larabeeさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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大河への道(2022年製作の映画)

4.4

【立川流の最高傑作立川志の輔、の最高傑作】

もう何年も毎年立川志の輔師匠の高座に足を運んでいる。古典も創作もどちらのクオリティも高すぎて、上方一筋の私ですが一度聴いただけでハマってしまった。

そん
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セーラー服色情飼育(1982年製作の映画)

4.4

【これは下元史朗の作品】

高得点ですみません。確かににっかつロマンポルノの体裁を取っているし、可愛かずみのデビュー作としてよく知られているが、そこで終わらせるのはもったいない名作だと私は思う。

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馬鹿まるだし(1964年製作の映画)

3.4

【馬鹿はゆくゆく銅像になる】

いつかは『馬鹿が戦車(タンク)でやって来る』を観たいと思い始めて幾歳月。レンタルでも見当たらず諦めていたところ、この度U-NEXTで発見(さすがU-NEXT!)。

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あゝひめゆりの塔(1968年製作の映画)

3.5

【「ああ」ではなく「あゝ」っていうところがいい】

前半は戦時下なのに結構キャピキャピ(死語)した女学生の日常が描かれており、あんまり戦争の緊迫感無いなぁ、なんて思って観ていたが、後半にかけてその反動
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

【「全人類数奇な人生グランプリ」優勝者のお話】

2歳に即位した清朝最後の皇帝で、のちの日本の傀儡政権である満州帝国の皇帝にもなった愛新覚羅 溥儀の生涯を描いた大作。

権力の中枢にいながら結局最後は
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プラトーン(1986年製作の映画)

4.3

【何故かやりたくなるプラトーンのポーズ】

8月なので戦争について考えようと(太平洋戦争ではありませんが)鑑賞。

ベトナム戦争を描いているというよりも、戦争という極限状態での人間のあり方を描いている
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.9

【仮面の口の部分の竹串みたいなとこが可愛いレクター】

30年振りくらいに再鑑賞。多分当時話題になっていたのでレンタルビデオ屋で借りて観たと思う。

細かいストーリーは覚えていなかったのだがテイストは
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.5

【伊藤克信の訛りはこのあとも取れません】

マイベストの一つである『家族ゲーム』の森田芳光監督のデビュー作であり、もう何十年も前から観たかった作品。DVDレンタルにも無くTVや劇場て再演されるチャンス
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

4.4

【そりぁ結婚するわな】

お互いが敵の組織の暗殺者と知らずに結婚したジョンとジェーン。もう設定から惹きつけられる。

偽装の日常と本業の暗殺を淡々とこなしながら何食わぬ顔で夫婦生活を続ける二人。片方だ
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MAMA(2013年製作の映画)

3.2

【ジェシカの使い方が最も勿体ない作品】

私にとって最高にカッコいい女性の代表格であるジェシカ・チャスティン(日本名平野ノラ)。あらすじもサスペンス感たっぷり、かつジェシカなら観ないと!

そんな動機
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座頭市(1989年製作の映画)

3.6

【史上最大に不味い味噌汁】

観た事無いのに知ってるツモリでいるシリーズ。やはり観ないと語れないよな。

勝新と言えば「座頭市」。勝手にギラギラした剣豪、非情だが腕の立つ盲目の剣豪だと思ってたら違った
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.5

【キッカケは『バビロン』】

観ないとわからない。もっと雨のシーンが多く、楽しくて傘さして自然に唄い出す、って言う勝手なイメージだけでストーリーを作ってしまっていた。

観ないとわからない。

過去の
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.3

【どんな作品でもヒトラー役には似てる人しかキャスティングされません】

ヒトラーが追い込まれていく最後の12日を描いた作品。そこには大衆の前で自信たっぷりに演説する姿は無い。

敵に攻められ、裏切る部
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犬王(2021年製作の映画)

2.0

【尺は短いのに、私には長尺作品でした】

友人との映画鑑賞会の課題作になったので観ました。という事は課題作でなければ観なかったであろう作品。

アニメ映画苦手、ミュージカル苦手な私が気にいる訳もなく(
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.3

【タリア・シャイアは山村紅葉か?】

『ゴッドファーザー』の完結編。私自身、キッチリ順番通りオリジナルを観ないと気が済まない性分なので、本来ならオリジナルの『ゴッドファーザーⅢ』を観なければならないの
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ビザンチウム(2012年製作の映画)

3.2

【ドラキュラは苦手ザマス】

眠い目を擦りながら観たので、作品が幻想的な上に後半にかけて更に幻想的に。

『クライング・ゲーム』だけで全面的にニール・ジョーダンをリスペクトしてしまう私。だから『ブレイ
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

3.9

【ジェシカ萌え】

無性にカッコいい女性を見たくなって、物色しているとやっぱり女性スパイ作品にぶち当たる。

カッコいい女優の筆頭で、私の最近のお気に入りであるジェシカ・チャスティン。どっちかというと
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.4

【近くのラーメン屋にお忍びでキアヌ・リーブスが来た(らしい)】

ワイヤーアクションを広めた功績が大きいにもかかわらず実は観たこと無かった。観てないのに知ってるつもりになってる作品の一つ。配信終了も観
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.8

