラ出身) vs ハビエル・プリエト(2位=メキシコ) ●
- 4回KO。リナレス、王座獲得
2014年12月31日(2会場での開催)
編集日本でタイトルマッチが1日で5試合行われるのは過去最多。
- 会場 大阪府立体育会館、大田区総合体育館
- 放送 TBSテレビ(大阪)、テレビ東京(東京)
- 大阪府立体育会館で開催
- WBA・WBO世界スーパーバンタム級
- ○ ギレルモ・リゴンドウ(王者=キューバ) vs 天笠尚 (挑戦者・WBA10位・WBO6位=山上) ●
- 11回TKO。天笠、挑戦失敗(リゴンドウ、WBA王座8度目、WBO王座3度目の防衛成功)
- IBF・WBO世界ミニマム級 王座決定戦
- ○ 高山勝成(IBF3位・WBO1位=仲里) vs 大平剛(IBF6位・WBO2位=花形) ●
- 7回TKO。高山、王座獲得
- 大田区総合体育館で開催
- WBAスーパーフェザー級
- ○ 内山高志(王者=ワタナベ) vs イスラエル・ペレス(挑戦者・8位=アルゼンチン) ●
- 9回TKO。内山、9度目の防衛成功
- WBAスーパーフライ級
- △ 河野公平(王者=ワタナベ) vs ノルベルト・ヒメネス(挑戦者・5位=ドミニカ共和国) △
- 12回判定引き分け。河野、初防衛成功
- WBAライトフライ級
- ● アルベルト・ロッセル(王者=ペルー) vs 田口良一(挑戦者・8位=ワタナベ) ○
- 12回判定。田口、王座獲得
2015年5月6日(男女)
編集- 会場 大田区総合体育館
- 放送 テレビ東京
地上波では池原vs江畑のみ放送されず後日YouTubeにてダイジェスト配信。
- WBAスーパーフェザー級
- ○ 内山高志(スーパー王者=ワタナベ) vs ジョムトーン・チュワタナ(挑戦者・7位=タイ) ●
- 2回TKO。内山、10度目の防衛成功
- WBAライトフライ級
- ○ 田口良一(王者=ワタナベ) vs クワンタイ・シッモーセン(挑戦者・14位=タイ) ●
- 8回TKO。田口、初防衛成功
2016年4月27日
編集- 会場 大田区総合体育館
- 放送 テレビ東京
- WBAスーパーフェザー級 王座統一戦
- ● 内山高志(スーパー王者=ワタナベ) vs ジェスレル・コラレス(暫定王者=パナマ) ○
- 2回TKO。内山、王座陥落(12度目の防衛失敗)
- WBAスーパーフライ級
- ○ 河野公平(王者=ワタナベ) vs インタノン・シッチャモアン(挑戦者・2位=タイ) ●
- 12回判定。河野、3度目の防衛成功
- WBAライトフライ級
- ○ 田口良一(王者=ワタナベ) vs ファン・ランダエタ(挑戦者・7位=ベネズエラ) ●
- 11回TKO。田口、3度目の防衛成功
2017年5月2日
編集- 会場 有明コロシアム
- 放送 フジテレビ
- WBCフライ級
- ● フアン・エルナンデス(前王者=メキシコ) vs 比嘉大吾(挑戦者・1位=白井・具志堅) ○
- 6回TKO。比嘉、王座獲得(エルナンデスは前日に体重超過で失格)
2017年10月22日
編集- 会場 両国国技館
- 放送 フジテレビ
- WBAミドル級
- ● アッサン・エンダム(正規王者=フランス) vs 村田諒太(1位=帝拳) ○
- 7回終了TKO。村田、王座獲得
- WBCフライ級
- ○ 比嘉大吾(王者=白井・具志堅) vs トマ・マソン(挑戦者・6位=フランス) ●
- 7回TKO。比嘉、初防衛に成功
- WBCライトフライ級
- ○ 拳四朗(王者=B.M.B)vs ペドロ・ゲバラ(挑戦者・1位=メキシコ) ●
- 12回判定。拳四朗、初防衛に成功
2017年12月31日
編集- 会場 大田区総合体育館
- 放送 TBSテレビ
- WBA&IBFライトフライ級 王座統一戦
- ○田口良一(WBA王者=ワタナベ) vs ミラン・メリンド(IBF王者=フィリピン)●
- 12回判定。田口、WBA7度目の防衛成功、IBF王座獲得
- IBFミニマム級
- ○京口紘人(王者=ワタナベ) vs カルロス・ブイトラゴ(挑戦者・3位=ニカラグア)●
- 8回TKO。京口、初防衛成功
2018年10月7日
編集- 会場 横浜アリーナ
- 放送 フジテレビ
- WBAバンタム級(WBSSバンタム級準々決勝)
- ○井上尚弥(WBA王者=大橋) vs ファン・カルロス・パヤノ(挑戦者・4位=ドミニカ共和国)●
- 1回KO。井上、初防衛に成功、WBSS準決勝進出
- WBCライトフライ級
- ○ 拳四朗(王者=BMB) vs ミラン・メリンド(挑戦者・6位=フィリピン)●
