「人権侵害コンテンツ」とは、人権侵害要素が強い特定のネタジャンルを指す言葉である。
主に、短文投稿サイト「X」(旧称Twitter)上でよく使用されている言葉である。Google検索で調べる限り、通常のウェブサイトなどではさほど使用されていない。
いわゆる「真夏の夜の淫夢」(略称「淫夢」)と総称される、同性愛者男性向けのポルノビデオをネタにして楽しむ界隈を指して使用されることが多い。だが、それ以外のジャンルについてもこう呼ばれることがある(後述)。
Twitter上では、2015年には既に淫夢をこの言葉で表現していた例が確認できる。ただし当初は散発的に使用されていたのみで2017年までは年間20件にも満たない件数でしかなかったし、ほとんど注目も浴びていなかった。
だが2018年頃から徐々に使用例が増えていき、「いいね」や「リツイート」が数十程度なされる投稿も散見されるようになった。
以後も使用例の増加は続き、2024年現在ではX上にて月に100回以上言及されるようになっている。1万数千回の「リポスト」や数万回の「いいね」がなされた投稿内で用いられた例もあるようだ。
「人権侵害」という言葉が入っていることからも分かる通りマイナスイメージの言葉であり、「そのジャンルを嫌う人が、そのジャンルや関わる人間を非難する」文脈で使用されてもおかしくない。
だが実際に使用しているユーザーの前後の発言などを確認してみると、むしろそれらのジャンルにある程度慣れ親しんでいるユーザー自身が用いている例も多いようである。一種の「自虐」「自嘲」「卑下」あるいは「自己批判」「懺悔」に当たると言えなくもないか。
実際にX上で「この『人権侵害コンテンツ』という言葉で表現されている例が多数確認できる」ものは以下の3つ(2024年12月現時点)。
大半が淫夢に関連した用法で、クッキー☆はそれに次ぎ、そこからかなり離されてヒカマニ、といった様相だった。クッキー☆は淫夢に関連したジャンルとして扱われてしまっていることが多いので、実質的には淫夢とヒカマニに2つに大別できるとも言えるかもしれない。
明らかに人権侵害要素を含むと思われるジャンルであるのにもかかわらず、さほどこの「人権侵害コンテンツ」という表現と組み合わされている使用例が乏しいジャンルもいくつかある。「Syamu_Game」「ハセカラ」「糖質ブーム」など。
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最終更新:2024/12/22(日) 17:00
最終更新:2024/12/22(日) 17:00
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