防衛分野の航空、海事、技術開発、サイバー、情報収集関連の話題を広く扱っています。
最後に、対潜戦(ASW)に欠かせない要素であるキューイング(彼我の位置情報指示や戦闘指示)についてお話します。 中国の海洋監視能力 (OTHレーダー Project2049研究所資料より) 潜水艦は決戦兵器ではなく(そうなる可能性がゼロというわけではありませんが)、累積戦略に用いられるものです。そのために、できるだけ位置情報を秘匿 し、神出鬼没であることが要求されます。中国の潜水艦能力がたとえアメリカ水準のものでなくとも、第一列島線を超えた外洋で展開するとなると、アメリカと してもやっかいなものになります。 こうした潜水艦の性格上、できるだけ自分から音響情報を発することは控えたいものですが、移動や攻撃に際して情報の取得は不可欠です。 そこで、キューイングが重要なものになってきますが、キューイングのプラットフォームは、一般的に紛争開始後は脆弱なものとなります。滞空時間の長い洋上哨戒機に搭載さ
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで 米豪が60周年同盟を強化へ 12日、米国防省のGeorge Little報道官が発表したところによると、パネッタ国防長官とクリントン国務長官が、14---16日にかけてサンフランシスコで開催される豪国防省と豪外相との閣僚協議に参加します。「2+2」です。 ●本年は、1951年に締結されたANZUS同盟60周年の節目に当たることから、9月15日にはANZUS同盟が署名されたPresidioと言う場所で60周年を祝うようです。 ●なお報道官は本会談での話題を、「アジア太平洋地域での課題」、「同盟の改善深化方策」、「世界の安全保障問題」と語りました。 この場で、以下の記事で紹介した米軍のアクセス強化や作戦協力の強化が合意されるのでしょう。 /////////////////////////
空自の基地は、2つの点で、脆弱度が増加しています。 軍事板常見問題&良レス回収機構に時期不明なミクシィからの転載らしいやり取りが乗っていました。 気になったのは、「よく「空自基地は堅固なシェルターがないので,開戦と同時に巡航ミサイル飽和攻撃で飛行機アボンだよ」と言われているのですが,これはどの程度事実なのでしょうか?」という質問だったのですが、この点に関して、状況は以前より悪化していると言っていいでしょう。 シェルター(えん体)は、千歳と三沢および小松にそれなりの数を備えているものの、他はほとんどありません。 特に、衝突の可能性が高くなっている南西方面に至っては、那覇はゼロという状態です。 これは、自衛隊が長らく北方偏重で来たためです。 那覇など、これから整備を考えたとしても、周囲の海を埋め立てるのでもなければ、場所さえありません。 下地島は、全面的に使えるのであれば、シェルターを作る用地
【ワシントン=小川聡】中国人民解放軍が、敵の戦闘機が飛び立つ前に高性能な弾道ミサイルで敵基地の滑走路などを先制攻撃する軍事ドクトリン(基本政策)を新たに取り入れたと、米空軍が資金提供した米専門家グループが報告していたことがわかった。 中国の弾道ミサイル開発はこれまで、米空母などの接近を阻止する防御的な意味合いが強調されていたが、より攻撃的な使い道を想定していることがうかがえる。 専門家グループは台湾有事の際には、沖縄の米空軍嘉手納基地、海兵隊普天間飛行場、航空自衛隊那覇基地の3か所がこうした先制攻撃の対象になるとも指摘している。 報告書は、米空軍と関係が深い団体「ランド研究所」が2月に発表した「天を揺らし、地を裂く 21世紀における中国空軍の行動概念」。中国語の堪能な米専門家が、中国国防大学の教科書や中国軍高官の講演などを読み込み、まとめた。
トップ > 岐阜 > 2月18日の記事一覧 > 記事 【岐阜】 県警と自衛隊が連携訓練 武装勢力侵入に備える 2011年2月18日 武装勢力の侵入に備えた訓練に臨む自衛隊と県警の隊員ら=各務原市の航空自衛隊岐阜基地で 武装勢力の侵入を想定した県警と陸上自衛隊第35普通科連隊(名古屋市守山区)、航空自衛隊岐阜基地(各務原市)の共同訓練が17日夜から18日未明にかけて同基地であった。県内での実施は初めて。 旧防衛庁と警察庁は2004年、武装工作員などの侵入に備えた共同対処の指針を決定。警察だけでは対処できない場合、自衛隊が出動し治安維持に当たるとしている。 訓練には自動小銃を携帯した同連隊の歩兵部隊をはじめ、県警機動隊、同基地の警備要員ら110人が参加。情報伝達や共同検問などの手順を確認した。 空砲を用いた戦闘では衛星機能を使って被弾状況が分かる最新のシステムも使用。「現実の任務に支障が出る恐
