レオシュ・ヤナーチェク(1854~1928)とは、19世紀後半から20世紀にかけて活躍したチェコの国民学派に属する作曲家である。
ハンガリーのバルトーク・ベーラ、コダーイ・ゾルターン、イギリスのレイフ・ヴォーン=ウィリアムズ、オーストラリアのパーシー・グレインジャーなど、録音機器の発達で民俗音楽の収集研究を行う作曲家が各地に現れた19世紀末。そのチェコ版にあたるのが、レオシュ・ヤナーチェクである。
モラヴィアの教師の家に生まれた彼は、幼いころから音楽教育を受け、プラハで音楽を学び、ブルノでオルガン学校を設立して教壇に立ったが、決して作曲家として成功したとは言えない日々を過ごしていた。そんななか1890年ごろから、故郷モラヴィアの民謡収集を開始。さらに民衆の話し言葉の抑揚を楽譜化する「発話旋律」という理論を築き独自の境地に達する。
そして1904年、それらを下敷きにしたオペラ『イェヌーファ』を作曲し、すでに50近くになっていたヤナーチェクは成功をおさめたのである。『1Q84』でおなじみの「シンフォニエッタ」など、彼の代表曲はほとんどがこれ以降のものであった。
また1917年にカミラ・シュテスロヴァーと出会い心を奪われ、彼女を題材にした楽曲を多く作っている。
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最終更新:2024/12/21(土) 18:00
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