【最新ニュース】ピンタ島亜種、復活するか──
2012年11月19日
【ピンタ島ゾウガメ、イサベラ島に】
6月に亡くなったロンサムジョージ。ピンタ島亜種最後のゾウガメと言われていましたが、海を隔てた隣の島イサベラ島で、17頭の、ピンタゾウガメの遺伝子をもつ個体がいることが判明しました。イエール大学の研究者がBiological Conservationという科学誌で明らかにしました。
研究者らは、2008年にイサベラ島ウォルフ火山で採取した約1600頭のゾウガメの血液サンプルを解析し、博物館のピンタゾウガメやジョージの遺伝子と比較した結果、少なくとも片方の親がピンタ島亜種のゾウガメが17頭いた、ということです。中でも、15才未満の若い個体が5頭見つかったそうです。この島には、現在およそ8000頭のゾウガメがいるとされており、更なるジョージの「親戚」の発見が期待される他、ピンタ島亜種「純血」個体も、生息している可能性が高い、としています。
イサベラ島ウォルフ火山周辺の海では、1800年代頃に、ゾウガメを大量に捕獲した海賊船や捕鯨船が、積み過ぎたゾウガメを海に捨てていたことが、文献に残っています。今年1月、170年以上前に絶滅したとされていたフロレアナ島のゾウガメが、この火山周辺で生き残っている可能性を、同じ研究者のグループが発表。
■絶滅ゾウガメ、復活の可能性 2012年01月13日
研究者らは今後も調査を続けるとしており、絶滅してしまったジョージの亜種が復活するかもしれない、と期待が高まっています。
ジョージは救うことができませんでしたが、ピンタ島亜種が生き残っている可能性があるのなら、JAGAとしても全力で復活を支援したいと思います!
当会Facebookページより。
Posted by ジョージ・フィンチ at 17:43│Comments(0)
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