【ひょうたんから黄門】

秋刀魚が食いたくなるかと思いきや、結局どこにも秋刀魚は登場せず。小津作品には仮題のまま本タイトルになった作品か結構あるようなのでこれもその流れのよう。

秋刀魚は登場しないが
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.0

【上官のメガネはエルトン仕様】

二重スパイ、そこに男女の関係まで(女女の関係まで!)もつれ込むから、ややこしいったらありゃしない。

だけど、だからこそストーリーが何重にも重なったサスペンスとなり作
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活きる(1994年製作の映画)

4.3

【空腹時の饅頭はゆっくり食べること】

1940年代の中国、賭け事が辞められない金持ちの道楽息子の福貴。物語は福貴が賭けで負けて抵当に入れていた自宅を取り上げられて無一文になるところから始まる。

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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.5

【鬼太郎のオヤジ大活躍】

「追い詰められ系」のトム・クルーズ、好きです。『ザ・ファーム』とか『ア・フュー・グッドメン』とか。もちろん『MI-Ⅱ』も。

2054年のワシントンでは、特殊な能力を持った
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新網走番外地(1968年製作の映画)

3.5

【時代背景を考慮してそのまま放映します】

1968年ってまだまだ戦後だったという事がよくわかる。今じゃあ受け入れられない差別的な表現も「時代背景を考慮してそのまま放映します」のパターン。結局これって
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.3

【サスペンスの皮を被ったホラー】

サスペンスならもっと理由とかストーリーをしっかりと描いてくれないと。単なる怖がらせるなら安物のホラー。

決してホラーというジャンルを馬鹿にしているのではなく、それ
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

4.2

【ベトナム戦争を知るキッカケにしたい】

コロナがキッカケで沢山の映画に出会い、世の中で起きている事件や事象や社会問題を沢山知る事が出来た。映画を通じて確実に知識が増えたと思う。

一方で、もっと知識
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.4

【リメイクでも溢れる韓流の匂い】

交通事故で失明したもと警官の女性が遭遇した事件の犯人を追う、と言う話。目が見えない中でどうやって犯人を探し出せるのか?そして彼女は犯人から身を守れるのか?

設定の
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.8

【時々現れる、優しいバージョンのデ・ニーロ】

脱獄犯でりながら、ふとした事から神父と間違われたネッドとジム。勘違いから物語が進んでいく。

追いかける警察、ギリギリの所で逃れながら教会に身を潜めるネ
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ロサンゼルス女子刑務所(2014年製作の映画)

3.6

【女子刑務所、ここまで想像した通りだとは】

この前、会社のベテランパートさんから聞いた話。

そのベテランパートさんの部署に自己主張の激しい中堅パートさんが転勤してきた。案の定、早速わがまま言い放題
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.3

【あのメガネと髪型はアカン】

二枚目のカッコいい俳優やミュージシャンがタマにポロッと面白い事言うのには笑ってしまうのだが、最初から面白い立ち位置にいる風の人、凄く苦手なんです。

お笑い芸人じゃない
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.1

【「タトゥーいりませんか?」そんなキャッチあるんや】

決してこれまで報われた人生では無い。が、ようやく手に入れた幸せ。それをも取り上げられる。本当に頑張っている人が報われる世の中でありたい。

移民
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.2

【オレはわかるぜ、健さん】

世の中の流れに取り残された不遇な男たち。彼らは世間を見返す為、そして自分たちのこれからの生活を取り戻す為、新幹線に爆弾を仕掛け身代金を要求する。彼らが仕掛けた爆弾は新幹線
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.9

【実はハシュハシユマガジンが一番情報持ってたりして】

エリート警官を目指すエド、刑事ドラマの監修も行い顔役刑事のジャック、暴力も厭わず妥協を許さない捜査のバド。性格も信条も異なる三人の刑事。彼らはそ
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.2

【最大顔面ラストシーン万歳】

晩年は鬼越トマホークもビックリのケンカ芸で名を馳せた大島渚と野坂昭如。その片割れがこんな感性豊かな作品を撮るなんて(もう一人も『火垂るの墓』書いたとは思えない、恐るべし
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

4.1

【今のミッキー・ロークが演じるとホラー要素マシマシ】

私立探偵のエンゼル(ミッキー・ローク)はサイファー(ロバート・デ・ニーロ)からの依頼で歌手のジョニーという男の行方を追う。だがエンゼルが行く先行
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エージェント・マロリー(2011年製作の映画)

3.9

【こんなところにマイケル・ダグラス】

敏腕工作員のマロリー。依頼を受けた仕事は完璧にこなすカッコいい女性。

マロリーはある依頼に関してハメられてしまい、そこから彼女の孤独な戦いが始まる。

一体誰
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スキャンダル(1976年製作の映画)

4.4

【変態的エロ芸術作品】

アマプラの配信終了リストを観てたら何故か引っかかってしまい、何の予備知識も無く鑑賞。

大学教授夫人で、自分も薬剤師として薬局を経営するハイソサエティのエリアーヌ。

その薬
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