米Cognitionは、12月10日、完全自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」の一般提供を開始した。月額500ドルから利用可能。
Devinは、複雑なエンジニアリングタスクを計画、実行可能な、自律型のAIソフトウェアエンジニアだ。今年3月から早期アクセスを開始していたが、この度正式にリリースとなった。
これには、DevinのSlack統合、IDE拡張機能、APIへのアクセスが含まれている。Cognitionエンジニアリングチームによるオンボーディングセッションとサポートも付帯している。利用ユーザー数の制限はない。
Cognitionは、Devinの活用について、以下のアクションから開始することを推奨している。
- フロントエンドの小さなバグやエッジケースを発見した時、Slackで@devinをタグづけて修正する
- 一日の初めにToDoリストからDevinにタスクを割り当て、最初のDraft Pull Requestを作成する
- Devin IDE 拡張機能を使用して、編集・アップグレードしたいコードをDevinに指示し、リファクタリングする
システム統合からドキュメントの管理まであらゆる面で開発をサポートできるDevinだが、最も力を発揮するのは、以下の場面である。
- 自分がやり方の分かっているタスクをDevinに与える
- 自分の作業をテストまたは確認する方法をDevinに伝え、実行させる
- セッションを3時間以内に保ち、大きなタスクは分割する
- 要件の詳細を事前に伝える
- チャットでフィードバックを送るなど、Devinをコーチングする
公式ブログでは、実際にDevinと協業して開発する様子のデモ動画を公開している。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です