1.なぜ痴漢冤罪ばかり問題視されるのか 2.痴漢は依存症的行為である 3.人として尊重されないという不安 4.パーソナルスペースを侵害される不快感 5.痴漢問題はジェンダーやフェミニズムだけの問題ではない 6.【参考文献】 1.なぜ痴漢冤罪ばかり問題視されるのか 今回は、痴漢被害を「ただ触られただけ」と軽視できない理由について書いていく。 というもの、人々の間で痴漢犯罪の悪質さについてあまり認識が共有されていないように思えるからだ。 例えば、「痴漢なんて触られただけなのに大げさだ」「痴漢くらいいいじゃないか減るものじゃあるまいし」という言説が定期的に現れる。 その上、他の犯罪でも同様の冤罪被害があるにもかかわらず、痴漢冤罪だけはやたらと騒がれることが多い。他の犯罪に比べて痴漢だけが冤罪被害が多いという統計もあるわけではないのに、である。 非難の矛先も、冤罪を作った警察ではなくなぜか痴漢被害