コップ座 単語

コップ座とは、トレミーの48星座の1つ。

うみへび座の上に、からす座と並んでいる。

概要

3等星以上の明るい星がないため、目立ちにくい星座。小さくまとまっているため、見つけるのは難しくない。

コップ座という名前だが、いわゆるグラスのようなものではなく、ぶどう酒用の大きな杯であることが分かっている。

古代エジプトではコップ座が昇る頃に、増水したナイル川の水が引いたという。

主な天体

恒星

• α：アルケス(Alkes)
  • アラビア語の「アル・カス(カップ)」から。
    かつてはうみへび座と共通の星で、今でも星座線は繋がっている。
• δ：ラブラム(Labrum)
  • コップ座で最も明るい星だが、3.56等とやや暗め。

データ

神話

コップ座の神話は定かではない。

太陽神アポロンのゴブレットを表すという説や、酒の神ディオニュソスの持ち物であったとする説などがある。

また、古代メソポタミア神話の王ギルガメッシュは水の神でもあり、コップに象徴されるという。

関連コミュニティ

関連項目

• 星座の一覧
• コップ