角川マガジンズとは、株式会社KADOKAWAが保有するブランド名である。
以前は角川グループホールディングスの子会社であった。有り体に言えば、ザ・テレビジョンや東京ウォーカーなど情報誌を発行しているクロスメディア部門である。ラーメンウォーカーもここ。
母体は意外に古く、角川書店が、1982年に他社から引き抜いた人材で設立した『株式会社ザテレビジョン』が今の系譜にあたる。『ザテレビジョン』ではその名の通り、ザ・テレビジョン等を発行しておりその当時の部門責任者は現会長の角川歴彦であった。、1983年には2013年現在株式会社KADOKAWAの社長である佐藤辰男がザ・テレビジョン別冊という形で『コンプティーク』を創刊する。
また1985年には、ザ・テレビジョンのアニメコーナーから実績を積んでザ・テレビジョンの別冊という形で『ニュータイプ』を創刊する。コンプティークもその後派生し、さらにそこから少年エースや角川スニーカー文庫やメディアワークスも含め角川の萌えエンタメ路線の源流となっており角川書店の国文学のお固い出版社からの一般大衆・娯楽出版社への転換の歴史を角川マガジンズに見れることになる。
1992年に角川お家騒動にて角川書店本体に吸収合併され角川書店雑誌事業部となり、様々の変遷を経て、2006年に再び分社化され、角川ザテレビジョンが設立されている。
2007年には角川グループホールディングスが、角川マガジングループという中間持株会社を設立し、セゾングループから買収した角川エスエスコミュニケーションズ(旧社:チケットセゾン)、角川マガジンズ(旧社、角川雑誌編集部で花時間やCDでーた、DVDでーた等を発行していた部署)を傘下とした。2008年に角川マーケティングに社名変更し、角川グループ各社より、角川ザテレビジョン、角川モバイル、角川クロスメディア等角川グループ内のクロスメディア事業を譲り受け統括した。
2009年には中間持株会社の角川マーケティングは角川メディアマネジメントに社名変更し、その子会社の角川ザテレビジョンは同じく子会社の2006年に角川書店から分社化されたウォーカー編集部や広告出稿、マーケティングを事業とした角川クロスメディアを吸収合併し、角川マーケティングに社名変更した。ウォーカー系の情報誌も発行することになる。
2010年には角川マーケティングを角川メディアマネジメントが吸収合併し、即日角川メディアマネジメントが角川マーケティングに社名変更し、2011年1月には角川エス・エス・コミュニケーションズを吸収合併した一方、2011年3月に角川マガジンズ(CDDVDでーた、花時間等を発行していた部署)をエンターブレインに吸収合併させ再編を終了した。
角川グループのクロスメディア事業の再編の総仕上げとして、2011年7月に角川マーケティングから現在の社名・ブランドカンパニー名である、角川マガジンズに社名変更した
2000年代後半に入り、リーマンショック以降の広告出稿の減少により、慢性的な赤字に悩まされることになった。吸収合併時にも吸収合されるグループ9社内では一番業績が悪かった。(詳しくは角川グループホールディングスのIR参照)
ウォーカー系の縮小・休刊(週刊または月刊が東京ウォーカー、関西ウォーカー、東海ウォーカー、横浜ウォーカー、福岡の五誌体制、北海道は季刊に)となったり、社長・専務が辞任する等の改革が行われた他、角川SSC新書やアニメ関連などのムックの刊行等、情報誌専門会社とは言えない事業まで手を広げていくことになる。
2013年10月にグループ全体の再編により株式会社KADOKAWAに吸収合併されブランドカンパニーとして残ることになった。上部部署はメディア&インフォメーション事業統括本部となる。同じメディア&インフォメーション事業統括本部にはエンターブレインのブランドカンパニーが入る。
2015年4月1日、ブランドカンパニーを廃止し、ジャンルごとの局として再編することになり、
組織としての「角川マガジンズ」は消滅することになる。「角川マガジンズ」の名称はブランド名として残る。
エンターテイメント関連が得意な他社に先駆けて、艦隊これくしょん-艦これ-の公式ファンブック『艦これ白書』を刊行することになるも、角川グループの萌え等エンタメ路線の源流とはいえない、多数の写植ミス・誤植や愛の無い編集内容に批判が殺到することになった。結果、角川グループ内の得意な他の編集部の応援が入っている模様。
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最終更新:2024/12/26(木) 05:00
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