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令和 6年 7月 9日地方創生・防災減災対策特別委員会−07月09日-01号

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  1. 滋賀県議会 2024-07-09
    令和 6年 7月 9日地方創生・防災減災対策特別委員会−07月09日-01号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-17
    令和 6年 7月 9日地方創生防災減災対策特別委員会−07月09日-01号令和 6年 7月 9日地方創生防災減災対策特別委員会        地方創生防災減災対策特別委員会 会議要録                                開会 9時59分 1 開催日時      令和6年7月9日(火)                                閉会 11時33分                         (休憩 10時52分〜10時54分)                         (休憩 11時02分〜11時04分)                         (休憩 11時14分〜11時16分) 2 開催場所      第二委員会室 3 出席した委員    桑野委員長森重委員長             田中(英)委員河村委員清水(ひ)委員井狩委員川島委員木沢委員角田委員冨波委員 4 出席した説明員   小林知事公室長松田総合企画部長および関係職員 5 事務局職員     奥副主幹、井上主査佐藤政策調査課長辻主査
    6 会議に付した事件  別紙次第書のとおり 7 配付した参考資料  別紙のとおり 8 議事経過概要   別紙のとおり                  議事経過概要 開会宣告  9時59分 1 令和6年6月から7月にかけての大雨による被害について (1)当局説明  西川流域政策局流域治水政策室長上坂流域政策局砂防室長、          二宮防災危機管理局防災対策室長 (2)質疑意見等角田航也 委員  素早い対応をありがとうございます。昨日の文スポ・土木警察常任委員会で、土木関係の質問は行いましたので、防災関係についてお聞きします。今回、床上浸水が2件、床下浸水が1件ということで、国の被災者生活再建支援制度適用ができず、滋賀県の独自制度戸数要件にも該当しないと思うのですが、知事と市長の協議により、今回の災害について適用を認めることについてどのように考えておられますか。 ◎二宮 防災危機管理局防災対策室長  同一市内で全壊3件以上となる場合に、知事協議をしていただく取扱いとしています。全壊勘定方法ですが、半壊であれば2件で全壊1件、床上浸水であれば3件で全壊1件になります。今回、床上浸水2件であり、知事との協議要件には該当しないことになります。 ◆角田航也 委員  約6年前の米原市の竜巻災害の際にも申し上げたのですが、国も県も戸数要件があり、小さな集落や局所的な災害被害に遭われた方には、なかなか救いの手が差し伸べられないという不合理、不公平な点があると感じています。今後、局所的に大雨が降ることもあると思いますので、制度の見直し、支援の拡充を検討していただきたいと思います。 ◎二宮 防災危機管理局防災対策室長  この制度は平成28年に県、市町会町村会協議の上、導入しています。どういった支援在り方が適切かについては、今後検討していきたいと思いますが、今回の対応はこういう形になろうかと思います。 ◆角田航也 委員  都道府県によっては、1件だけでも支援する都道府県もありますので、ぜひ前向きに検討していただきたいと要望します。 ◆川島隆二 委員  勝山谷川は何年か前にも土砂が流出し、現在、堰堤工事を行っています。伊吹山状況もあり非常に土砂が出やすい警戒区域です。今回は、一番上の家屋に衝突したため下流被害が少ないのであり、もう少し柔軟な姿勢を持ってもいいのではないでしょうか。床上浸水2件、床下浸水1件の計3件で要件に当てはまらないのですが、床上浸水した家屋被害は相当大きいです。これらの家屋がなければもっと被害が増えていたと思います。勝山谷川堰堤状況危険箇所であったことなどを複合的に考え、被災者生活再建支援のための柔軟な姿勢が大事だと思います。要件を変えるということではなく、複合的な観点から救いの手を差し伸べられないでしょうか。 ◎二宮 防災危機管理局防災対策室長  御指摘の点は今後の検討課題であると思っています。どういう運用の在り方が適切かは今後検討したいと考えます。 ◆川島隆二 委員  もともと堰堤土砂が堆積していたために被害が大きくなったという状況ですので、その辺も含め検討していただきたいと思います。 ◆木沢成人 委員  既設堰堤については、これから堆積している土砂を除去し、容量確保するということですが、以前に波多野土木交通部長とお話しをした際に、勝山谷川と違う川筋一定の水が流れていたのが、川筋が変わったことにより負荷が大きくなったのではないかという分析をされていました。既設堰堤土砂を除去すれば一定容量確保されますが、また同じことが起きてはいけません。川筋を変えるバイパス工事などは復旧作業に含まれているのかを教えてください。 ◎上坂 流域政策局砂防室長  この流域には、弥高川という川筋があり、そこへ流れるはずの水が勝山谷川に流れたのではないかという予測もあります。今後、現地を歩くとともに航空写真等から水がどう流れたのかを分析します。また、国の専門家に結果を提示しながら原因を解明し必要な対策を考えていきます。なお、捕捉する土砂は、あくまで流域内で発生するものなので、縦断的に土量を明らかにし、勝山谷川でどれくらいの規模対応が必要なのかを明らかにしていきます。 ◆木沢成人 委員  調査原因解明には時間がかかると思いますが、県単独ではなく国土交通省伴走支援をしてくれるのでしょうか。 ◎上坂 流域政策局砂防室長  応急対応になりますので、まずは県で地上や上空から調査を行います。その後、専門家が必要であれば追加対応をしていきます。 ◆清水ひとみ 委員  7月6日の土曜日に地元米原市議会議員現地に行き、避難されていた方からお話をお聞きしました。まず、今回、最も大きな被害を受けられた方からは、地元企業が善意で土砂を撤去してくれたと言われました。こういう地元企業に対しては、協定との関係もあると思いますが、これからのことも踏まえて県や市から話をしてほしいです。  また、今後、市町協議していただきたいのが避難所の問題です。非常に暑く、軽い熱中症で点滴を受けられた方がおられました。また、テントを拝見しましたが、非常に小さなテントで、高齢者からはプライバシー確保の声や閉塞感があり怖かったという声が聞かれました。さらに、民宿に移動する際の部屋割りについて、集落状況もあり、その人と一緒に避難ができないという声なども聞かれました。  今後、鹿による食害の影響をどうカバーしていくのか、明日から雨の予報が続いています。一所懸命に復旧作業を行われた場所に再び被害が出ることだけは避けないといけないと思います。どこまで緊急対策として実施されるのかをお聞きします。 ◎上坂 流域政策局砂防室長  一般社団法人滋賀建設業協会防災協定を締結しています。今回のような土砂災害については、重機の手配や土砂搬出先も必要であり、地元企業に至急対応していただきました。  また、今後の雨への対応ですが、昨日時点で、上流側土砂を止めるポケットを確保しています。避難などの対策については、どれくらいの雨が降れば土砂が動くのか、今回は1時間で34ミリという目安がありますので、そういう雨量を目安にしながら、米原市と連携して避難者安全確保を図っていきたいと考えています。  鹿の食害については、伊吹山登山道が崩れた際に、伊吹山南側斜面復旧対策等滋賀県・米原合同プロジェクトチームを組織しており、米原市の政策推進部まち整備部と県の琵琶湖環境部土木交通部連携しながら対策を考えています。 ◎二宮 防災危機管理局防災対策室長  避難所体育館は空調がない状況でしたので、県からもスポットクーラー等支援を行いました。スポットクーラー等については、県が直接備蓄する方法以外に、民間企業協定等を結び連携の中で確保する方法がありますので検討していきたいと思います。  また、テントプライバシー確保については、能登半島地震等の教訓も踏まえ改善されたとお聞きしていますが、実際に狭いという御指摘があったということですので、今後の避難所環境改善の参考にしたいと思います。部屋割りの問題については、現地避難所運営個別の話になってくると思いますが、避難所で快適に過ごしていただくため、実際の課題を踏まえその在り方についても検討していく必要があると考えています。 ◆清水ひとみ 委員  今回、特に気になったのが、単身の高齢者がすごく多いということです。大きな音が鳴り土砂が流れたので非常に不安に思っておらます。