「だったら壁にでも話してろよ」とは、10代男子の心の叫びである。
ゲーム『ファイナルファンタジーVIII』(FF8)において、主人公・スコールが傭兵育成機関「SeeD」での担当教官であるキスティスに対して放ったキツすぎる言葉。
※担当教官という言葉のイメージがあるので付記しておくと、キスティスの方はSeeDを16歳で卒業した秀才であるため、お互い18歳同士である。
スコールとキスティスの会話内容はともかく、このセリフだけは強烈に覚えているというプレイヤーも多いだろう。
これだけ見るとあまりにどぎつい拒絶の台詞であるが、実際のところこの時のスコールは、
・OPでサイファーと訓練(と称した事実上の喧嘩)し負傷。
・保健室で目覚めた直後にSeeD試験の受験資格を得るために炎の洞窟へ赴きイフリートと戦う。
・休む間もなくSeeD試験へと向かう。しかも班長が因縁の相手サイファー。
・その班長に振り回された挙句、想定外の巨大モンスターや巨大機動兵器と戦う。
・何とか試験には合格するも、間もなくSeeD就任記念のパーティーに出席。しかも突然話しかけてきた女の子に引っ張り出されて慣れないダンスを踊ることに。
・女の子が去って行きやっと一息つけたと思ったところに今度はキスティスがやって来て「今夜付き合え」との上官命令を受ける。
そして上官命令に従った結果が、教官の愚痴である。流石のスコールも相当参っていたのだろう。自身の言葉に大して反応せず、「不満や不安を聞かされても何も言えない」とも述べるスコールに対し、キスティスが「話を聞いてくれるだけでいい」と発言したところで、この返しなのである。スコールにも同情の余地は多分にあると思われる。
なお、このセリフは終盤のイベントでスコール自身にもブーメランとして返ってくることになる。名シーン。
また、DFFでも勝利時の台詞として採用されている。こちらは相手を歯牙にもかけない余裕の台詞といった感じで、本編とは全く印象が異なる。
また、オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』の登場人物・ガイアが「話し相手が欲しいなら、壁にでも話してなさいよ!」という台詞を放つ。
彼女が関わるコンテンツ「希望の園エデン」はFF8に関連するネタがいくつも存在していることから、オマージュであると言えるだろう。
※日常会話でしかもFF8を知らない人に対して使ったら間違いなく嫌われるので、くれぐれも使用の際はご注意を。
※使う際は惚気てる奴に使うのが一番良い。
例:「いや~俺、最近彼女ができてさ~って聞いてる?」「壁とでも話してるんだな」
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最終更新:2025/02/01(土) 14:00
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