~ 戦争と薬の広告・景品たち(その2) ~ 10. 昭和十六年八月“寶塚歌劇花組”講演カタログ 裏表紙にはクラブ乳液の広告が、中には兵隊をデザインした「ノーシン」の広告が見られますが、表紙には次の標語が書かれています。 『逃がすなスパイ 喋るな機密』 御存じのようにこの年の12月8日には機動部隊がハワイ真珠湾を奇襲、太平洋戦争が始まりました。 11. 濃縮小粒肝油「トリカ」チラシ 裏面に戦時下に歌われた歌詞が書かれています。 『みんな揃って翼賛だ』『出せ一億の底力』『燃ゆる大空』『兵隊さんよありがたう』『隣組』 作詞、作曲には西條八十、古関裕而、山田耕筰、岡本一平らの名前が見えます。 翼賛とは昭和17年に東条英機首相の主唱により行われた大政翼賛運動のこと。 隣組とは戦時下、国民統制のために作られた町内会の下に作られた地域組織。 12. 武田「強力メタボリン錠」おまけ昭和十八年(皇紀2603