今後のケアが大切だと思いますので、健康医療福祉部連携しながら対応をお願いします。 ◆川島隆二 委員  本日、TEC−FORCEが現地に入り対応されていますが、今後の対策として姉川に向かう逃げ道を設けてほしいです。これはかなり前から言われていたことですが、場所的に非常に難しいということでした。国の専門家の助言を受けながら、今後どう対応されていくのかを教えてください。 ◎上坂 流域政策局砂防室長  勝山谷川の流末は農業用水路に流れ込む形になっており、その農業用水路から姉川へ流すには交差部をどうするのかという問題があります。上流土砂を止める堰堤を造り、水だけを流した場合、この農業用水路のサイズで収まるのか、流域観点をもって検討していきます。 ◆川島隆二 委員  大事な点になります。今までの考え方を変えなければいけないと思いますので、ぜひ検討課題として積極的に前に進められるようにお願いします。 ◆冨波義明 委員  防災危機管理局災害後にどのように対応するのかが中心となりますが、滋賀国土強靱化地域計画には災害発生前の対策が多く記載されています。それを踏まえ、今回、県の防災体制については、災害が起こる前からきちんと部局間連携が取られていたのでしょうか。また、去年の伊吹山土砂災害とは関連があったという認識でしょうか。 ◎二宮 防災危機管理局防災対策室長  防災体制についてですが、ハード管理はそれぞれの部局で行っていますが、雨の降り方に応じ、土木交通部や気象台と連携しながら警戒態勢を取っています。また、災害発生後の被害状況の把握や応急対策についても関係部局間で連携しながら対応しています。 ◎上坂 流域政策局砂防室長  令和4年と令和5年の土砂災害と今回の土砂災害関連ですが、今回は1時間に34ミリ、令和5年は1時間に25ミリ、令和4年は1時間に27ミリの強い雨が降りました。雨により勝山谷川に堆積している土砂が繰り返し浸食され下流へ流れることを予測した安全対策を行わなければいけません。このことから、上流土砂を止めるための堰堤を造ることを考えています。  また、先ほどの鹿の食害対策ですが、琵琶湖環境部土木交通部と役割分担しながら取り組んでいます。土木交通部で道路や砂防対策琵琶湖環境部で鹿の捕獲対策を、米原市とも協力しながら行っています。私も伊吹山南側斜面復旧対策等滋賀県・米原合同プロジェクトチームの一員であり、事後復旧だけではなく予防の視点を持って検討をしています。 ◆冨波義明 委員  事が起こると一所懸命になりますが、滋賀県のどこで災害が起こってもおかしくない状況です。土砂災害危険度マップを活用するなど事前対策が必要です。また、以前に広島県で大きな土石流が発生した際に現地に行きましたが、山の上の抜本的な対策を行うと熱心に話をされていました。伊吹山南側斜面復旧対策等滋賀県・米原合同プロジェクトチーム連携を取りながら対策に取り組んでいただきたいと思います。 ◆河村浩史 委員  熱中症対策に係る体育館エアコン設置について一般質問を行いました。その際の答弁ではスポットクーラーの話はありませんでしたが、この暑い夏場において本当に効果があるのでしょうか。時間帯によっては外よりも体育館が暑くなる状況の中で、スポットクーラーで安全で快適な環境がつくれるのでしょうか。本当にスポットクーラー対応するのであれば、まず効果検証をしっかりと行うべきではないかと思います。今回は長期避難にならなかったですが、長期避難になればもっと熱中症になる方も多かったかもしれません。二次災害になると思いますので、しっかりと対応を考えていただきたいと思います。 ◎二宮 防災危機管理局防災対策室長  体育館空調設備整備されることが望ましいですが、学校等では改修計画等もあり一度に整備することが難しいです。今回、米原市は民宿への二次避難という対応を取られ、環境を整えるという点で非常によかったと思います。体育館を使わざるを得ない場合は、やはりスポットクーラー等を入れながら、少しでも環境が整うよう対策をしていく必要があります。また、健康管理も重要ですので、今回、米原市では保健師が巡回されていましたが、そういった対応も組み合わせていくことになります。 ◆河村浩史 委員  今回、実際に災害が発生し避難者が出ています。本当に災害はいつ起こるか分からないです。悠長なことを言っていてはいけないと思います。大津市も以前はスポットクーラー対応すると言っていたのですが、結局それでは無理ということで体育館へのエアコン設置を決定されました。本当に何が必要なのかの優先順位を考えながら対応をしていただきたいと思います。  