- 7回TKO。拳四朗、4度目の防衛に成功
- WBAスーパーライト級(WBSSスーパーライト級準々決勝)
- ○キリル・レリク(王者=ベラルーシ) vs エドゥアルド・トロヤノフスキー(挑戦者・1位=ロシア)●
- 12回判定。レリク、初防衛成功、WBSS準決勝進出
2018年12月30日
編集- 会場 大田区総合体育館
- 放送 フジテレビ
- WBCバンタム級暫定
- ● ペッチ・CPフレッシュマート(2位=タイ) vs 井上拓真(4位=大橋)○
- 12回判定。井上、王座獲得
- WBCライトフライ級
- ○拳四朗(王者=BMB) vs サウル・フアレス(挑戦者・8位=メキシコ)●
- 12回判定。拳四朗、5度目の防衛成功
2019年6月19日(男女)
編集- 会場 幕張メッセ・イベントホール
- 放送 TBSテレビ
地上波で中継されたのは井岡vsパリクテのみ
- WBOスーパーフライ級王座決定戦
- ● アストン・パリクテ(1位=フィリピン)vs 井岡一翔(2位=Reason大貴)○
- 10回TKO。井岡、王座獲得、日本男子初の4階級制覇
- WBAライトフライ級
- ○ 京口紘人(王者=ワタナベ) vs サタンムアンレック・CPフレッシュマート(10位=タイ)●
- 12回判定。京口、初防衛成功
2019年12月23日
編集- 会場 横浜アリーナ
- 放送 フジテレビ
- WBAミドル級
- ○ 村田諒太(王者=帝拳)vs スティーブン・バトラー(8位=カナダ)●
- 5回TKO。村田、初防衛成功
- WBCライトフライ級
- ○ 寺地拳四朗(王者=BMB) vs ランディ・ペタルコリン(12位=フィリピン)●
- 4回TKO。寺地、7度目の防衛成功
2019年12月31日(男女)
編集- 会場 大田区総合体育館
- 放送 TBSテレビ
地上波では吉田vsシーのみ放送されず※田中vsトロハツは関東・東海ローカル (Paraviでは全試合生配信)
- WBOスーパーフライ級
- ○ 井岡一翔(王者=Reason大貴)vs ジェイビエール・シントロン(1位=プエルトリコ)●
- 12回判定。井岡、初防衛成功
- WBO女子スーパーフライ級
- ○ 吉田実代(王者=EBISU K’sBOX) vs シー・リーピン(中国)●
- 10回判定。吉田、初防衛成功
2024年1月12日(女子)
編集- 会場 後楽園ホール
- 配信 Lemino
- WBA・WBO女子アトム級
- ● 黒木優子(王者=真正) vs 松田恵里(挑戦者・WBA2位・WBO2位=TEAM10COUNT)〇
- 10回判定。松田、王座獲得
山中は兄の山中竜也に次ぐ日本初の兄妹世界王者となった
2024年2月24日
編集- 会場 両国国技館
- 配信 Amazon Prime Video
- WBAバンタム級
- 〇 井上拓真(王者=大橋) vs ● ヘルウィン・アンカハス(挑戦者・9位=フィリピン)
- 9回KO。井上、初防衛成功
- WBCバンタム級
- ● アレハンドロ・サンティアゴ(王者=メキシコ) vs 〇 中谷潤人(挑戦者・1位=M.T)
- 6回TKO。中谷、王座獲得
- WBOスーパーフライ級 王座決定戦
- 〇 田中恒成(1位=畑中) vs ● クリスチャン・バカセグア(2位=メキシコ)
- 12回判定。田中、王座獲得
2024年5月6日
編集- 会場 東京ドーム
- 配信 Amazon Prime Video
日本初の同一興行での四大タイトルマッチ
- WBA・WBC・IBF・WBOスーパーバンタム級
- 〇 井上尚弥(王者=大橋) vs ● ルイス・ネリ(挑戦者=メキシコ)
- 6回TKO。井上、WBC・WBO王座2度目、WBA・IBF王座初防衛成功
- WBOバンタム級
- ● ジェイソン・モロニー(王者=オーストラリア) vs 〇 武居由樹(挑戦者=大橋)
- 12回判定。武居、王座獲得
- WBAバンタム級
- 〇 井上拓真(王者=大橋) vs ● 石田匠(挑戦者・1位=井岡)
- 12回判定。井上、2度目の防衛成功
2024年7月20日
編集- 会場 両国国技館
- 配信 Amazon Prime Video
- WBAバンタム級
- 〇 中谷潤人(王者=M.T) vs ● ビンセント・アストロラビオ(挑戦者・1位=フィリピン)
- 1回KO。中谷、初防衛成功
- WBOスーパーフライ級
- ― 田中恒成(王者=畑中) vs ― ジョナタン・ロドリゲス(挑戦者・12位=メキシコ)
- ロドリゲスの体重超過により中止
2024年10月13日・14日
