限界とは、それ以上先に進んだり、能力の向上ができなくなる境界線の事である。度合いの行き止まり。
限界は、何かがそれ以上の値を示さなくなることである。
人間が何かをしていて「限界」という単語を使った場合は、決定付けるのは個人の身体能力、周囲の環境など多数の要素があり、精神的な限界も多い。エンジンなどに代表される機械・機関等にも存在しており、限界を超えると故障の原因となる。
創作の世界においては、バトル漫画のキャラクターが限界を超えることによってさらなる力を手に入れたり、あるいは限界を超えて能力を使用したためにリスクが降りかかったりする。また、SF等においては、エンジンなどを限界を超えて稼動させたために暴走が発生する、などといった使われ方がされている。
ひとつの構成物として物事を見た場合、そこには必ず物理的限界が存在する。人間がたんぱく質の塊である以上、そこには物理特性が存在し、どれほど鍛えたとしてもその物理特性を超えた能力は引き出せない。同様に、機械もその構成物質や設計その他が作り出す物理限界は超えることはできない。
分かりやすく言うのであれば、生身の人間は空を飛ぶことができない、生身の人間は水中で長期間生存できない、生身の人間は極低温あるいは炎に触れて正常な状態でいられない、などが物理的限界である。
『思い込み』の記事も参照。
こちらは当然の事ながら人間にしか存在していない。いわば人間が『できるわけがない』と先に思い込んでしまっているからこそ作られる限界である。こちらの限界には、周囲の環境や社会常識が大きく関係している。
また、精神的限界は人類全体に存在しており、一度それを突破するものが現れてしまえば、それに続くものが次々に現れる場合が多い。この人類全体の精神的限界を最初に突破した人物は歴史に名を残すこともある。例えば『人間が自由に空を飛べるわけがない』という精神的限界を突破したライト兄弟は、飛行機の発明者として名を残している。
個人レベルにおいても、精神的限界をはずすことは大きな変化をもたらす。ただし、単なる気の持ちようで大きな記録向上を達成することがある反面、間違った方向に限界を超えてしまうと自分だけでなく周囲にまで危害を加えてしまうことがあるので注意が必要である。
ニコニコ大百科においては「まっすぐ限界説」に代表される限界を迎えてしまった事象が登録されている。これらについては視聴者という無数の観測者によって観測され、コメントの報告によって限界を超えてしまったことが確認されている。
また、これらとは別に、いろいろと物理的限界を超えてしまった事象が多数登録されている。具体的にいうなら、科学の限界を超えて初音ミクはやって来て、信仰に耐え切れず限界を超え「頭がパーン」となり、限界を超えて同調してしまったが故に「シンクロ率400%」になって完全に取り込まれ、快楽の限界を超え「ヘヴン状態」に突入したかと思えば、煩悩の限界を超え「ふぅ・・・」という吐息と共に紳士へと解脱し、「もうゴールしてもいいよね」と肉体の限界を訴えるのである。
さらに、精神的限界を(主に間違った方向に)超えてしまった項目も多数存在している。通常ならありえない行為を受け入れてしまうということも、常識という精神的限界を突き抜けた結果である。常識にとらわれていては(ry。具体的には、「もうロリコンでいいや」とモラルの限界を超え、「こんな可愛い子が女の子のはずがない」と性別の限界を超え、「我々の業界ではご褒美です」と痛みと快楽の限界を超え、最後には常識の限界を超えてしまったが故に「病院が来い」といわれるのである。
数学的な限界は「絶対に超えることができない値」と定義される。
例えば、お皿にりんごが10個乗っている場合を考える。
お皿のりんごは10個しか食べられない。この「10個」が数学的な「限界」である。
数学的に「限界を超える」場合、お皿にりんごが10個しかない状態でりんごを11個食べたり、12個食べたりすることになってしまう。この考えは、フィクション作品の「限界」と使われ方が違うので注意。
また、工学分野でも「限界」という単語は頻繁に出てくる。この場合の限界は、絶対に超えることができないと定義される。物作りの仕事などでは重要なポイントとなる。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/04(土) 18:00
最終更新:2025/01/04(土) 18:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。