DD200とは、JR貨物が開発したディーゼル機関車のひとつである。
概要
JR貨物は、それまで多用途に使用されてきた国鉄型機関車DE10などの老朽化に対応すべく、貨物ターミナルで使う入れ換え用機関車としてHD300を投入した。これより長い距離を走り大きい負荷を与えるであろう本線での牽引運転を考慮し、十分な能力を得るために開発されたのが、このDD200である。
ハイブリッド方式を使わない、電気式ディーゼル機関車である。DE10に近い凸型車体だが、整備をやりやすくするためにDE10で使われた3軸台車をやめて2軸動力台車2基の配置になっている。 機器はDF200やEF210と一部共通化されており、コストを抑える狙いがあるものと思われる。運転席の計器類配置はHD300と共通になっている。最高速度は110kmになっており、この機関車の通行で本線のダイヤを大きく乱さないよう考慮されている。
液体式気動車の騒がしく職人気質なDD51やDE10と違いエンジン音は控えめで加速時にvvvfの音も聞こえ、警笛はJR九州の明るい電気ホーンで寡黙だが明るい感じの機関車である。
試作車901号機の性能試験も一段落し、1号機以降の量産車も各地に投入され始めた。JR九州が配備する予定の車両は黒塗りとなった。
ニコニコ動画では甲種輸送で近畿車輛や川崎車両で製造した車両を吹田貨物ターミナルに運ぶ様子が多くアップロードされている。
関連動画
関連項目
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