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取材から受けた会社の印象
競争が激しい、グラビア印刷業界。その中でも同社が大手企業に選ばれる理由について伺いました。
例えば、フィルムや機能材に対して、部分的にコーティング・印刷ができる「パターンコーティング」や「パターン印刷」が可能。全面的に加工する際とは異なり、食品容器であれば商品名を表示するラベルの削減に繋がるなど環境問題の緩和にも貢献できるそうです。
衛生管理が行き届いた設備も選ばれる理由の1つ。フィルムや機能材を加工する際は、クリーン環境が要求されますが、同社の場合は一立方メートルの空間の中でも0.5μmの粒子が1000個未満ととても少ないのです。
これらを実現できるのは、中小規模の会社では珍しくエンジニアリング部を配置しているから。そのため、クライアントのニーズに適したマシンを使って技術や設備を開発できるといいます。
こうした強みから、「何かあったら中本さん」と頼られる同社。安心して活躍できると感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■日本を代表する企業との協業が実現する。
クライアントには、日本を代表する化学メーカーや電機メーカー、自動車メーカー、食品容器メーカーなどもあるそう。これらの企業には、依頼された開発を行なうだけでなく、協業して開発を行なうケースもあります。
例えば、大手のコンビニで販売されているサラダ。以前は、容器のフタに、容器と同じ素材の厚いプラスチックを使用していたものの、プラスチック削減の風潮により「トップシール」と呼ばれる薄いフィルムを開発することに。その際、大手電機機器メーカーと協業し、ラベルなしで商品名や原材料を直接印字できる「ラベルレスサーマル」を製品化したそう。これは、フィルムに対して部分的にコーティングができる技術(パターン印刷)を同社が開発したことにより可能になったといいます。このように、日本を代表するようなBtoB企業と協業し、その結果、身近な商品に携われることも仕事の魅力でしょう。
■開発した技術が、最新技術に使われる。
現在は、電気自動車に使われる、リチウムイオンバッテリー用の部材の開発にも携わっているそう。このバッテリーは「全固体電池」などの「次世代電池」と呼ばれ、充電時間10分以下で航続距離が1000km/kWh以上のEVが可能になるといいます。ちなみに従来の電池では、1000km/kWh以上の航続距離に必要な充電時間は約20分だそう。
こうしたEVの性能を高める製品の用部材においても、パターン印刷を応用して開発が行なわれています。このように、先進的な技術に貢献できることも、やはり大きなやりがいになるのだろうと感じました。
クライアントには、日本を代表する化学メーカーや電機メーカー、自動車メーカー、食品容器メーカーなどもあるそう。これらの企業には、依頼された開発を行なうだけでなく、協業して開発を行なうケースもあります。
例えば、大手のコンビニで販売されているサラダ。以前は、容器のフタに、容器と同じ素材の厚いプラスチックを使用していたものの、プラスチック削減の風潮により「トップシール」と呼ばれる薄いフィルムを開発することに。その際、大手電機機器メーカーと協業し、ラベルなしで商品名や原材料を直接印字できる「ラベルレスサーマル」を製品化したそう。これは、フィルムに対して部分的にコーティングができる技術(パターン印刷)を同社が開発したことにより可能になったといいます。このように、日本を代表するようなBtoB企業と協業し、その結果、身近な商品に携われることも仕事の魅力でしょう。
■開発した技術が、最新技術に使われる。
現在は、電気自動車に使われる、リチウムイオンバッテリー用の部材の開発にも携わっているそう。このバッテリーは「全固体電池」などの「次世代電池」と呼ばれ、充電時間10分以下で航続距離が1000km/kWh以上のEVが可能になるといいます。ちなみに従来の電池では、1000km/kWh以上の航続距離に必要な充電時間は約20分だそう。
こうしたEVの性能を高める製品の用部材においても、パターン印刷を応用して開発が行なわれています。このように、先進的な技術に貢献できることも、やはり大きなやりがいになるのだろうと感じました。
厳しさ■成功を経験していない段階では、挫折を感じることも。
クライアントは、今まで世の中にない先進技術の開発を行なってきた企業であり、同社はそれに対応できる加工技術を生み出すことを期待されています。そのため、求められる品質や、実現する難易度も高い案件が多いとのこと。そうした際は失敗を繰り返し、更には開発スケジュールのリミットがあるため、試練と忍耐の日々が続きます。成功をイメージすることでモチベーションを高めていきますが、まだ開発において成功体験を積んでいない段階では、挫折してしまうこともあるそう。慣れないうちは、失敗を繰り返す日々につらく感じることもあるでしょう。
クライアントは、今まで世の中にない先進技術の開発を行なってきた企業であり、同社はそれに対応できる加工技術を生み出すことを期待されています。そのため、求められる品質や、実現する難易度も高い案件が多いとのこと。そうした際は失敗を繰り返し、更には開発スケジュールのリミットがあるため、試練と忍耐の日々が続きます。成功をイメージすることでモチベーションを高めていきますが、まだ開発において成功体験を積んでいない段階では、挫折してしまうこともあるそう。慣れないうちは、失敗を繰り返す日々につらく感じることもあるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎幅広い分野における開発に携わりたい方
開発する塗工液や塗工方法は、食品容器やスマートフォン、液晶モニターなどのITデバイス、医薬品、建装材など、さまざまな業界が製造する商品に使用されます。幅広い分野における開発に携わりたい方や、身近な商品の製造に貢献したい方にピッタリです。
開発する塗工液や塗工方法は、食品容器やスマートフォン、液晶モニターなどのITデバイス、医薬品、建装材など、さまざまな業界が製造する商品に使用されます。幅広い分野における開発に携わりたい方や、身近な商品の製造に貢献したい方にピッタリです。
向いていない人▲コミュニケーションを取ることが苦手な方
試作の際は、クライアントも立ち合うケースが多いとのこと。各プロジェクトにつき週に換算すると8回ほど試作を行ないますが、その際はクライアントとのコミュケーションが発生します。極端に人と関わることが苦手な方には、向いていないでしょう。
試作の際は、クライアントも立ち合うケースが多いとのこと。各プロジェクトにつき週に換算すると8回ほど試作を行ないますが、その際はクライアントとのコミュケーションが発生します。極端に人と関わることが苦手な方には、向いていないでしょう。