樋上いたる 単語

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樋上いたるとは、日本女性イラストレーターである。

ビジュアルアーツ美少女ゲームブランドkeyリーダーとして著名。

同人サークルSOLDIER FROG催。自画像カエルパンダの着包み姿がお染み。

ペンネームの由来は、うる星やつら主人公諸星あたる(きたがわ漫画『C』の主人公説も)と、ペンネームを考えるときに一緒に悩んでくれた友人の知人の樋上さんから。

概要

麻枝とよく似ているように思います。感受性が高く、そしてどこまでも優しい。あれほど優しい人間は他に思いつきません。でもその優しさは弱さでもあって社会では生きづらいと思います。普通の人が何でもないことが彼女には耐えられないことなので、それを理解する必要があります。まわりの理解が必要です。

ビジュアルアーツ社長 馬場博『key 20th MEMORIAL BOOKexit』より引用

子供のころから絵を描くことが好きで、中学1年生のころからオリジナル少女マンガのようなものを描きはじめる。

専門学校マンガ科に在学中にélf株式会社エルフ)のアダルトゲーム同級生』をプレイ衝撃を受け、ゲーム業界で働くことを志し、TGL(株式会社テイジイエル企画、現: 株式会社エンターグラムが展開していた、一般向けゲームソフトウェアブランドグラフィッカーとして就職。そこで山本和枝の教えを受ける。

TGL退職後はビジュアルアーツを経てネクストンに移籍し、同社のブランドメイファーソフトに所属、原画を担当する。同ブランド解散後、YET11吉沢)、みらくる☆みきぽんと新ブランドTacticsタクティクス)の創設に携わる。

タクティクス処女作『同棲』はシナリオなど外注で作られたが、次作『MOON.』からはシナリオ麻枝准久弥直樹が加わり、音楽には『同棲』では外注であった折戸伸治CGしのり~が加わり、やがてkeyの創設メンバーとなる6名が結集。こうして作られた『MOON.』と続く『ONE ~輝く季節へ~』は成功作となり高い評価を受けた。

しかし『ONE』の開発は納期を過してしまったため、半年でゲームを1本発売するという会社の方針に逆らってしまったことになり、スタッフたちは会社からの圧力を受けてゲームの作り難い環境に悩むことになった。YET11を除くスタッフたちは退社を決めたが、自分たちを雇ってくれる会社を探す不安定さに揺れていた。

樋上いたるは以前働いていたビジュアルアーツ馬場社長との会見を行い、チームをまるごと正社員として移籍させることを了承させた。樋上いたるは『ONE』の成功があったのですんなり話が進んだと感じていたが、馬場社長は『ONE』がヒットしていることは知らず、普通エロゲーだと思い、スタッフたちの実力について半信半疑であった。

ビジュアルアーツに再移籍後のkey第一作『Kanon』は驚異的な大ヒットをし、続く『AIR』『CLANNAD』『リトルバスターズ!』『Rewrite』でも高い人気を得た。『Rewrite』では原画の他、企画原案も担当している。

key以外でもビジュアルアーツブランドpekoeで『ぼくらはみんな、をする Nous Tous chute dans l’amour.』(2006年)、H. I.Design Officeで『HOLY BREAKER!-THE WITCH BETRAYED BLUE MOON WICCA.』(2014年)、『HOLY BREAKER!2-THE WISH IN THE NIGHT OF THE STAR TALERS.』(2015年)で原画を担当している。

2016年、『Harmonia-ハルニア-』を最後に「ビジュアルアーツ」を退職、フリーとなった。

フリーとなった後は都乃河勇人小説Farewell,oursらはきもできない場所へ~』で挿絵を担当。『~リトルリトルリリックするコロポックル』『はるかどらいぶ!』で原画を担当。わかつきひかる小説の咲く頃、と再会する。』で挿絵を担当。田中ロミオ小説マージナルナイト』で挿絵を担当。『幻想牢獄のカレイドスコープ』で原画を担当などの活躍をしている。

2021年9月1日ネクストンに入社することを本人のX(旧Twitter)告知した。

いたる絵

樋上いたるの描く魅力的なキャラクター(横に幅広い面貌、極端に大きな瞳、顔の中心に集まったと口)は、通称「いたる絵」と呼ばれ大きな力を持ち、1990年代末~2000年代にかけての美少女ゲームを中心とするキャラクター絵の一大トレンドを作ったが、その反面「顔は許容出来ても、体のデッサンがときに崩れていて気に入らない」等その個性的な絵を全く受け付けない層も存在している。
また例外はあるが、たとえ小柄で子供のようなキャラであっても、衣服を脱ぐとその裸体はムチムチに豊満に描かれる場合も多くこれにも一部賛否がある。

なお、画は変遷を繰り返しており、初期と現在の絵とはかなりの変化があり上達している。初期こそ非常に不評のも大きく、『ONE~輝く季節へ~』での七瀬留美の最初のイベント絵は、人間の身体ではなくガンダムだと評されたくらいであったが、しだいにデッサン力を向上させ構図的にも美しい絵を描けるようになった。キャラクターの顔もの大きさ、瞳のの形などをかなり変えており、今では多くの者がみても性的に可愛いと思える絵が描けるようになっている。

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