概要
「はまかぜ」で運用されているキハ181系が著しく老朽化した為に車両を置き換える為に開発された新形式車両である。
基本は3両1編成となっており、姫路側からキハ189-1000(Mc2)・キハ188-0(M1)・キハ189-0(Mc1)となっている。
従来のキハ181系「はまかぜ」では東海道・山陽本線区間にて223系新快速よりも少し遅く、大阪駅や姫路駅を新快速が出発した直後に発車して、姫路駅や大阪駅ですぐ後ろに次の新快速が迫っているといった運用もあったが、キハ189系では最高速度を130km/hとし、新快速ダイヤに対応出来るようにしている。
なお振り子や車体傾斜の類の装置は積んでいない。
H1~H7の7編成が製造され、全車が吹田総合車両所京都支所所属となり「はまかぜ」運用では2010年11月7日にキハ181系を置き換えた。
また平日夜には間合い運用で「らくラクびわこ4号」にも使用されている。
かつては鳥取で車両整備(特に汚物処理)のため夜間滞泊を行っていたが、2023年のダイヤ改正で鳥取駅を昼に折り返すダイヤに変更され、鳥取での夜間滞泊が取りやめられた。
前述の定期運用以外にも臨時の観光運用に就くことが多い。山陰ディスティネーションキャンペーン時には臨時特急「スーパーまつかぜ96・97号」(鳥取駅~出雲市駅・2012年)、臨時特急「大山1・2・4号」(鳥取駅~米子駅・2018年)の運用にも充当された。
また、2022年より京都鉄道博物館に直接乗り入れるツアーにも当車両が充当されているほか、H5編成が後藤総合車両所より観光列車「はなあかり」として2024年6月28日付けで改造出場し、2024年10月より運用される。
車両データ
- 会社:JR西日本
- 定期運用区間
らくラクびわこ:草津~(琵琶湖線)~京都~(JR京都線)~大阪
はまかぜ:大阪~(JR神戸線)~姫路~(播但線)~和田山~(山陰本線)~香住・浜坂・鳥取 - 運用:2010年11月7日~
- 最高速度:130km/h
- 使用列車:はまかぜ・らくラクびわこ(4号)/はなあかり(観光列車・H5編成)
- 配属:吹田総合車両所京都支所
- 編成図(H1~H4・H6・H7編成:はまかぜ・らくラクびわこ(4号))
1号車 2号車 3号車 キハ189-1000 キハ188 キハ189 - 編成図(H5編成:はなあかり)
1号車 2号車 3号車 キロ189-8005 キロ188-7005 キロ189-7005
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関連項目
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