トグル 【toggle】

概要

トグル(toggle)とは、留め釘、ダッフルコートの棒状のボタンなどの意味を持つ英単語。ITの分野では、同じ操作や処理によって二つの状態が交互に切り替わるような仕組みのことをこのように呼ぶ。

コンピュータの操作画面上で、同じ操作によってオンとオフが切り替わるような操作要素を「トグルボタン」(toggle button)あるいは「トグルスイッチ」(toggle switch)という。メディアプレーヤーの再生ボタン(押すたびに再生と一時停止が切り替わる)などによく使われる。

プログラミングの分野でも、同じ処理や命令の実行によって二つの状態が交互に反転するような処理のことを「トグル動作」「トグル処理」などと呼ぶ。例えば「x=1-x」という代入文は、初期状態がx=0の場合、実行するたびにxが0なら1に、1なら0に切り替わる。

(2019.12.18更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。