本当に社会の教科書読んでるみたいな感覚になる。資料的に勉強にはなるが、1800円払って足を運んでまで観る“映画”のリッチさや色気のようのものがまるで画面から漂ってこない。ずっと画面が死んでいる感じ。キャストが豪華なはずなのに、スター顔見世興行感がまるで感じられないのも寂しい←これは個人的な思い入れによるとは思いますが。
まぁ直前に観たのがウェス・クレイヴンの怪作『ショッカー』(今月末で配信終了)という、映画的ウソとケレン味の塊みたいな映画だったので、そことの落差を感じやすくはなってしまったとは思うが。
野木さん脚本の映画では、
『アイアムアヒーロー』や『カラオケ行こ!』はむちゃくちゃ映画的躍動感があったので、これは完全に演出家の問題なのでしょう。監督の塚原あゆ子さんは、映画『わたしの幸せな結婚』もイマイチ弾けてなかったので、ドラマ『最愛』は良かったしやっぱりドラマ畑の人かなと。