欧州版とは、主にヨーロッパ圏で発売されている作品に対して使われる呼称である
日本で発売されているものは「日本版」。アメリカ(特に北アメリカ)で発売されているものは「北米版」。中国とか韓国とかのアジア圏で発売されているものは「アジア版」。…など国によって呼称を使い分けるのには意味がある。各国のニーズや需要・供給・価値観・政治的背景などを見越し、製作陣が国によって作品の内容を微妙に変えるからである。そうしないと結果的に現地のニーズに合わず、中身を確かめる前から消費者がそっぽを向き、売り上げが大変なことになってしまう可能性があるからだ。ただ、欧州は言語を除いてほとんどが似通っていており、パッと見て見分けが付かないためか「フランス版」や「イギリス版」などと、欧州の国々によって呼称を使い分けることは日本ではあまり無い。 以下に作品のジャンルによっての欧州版と諸外国版の違いを記す。
音楽というテキストによる表示があまり無いジャンルであるため基本欧州でも北米でも内容にさほど違いは無いが、マリリンマンソンなど現実で青少年にあまりよろしくない行動をされているミュージシャンなどは国によってはそもそもCD自体が発売禁止にされたり、過激な歌詞がカットされていたりする。ほかミュージックビデオの過激なパフォーマンスの一部がドイツやイギリス版ではカットされる。特にドイツでは諸外国ではさほど問題にならないようなデスメタル系の歌詞の一部がカットされていたりする。クラウザーさん涙目。
映画に関してはイギリスの映画審査団体、「BBFC(British Board of Film Classification)」とドイツの審査団体、「USK(Unterhaltungssoftware Selbstkontrolle)」は検閲が厳しいことで有名で、イギリスでは過度の暴力描写と性的描写、ドイツでは過激な暴力描写と例の総統閣下に関連する単語やシーンがカットされる。過激な台詞も同様。おっぱいぷるんぷるん!(検閲により削除されました)
審査基準がアメリカと違うのかそれともサボったのかは不明だが、欧州のほとんどの国が北米英語版をそのまま自国版に改良したものを発売している。ちなみに性的描写に厳しいアメリカで検閲食らったサービスシーンなどが欧州版で復活していることもあるが稀。(GTASAのあれがいい例)その一方で欧州でゲームやサブカルチャー部門の審査をしている「PEGI(Pan European Game Information)」ってとこは金銭描写には厳しく、wiiのチョコボの不思議なダンジョンでパチスロミニゲームが遊べるっていう理由のみで16禁になっちゃったりする。(日本じゃ全年齢向け・アメリカじゃあ10禁)
マンガ本でもやっぱり金銭描写には厳しいらしく、ドナルドダックで金融に関する話があったらしいが欧州版では未収録。更には会計用レジスターが出てるコマすらカットされると言う徹底振り。金に何の恨みがあるんだ。でもまあアメリカに比べると人種に関する表現はゆるいほう。女性差別は駄目だったっぽいが。
欧州人とのどうしようもない文化の違いをひしひしと感じさせてくれる動画。アメリカよりはましだがやっぱフライト12時間の旅は長すぎるか。
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最終更新:2025/01/07(火) 13:00
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