トレイン・オン・トレインとは、JR北海道・JR貨物が開発中のシステムである。
青森県と北海道を結ぶ青函トンネルでは現在、旅客列車(新幹線)と共に貨物列車が運行されている。
新幹線の最高速度260km/hに対して貨物列車は110km/hと速度が遅く、そのままダイヤを組むと貨物列車に新幹線が追いついてしまいボトルネックになるほか、トンネル内で新幹線と貨物列車がすれ違うと風圧の影響で貨物列車が転覆してしまう恐れもある。
これらダイヤ面や安全面を含めた諸問題を解決する為に開発がスタートしたのがトレイン・オン・トレインである。
このシステムでは貨物コンテナを待避設備において専用列車に積み込み、その専用列車を専用機関車において運行。青函トンネルを出た後に待避設備において専用列車から降ろした貨物コンテナを通常の機関車が牽引するというもの。
貨物コンテナを専用列車に積む場合は作業用の機関車によって牽引される形で積まれる予定である(降ろす場合も同様)。
トレイン・オン・トレインにおいて実際に積み降ろしを行う待避設備は未定であるが、新幹線列車の貨物待避目的で設置された奥津軽いまべつ駅(旧・津軽今別駅)と湯の里知内信号場(旧・知内駅)が使われる可能性もある。
新幹線開通に向けて試作車両による技術検証が行われていたが、北海道新幹線新函館北斗駅が開業した2016年には間に合わず、現在は共用区間において新幹線が140km/hまで速度を落として運行されている。
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最終更新:2025/03/08(土) 16:00
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