編集- 会場 有明アリーナ
- 配信 Amazon Prime Video
日本初の2日間連続かつ同会場での同一興行ならびに2日間にかけて七大世界戦を実施
- 2024年10月13日
- WBAバンタム級
- ●井上拓真(王者=大橋)vs ◯堤聖也(挑戦者・1位=角海老宝石)
- 12回判定。井上、王座陥落(3度目の防衛失敗)
- WBCフライ級 王座決定戦
- ◯寺地拳四朗(1位=BMB)vs ●クリストファー・ロサレス(2位=ニカラグア)
- 11回TKO。寺地、王座獲得
- WBAフライ級
- ◯ユーリ阿久井政悟(王者=倉敷守安) vs ●タナンチャイ・チャルンパック(挑戦者・15位=タイ)
- 12回判定。阿久井、2度目の防衛成功
- WBOライトフライ級 王座決定戦
- ◯岩田翔吉(1位=帝拳)vs ●ハイロ・ノリエガ(2位=スペイン)
- 3回TKO。岩田、王座獲得
- 2024年10月14日
- WBCバンタム級
- ○中谷潤人(王者=M.T)vs ●ペッチ・CPフレッシュマート(挑戦者・1位=タイ)
- 6回TKO。中谷、2度目の防衛成功
- WBOスーパーフライ級
- ●田中恒成(王者=畑中) vs ○プメレレ・カフ(挑戦者・5位=南アフリカ)
- 12回判定。田中、王座陥落(初防衛失敗)
- WBOフライ級
- ―アンソニー・オラスクアガ (王者=米国・帝拳)vs ―ジョナサン・ゴンサレス(挑戦者・1位=プエルトリコ)
- 1回無判定。ゴンサレス、偶然のバッティングによる負傷で試合続行不可
8大タイトルマッチ
編集- 2003年12月13日にアメリカ合衆国アトランティックシティのボードウォーク・ホールでドン・キング率いるドン・キング・プロダクションズ主催で8大タイトルマッチが行われた。イベント名は「アンプレッセデンテット・ラージ・ボックス・オフィス」(かつてない大興行)。一興行における最多世界戦の記録となっている。しかし、HBOがペイ・パー・ビューで放送が行われたのは5試合(3団体ミドル級タイトルマッチ、ウェルター級3団体統一戦、ヘビー級暫定王座決定戦、スーパーライト級タイトルマッチ、スーパーウェルター級タイトルマッチ)だけで(ライトフライ級王座統一戦、スーパーフライ級タイトルマッチ、クルーザー級タイトルマッチは後日録画放送)、第1試合(ライトフライ級王座統一戦)に至っては試合開始時の観客はゼロだった(記者席は満員になり、第1試合3回から埋まりだした(ほとんどの観客はロビーのテレビで観戦していた))[3]。
試合結果
編集- 8試合目(メインイベント) WBA/WBC/IBF世界ミドル級王座統一戦
- ○ バーナード・ホプキンス(WBAスーパー/WBC/IBF王者) vs. ウィリアム・ジョッピー(WBA王者) ●
- 12回判定3-0
- 7試合目 WBA/WBC/IBF世界ウェルター級王座統一戦
- ○ コーリー・スピンクス(IBF王者) vs. リカルド・マヨルガ(WBA/WBC王者) ●
- 12回判定2-0
- 6試合目 WBA世界ヘビー級暫定王座決定戦
- ○ ジョン・ルイス vs. ハシーム・ラクマン ●
- 12回判定3-0
- 5試合目 WBO世界スーパーライト級タイトルマッチ
- ○ ザブ・ジュダー(王者) vs. ハイメ・ランヘル(挑戦者) ●
- 1回KO
- 4試合目 WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ
- ○ トラヴィス・シムズ(挑戦者) vs. アレハンドロ・ガルシア(王者) ●
- 5回 KO
- 3試合目 WBC世界クルーザー級タイトルマッチ
- ○ ウェイン・ブライスウェイト(王者) vs. ルイス・ピネダ(挑戦者) ●
- 1回 TKO
- 2試合目 IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ
- ○ ルイス・アルベルト・ペレス(王者) vs. フェリックス・マチャド(挑戦者) ●
- 12回判定3-0
- 1試合目 WBA/IBF世界ライトフライ級王座統一戦
- △ ロセンド・アルバレス(WBA王者) vs. ホセ・ビクトル・ブルゴス(IBF王者) △
- 12回判定ドロー
脚注
編集- ^ 原功 (2011年3月30日). “トリプル世界戦の意外な数字”. 日刊スポーツ. 2011年3月30日閲覧。
- ^ 9・15テレ東が「4大世界戦」ロング中継 日刊スポーツ 2008年8月2日閲覧
- ^ 第1試合は観客ゼロ!! - デイリースポーツ