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中国軍、対艦弾道ミサイルの配備間近か 米太平洋艦隊司令官が明かす ロバート・ウィラード米太平洋艦隊司令官は27日、「航空母艦キラー」と呼ばれる中国人民解放軍の対艦弾道ミサイル(ASBM)「東風21D」が実戦配備直前の段階に入ったと語った。 ウィラード司令官はこの日、朝日新聞のインタビューに応じ、「中国軍のASBMが初期運用能力(IOC)に到達した。当初設計された飛行パターンは達成し、今後数年間テストが続けられる」と語った。IOC到達とは、実戦配備直前の段階を意味する。このため軍事専門家らは、中国は東風21Dを本格的に配備はしないが、数度の試射を経て、すぐに実戦配備できると判断している。 東風21Dは、地上から空母に向けて発射される中距離弾道ミサイルだ。最大450キロの弾頭6個を搭載でき、射程距離は1300-2000キロだという。空母の外板を貫通して内部で爆発するため、一撃で空母を撃沈できる
中国や北朝鮮の軍事活動をにらみ、米国が日本に対して「情報・監視・偵察(ISR)」の強化を求めていたことが明らかになった。米側は「日本の役割だ」と主張。日本側は、海上自衛隊の哨戒機などによる監視強化に応じた。菅直人首相が来春の訪米時にオバマ大統領と発表する予定の共同声明にも、ISRの強化を明記する方向で検討している。 日本側の複数の外務・防衛当局者によると、8月末の普天間飛行場移設の専門家報告後、今秋から本格化した同盟「深化」協議で、米側がISRの強化を要求した。同盟における日本側の重要な役割として位置づけられつつある。 米側は特に、中国海軍の潜水艦を想定した「対潜(アンチサブマリン)能力の強化」を求め、海自のP3C哨戒機について「もっと利用すべきだ」と指摘。P3Cは冷戦期にソ連(当時)の潜水艦などを発見するため導入されたが、不審船発見など洋上監視にもあたっており、日本側は「現に保有して
安保懇の佐藤茂雄座長(中央)から報告書を受け取る菅直人首相。左は北沢俊美防衛相=首相官邸で2010年8月27日、藤井太郎撮影 ◇大綱素案、「知米派」ぞろいの安防懇が作成 日米安全保障条約改定から半世紀の今年、米国が「4年ごとの国防政策見直し」(QDR)を2月に公表したのに続き、日本側は12月、6年ぶりに「防衛計画の大綱」(防衛大綱)を改定する。09年の政権交代時に、米依存からの脱却を目指したかに見えた民主党政権。だが、大綱の事実上の「素案」となる報告書を作成した首相の諮問機関の議論を検証すると、「海空の戦力重視」で米国のQDRと歩調を合わせ、日米同盟強化に突き進んだ政権の姿が浮かんだ。【「転換期の安保」取材班】 「東アジア共同体というある種の理想論があるが、日本を取り巻く安全保障環境の現実を見ながら防衛力をどう整備するかを考えると、足元をおろそかにはできなかった」 鳩山内閣の官房副長官を務
ブログネタ:中国の軍拡 に参加中! 注目される対艦弾道ミサイル先週16日、広東省珠海市で第8回中国国際航空航天博覧会(珠海航空展)が開催されました。そこで関心を集めたのが、対空母戦闘システムです。今回出展はされなかったのですが、この対空母戦闘システムの目玉として最近話題になっているのが、「対艦弾道ミサイル(Anti-Ship Ballistic Missile:ASBM)」です。 このASBM(DF-21D、中国名:東風21D)は、中国大陸に米海軍艦艇(特に空母)を寄せ付けない「接近阻止(anti-access)」戦略を強化するものとみなされています。米国防総省が毎年発行している『中国の軍事力白書』は2008年以降ずっとASBMについて言及していますし、今年3月には、米上下両院軍事委員会でウィラード太平洋軍司令官が「中国はASBMのテスト段階に近づいている」(ワシントンタイムズ)と証言し、
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで シンクタンクCSBAによる対中国軍事対処構想レポート「AirSea Battle: A Point of Departure Operational Concept」の、最後の第5章「Point of Departure Concept」を読んで、本当に最後にしたいと思います。 ●筆頭執筆者(Jan Van Tol)最後の言葉 本レポートはJASBCの「出発点」や「たたき台」を提供した。著者は皆、大部分の内容に自信を持ち、最終的なJASBCに組み込まれると考えているが、幾つかは最終精査を受け修正もあるだろう。最終的な全てのJASBC要素は実世界での試験を経るべきである。 しかしながら、最も今求められているのは、西太平洋という国益のかかったエリアでの軍事的不均衡に対し、真剣に継続的な努
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