また、今回、127世帯313人を対象に緊急安全確保を発令されましたが、この313人には情報が漏れなく伝わったのでしょうか。強制力はないと思いますが、313人のうち実際に避難されたのは何人でしょうか。 ◎二宮 防災危機管理局防災対策室長  先ほど避難者数が最大で43名と説明しましたが、一時的に立ち寄られた方などもおられます。313名全員避難所に入られたわけではありませんが、対象地区の方には米原市から伝えられたと聞いています。 ◆河村浩史 委員  避難されていない方が結構おられ、伝わったかどうかの確認は取られていないということでしょうか。 ◎二宮 防災危機管理局防災対策室長  全員に伝わったのかの確認ができているかは分からない状況です。 ◆河村浩史 委員  独居老人生存確認などは災害発生時の課題になっています。今回、こういったケースがありましたので、米原市とも連携しながら、次の災害対応につながる経験として、大事な検証材料にしていただきたいです。どういう情報が流れ、どれだけ実際に伝わり、そしてどういう避難行動を取られたのか、しっかりと検証してもらいたいとお願いしておきます。 ◆田中英樹 委員  既設砂防堰堤はいつ造られたもので、その後、どれぐらいの土砂が堆積していたのでしょうか。設置されてから定期的に土砂撤去作業をされていたのでしょうか。今回、想定以上の土砂が流れたと思いますが、どういう経過があったのかをお聞きします。 ◎上坂 流域政策局砂防室長  既設堰堤設置年度規模については、調べて後ほどお答えいたします。砂防堰堤は、土砂をためて川底の勾配を緩くすることにより浸食を抑える効果があります。土砂撤去状況については、令和4年の土砂災害以降、土砂が堆積したら継続的に撤去作業を行っており、令和6年6月にも撤去作業を行いました。本来ならば異常堆積ではないので撤去しないのですが、安全のため作業を約3年繰り返し行っています。 ◆田中英樹 委員  令和6年6月にも撤去したということで、想定以上の土砂が流れてきたということで理解しました。また、ほかにも砂防堰堤が多くあり、堆積がある堰堤も見かけますが、定期的な点検はされているのでしょうか。もしされていないのであれば、ほかの砂防堰堤についても緊急点検が必要だと思いますが、どうでしょうか。 ◎上坂 流域政策局砂防室長  砂防施設については砂防指定地見張員を配置しており、構造物に損傷がないかを中心確認していただいています。土砂異常堆積があれば撤去する必要がありますが、土砂災害が発生する可能性のある堰堤について具体的な情報は持っていません。 ○森重重則 副委員長  一時避難所に指定されているのは、小中学校、高校の体育館で、体育館が満杯になれば普通教室が開放されると思います。今後、体育館エアコン設置を進めていくことは重要だと思いますが、普通教室エアコン設置はほぼ完了しています。普通教室はこの委員会室の3分の2ぐらいの広さです。体育館スポットクーラーをつけても、大きなスペースなので効き目はないです。普通教室に一時避難ができれば快適で涼しい環境となり、教室ごとに男性、女性を分けることもできます。能登半島地震避難所では、教室の中にテント張りプライバシー確保が行われていました。また、エアコン設置された廃園の保育園を一時避難所に指定されていました。一時避難所在り方についても柔軟な対応が必要だと思いますが、見解をお聞きします。 ◎二宮 防災危機管理局防災対策室長  普通教室の活用については学校がある時期もあります。能登半島地震事例を聞いていますと、体育館卒業式を行いながら、後ろで避難所運営が行われているという例もあり、学校避難所にするのであれば、学校の個々の状況に応じた対応になると考えています。一方で、避難所における生活環境の改善は重要な課題だと思いますので、災害関連死を防ぐという観点からも、どうしたことができるのかを検討していく必要があると考えています。 ○森重重則 副委員長  避難所運営については、学校側との連携が非常に重要になります。体育館エアコン設置も進めながら、エアコン設置されている普通教室特別教室学童施設をうまく活用して快適な避難所としてほしいと思います。規定や運営方法を変えれば対応できることもありますので、柔軟な対応について検討を進めていただきたいと思います。 ○桑野仁 委員長  委員から様々な御意見が出ましたので、今後改定等が予定されている滋賀地域防災計画滋賀防災プランに反映できるようお願いします。 休憩宣告  10時52分
