この記事は元記事「スマイリーキクチ」から2016年7月20日に記事名変更、分割されました (掲示板の内容は元記事のものを承継しています) |
スマイリーキクチ中傷被害事件とは、お笑いタレントであるスマイリーキクチがインターネット上において10年近くにもわたり、いわれなき誹謗中傷を受け続けていた事件である。
詳細に関してはWikipediaの記事に譲ることにして、本記事では事件の概略をかいつまんで記述する。
1989年に発覚した「女子高生コンクリート詰め殺害事件(コンクリ事件)」は日本全国を震撼させたが、事件当時、犯人たちは未成年であったため少年法の規定により実名などは公にされなかった。これを受け、ネット上では何とかして犯人の素性を調べて広める活動、今でいう「特定」のようなことが行われていた。
そして1999年ごろ、犯行現場と出身地が同じで、犯人たちと同年代、そして10代のときグレていたとされるスマイリーキクチこそがコンクリ事件の犯人であるということがネット上で吹聴されはじめた。
これらは単なる偶然の一致であり、キクチは事件には全く関与していなかったのだが、これを信じた者たちが風評を広め、キクチはその後何年にもわたってネット上で誹謗中傷を受け続けることになった。
2008年1月にキクチはブログを開設。自らの言葉で「殺人犯」の汚名を晴らそうとしたが、こちらにも中傷コメントが殺到した。さらに元警視庁刑事のコメンテーターが自らの著書で(名前は出していなかったが)キクチが殺人犯であるかのような記述をしたため、これが根拠であるとして中傷はさらに過熱。視聴者から芸能界関係者への抗議も増え始めたという。
2008年4月ごろからキクチは警察に相談し始める。当初はまともに取り合ってもらえなかったが最終的には警察も動き、2009年1月までに悪質な中傷犯19人を特定、検挙した。中傷犯たちはその多くが「どこにでもいそうな普通の人」であったという。
このとき警察が「スマイリーキクチはコンクリ事件と無関係」と発表したことにより、キクチへの誹謗中傷もようやく終息に向かっていった。
しかし結局、中傷犯たちはみな不起訴処分とされ、刑事罰を受けることもなかった。
キクチ本人は、中傷犯たちについて
と指摘している。
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最終更新:2025/01/01(水) 16:00
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