女騎士(おんなきし)とは、文字通り女の騎士である。女性騎士。
最初に述べるが、残念ながら99.9%実在しない。
ただし、ごく少数だが実在する。すなわち、騎士団に団員として叙勲された女性である。
たとえばフィリッパ・オブ・エノー(イングランド王エドワード3世の王妃)は、女性として初めてガーター騎士団の受勲を受けているため、「女騎士」と呼べる。
現在でも地位の高い女性(特に国家元首)に対して様々な騎士団から名誉団員としての叙勲が行われている。特にイギリスではナイトの爵位が功労者に与えられる事もあるため、「女騎士は100%実在しない」とは言い難い。
また戦争において、男性同様に甲冑で武装して参陣した女性もいる。
王や領主や騎士の妻として兵士を指揮して戦ったり、負傷者の看護などで裏方として従軍した例もある。
また平民の反乱においても、農具を手に立ち上がる女性が少なからずいた。こうした「戦う女」は騎士に限らず、海賊や盗賊にさえ見られる。
「女騎士」の原型として特に人口に膾炙しているのはフランスのジャンヌ・ダルクだが、あくまでも絵画による描写である事、騎士には叙勲されていない事には注意が必要である。
しかし戦いの先頭に立つ戦乙女の姿はやはりロマンであるためか、後世の創作においては多くの女騎士が描かれる事となった。
著名なのは叙事詩『狂えるオルランド』に登場するブラダマンテである。
触れた相手を転ばせる魔法の槍を手にして戦場に立ち、名だたる騎士や勇士の中にあって男顔負けの活躍を見せる。一方で異教徒の勇士ルッジェーロと恋に落ち、紆余曲折を経て結ばれる恋愛物語としての側面もあった。
余談だがルッジェーロには双子の妹・マルフィーザがおり、奴隷として売り飛ばされたインドで王族を皆殺しにして国を簒奪し、積極的に決闘を申し込む(そして勝つ)。またオルランドらを恋に狂わせる傾国の妖姫アンジェリカなど、やたらと「強い女」が出てくる。何となく作者の嗜好が見えるような……
現在の創作物においては、多くの場合史実とは異なる中世風ファンタジーなこともあり、様々な姿の「女騎士」がしばしば登場する。
くっ殺要員な場合もあれば、ガチで戦力である場合もあるが、それは作品による。
「騎士」と形容されることが多ければ掲載しているが、本職の騎士というわけではないキャラクターも含んでいる。
掲示板
28 ななしのよっしん
2021/07/19(月) 18:40:43 ID: +8QLBFc+ts
29 ななしのよっしん
2021/09/01(水) 14:58:43 ID: yqSVYLvasY
イスラム国とかいう「女に殺されるようなみっともない奴は天国に行けない」的な思考が広まってるせいで一周回って女兵を恐れてる漫画みたいな国
https://
30 ななしのよっしん
2022/01/27(木) 23:58:48 ID: EWJtS+++VL
「アメリカ騎兵の父」って言われるカジミエシュ・プワスキってポーランド人の将軍が、
割とマジで母だったかもしれない説は何年か前に聞いた。
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最終更新:2025/01/01(水) 00:00
最終更新:2024/12/31(火) 23:00
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