    再開宣告  10時54分 2 人口減少を見据えた未来へと幸せが続く滋賀 総合戦略改定最終案)について (1)当局説明  小嶋企画調整課長 (2)質疑意見等  なし 休憩宣告  11時02分 再開宣告  11時04分 3 滋賀国土強靱化地域計画改定方向性および骨子案について (1)当局説明  小嶋企画調整課長 (2)質疑意見等桑野仁 委員長  今後、9月に素案報告があるということでよいでしょうか。 ◎小嶋 企画調整課長  9月の定例会議中の特別委員会において、素案をお示ししたいと考えています。 ◎上坂 流域政策局砂防室長  次第1の砂防堰堤竣工年度確保容量についてお答えいたします。まず、勝山谷川砂防堰堤竣工年度は昭和53年度です。また、確保容量については、令和4年から継続的に堰堤上流側土砂を撤去し、約200立米の空間を確保土砂流出に備えています。 休憩宣告  11時14分 再開宣告  11時16分 4 災害対策条例の制定に向けた検討について (1)委員長および当局説明  佐藤政策調査課長 (2)質疑意見等川島隆二 委員  説明のあった方向でいいと思いますが、建築物耐震化や、先ほどの米原市の土砂災害報告意見があった体育館冷暖房整備プライバシー確保などの避難所在り方については、努力目標ではなく、整備のための費用を予算化していかなければいけないと思います。理念条例ではなく実効性のある条例にしていかなければいけないと思います。規定方法は様々あると思いますが、調整ではなく整備をする方向にしたほうがいいと思います。  また、今回の米原市の土砂災害能登半島地震台湾花蓮地震を見ていても、避難所運営などソフトの部分は変わってきましたが、ハード整備部分東日本大震災の頃からあまり変わっていないように感じます。もう少しハード整備が必要だと思います。先日、中沢議員一般質問資料掲示でブラジルの避難所写真がありましたが、脆弱に感じました。避難所整備は非常に大事になってくると思います。また、ボランティアを含めマンパワー確保をきちんと行うことが大事だと思います。 ◆冨波義明 委員  川島委員意見に賛同いたします。体育館冷暖房の話がありましたが、私も東日本大震災の際にあづま総合体育館に行きました。テレビやニュースで見聞きしたこととの一番大きな違いは匂いでした。テレビでは匂いは全く分からないですが、入った途端に吐きそうになりました。5月から6月に行ったのですが、熱気、体臭、食事の匂いなど様々なものが体育館の中に充満していました。そういう環境整備ができていないことが避難者のストレスを生みます。女性に対する性加害の問題など、二次被害を生む原因にもなっているのではないかと感じました。単に快適に涼しく暮らせるだけではなく、そういった問題も回避するために理念条例ではなく実効性のある条例にするべきだという意見に賛同します。 ◆清水ひとみ 委員  県民の方にしっかりと備えてもらうことを条例の中で啓発できればと思います。避難所に行けば何とかなると考えている方が多くおられ、例えば、ペットに関しても、いざというときに入れるゲージがあるのか、本当にゲージに入れることができるのかなど、家族だと思うのであれば、やはりそこまで責任を持って備えておく必要があります。それもなしに避難所に連れていけないなどと言うのは駄目だと思います。まず、しっかりと自分で備えていただくことを盛り込めたらと思います。 ○森重重則 副委員長  私も実効性のある条例にしていかなければならないと思っています。米原市の土砂災害では、床上浸水が2件、床下浸水が1件で県の支援が届かないということでした。火災保険にはよく入っておられ、地震保険についても意識は高まってきていますが、今後、水害保険加入促進なども必要ではないでしょうか。最近の線状降水帯による大雨についても、保険に加入し救済されるようになればよいと思います。水害保険も加えてはどうかと思います。 ○桑野仁 委員長  各委員から避難所関係について多くの御意見がありました。避難所環境整備運営については、県だけではなく市町企業連携しながら対応を考えていく必要があると思います。また、台湾花蓮地震事例を見ていても、相当な数の企業協定を締結し対応されています。今後、そうしたことも含めて委員会検討を行っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 閉会宣告  11時33分  県政記者傍聴:毎日、中日、京都  一般傍聴  :1人...
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