オークランド・アスレチックス(OAK)とは、MLBアメリカンリーグ西地区のプロ野球チームである。球団名が長いので「A's(エーズ)」と省略されることが多く、「Take me out to the ball game」の歌詞の中で適宜自分の応援する球団の名前を入れ込む個所でも「A's」と歌われる。
概要
アメリカンリーグ 西地区 | |
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オークランド・アスレチックス Oakland Athletics |
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基本情報 | |
創設 | 1901年 |
本拠地 | オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム |
略号 | OAK |
優勝回数 | |
ワールドシリーズ | 9回 |
リーグ優勝 | 15回 |
地区優勝 | 15回 |
ワイルドカード | 2回 |
永久欠番 | |
経歴 | |
プロ野球球団テンプレート |
1893年に発足、1903年以降はアメリカンリーグに所属する。
1955年にカンザスシティに移転。1960年以降、チャーリー・O・フィンリーにより、大改革が行われた。1968年以降にオークランドに移転。1970年代には選手全員が長髪に口ひげを蓄え、マスターシュ・ギャングと恐れられた。
2002年に20連勝を成し遂げ、今でもこの記録は破られていない。
近年はジョン・フィッシャーオーナーの徹底した緊縮財政により(意図的な)観客動員減少に悩まされており、移転やオークランドに新球場を作る計画があったが、実現には至っていない。ファンや選手の猛反発を受けながらも2023年オフのオーナー会議で、ラスベガスに移転することが承認された。移転までオークランドに留まる案もあったがフィッシャーが拒絶したため、2025年から2027年までは新球場が完成するまでサクラメント・リバーキャッツ(サンフランシスコ・ジャイアンツ3A)の本拠地ラリー・フィールドが本拠地となる。これにより、オークランドから北米4大スポーツが消滅することになった。
ユニフォームの白い像のマークは、1905年のワールドシリーズで対戦したニューヨーク・ジャイアンツ(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)の監督が、「白い象のような意味のない存在」とさげずんだことにちなみ、自嘲をこめてマスコットとしたものであり、1911年にワールドシリーズを制覇し、その際のパレードでは本当に「白い象」が参加した。
アメリカでは2011年9月、日本では11月に上映された映画「マネーボール」のモデルとなった球団でもある。
経営スタイルとしては、近くFAで年俸の高騰が予想される選手は主力であってもトレードで放出し、代わりに獲得した若手の有望株や怪我などでコストの下がった選手を使いながら戦うスタイルが大きな特徴である。
日本人では岩村明憲、藪恵壹、松井秀喜、岡島秀樹、藤浪晋太郎が所属。
戦績
2012年は残り9試合の段階で首位のテキサス・レンジャーズと5ゲーム差だったが、レンジャーズとの直接対決で全勝し、15回目の地区優勝を達成した。
2013年も8月から9月まではレンジャーズに首位を明け渡していたが、その後は15勝5敗でレンジャーズを抜き、以後は首位を渡すことなく、2年連続地区優勝を決めた。
2020年は7年ぶりに地区優勝を果たしたが、ディビジョンシリーズでヒューストン・アストロズに敗れた。
大百科に記事のある関係者
首脳陣
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所属選手
投手 | 捕手 |
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内野手 | 外野手 |
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OB
※太字は現役選手、()は在籍年
ア行 | カ行 |
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サ行 | タ行 |
ナ行 | ハ行 |
マ行 | ヤ行 |
ラ行 | ワ行 |
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関連項目
- MLB(メジャーリーグベースボール)
- 東北楽天ゴールデンイーグルス(2009年から業務連携を結んでいる)
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