概要
応仁の乱後の皇室経済の扶持に尽力し、公家社会最高の文化人として仰がれた三条西実隆による日記。実隆が20歳の文明6年(1474年)から死の前年である82歳の天文5年(1536年)までの63年間が記録されている。欠落もあるが、保存状態は良く、膨大な量が残っている。原本は現在東大史料編纂所に存在する。
内容は朝廷や幕府を中心とする政治上の動きを知る好史料となっており、応仁の乱後の世相、朝廷・公家社会の窮迫、実隆の文化史的な関心、地方における文化的意欲の芽生え、といったものを見て取ることができる。
関連項目
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