「書店、半減の県も」の見出しで朝日新聞の夕刊(1月26日)が報じている。 「出版市場が2兆円割れし、縮小が続く中、各地で書店が消えている。この10年間で6403店減少し、ほぼ半減している県もあることが分かった。」とある。 とにかく本が売れないのだから書店が減少していくのは当然のことだろう。 先日、姉の長男の長崎大学の准教授の雅文君が上京してきたので、しばらくぶりに会った。退職してからのことを考えて、実家のすぐそばの神奈川県の栗原というところにマンションを購入したというので訪ねてみた。 小田急線の僕が住む下北沢から唐木田行の急行に乗ると、なんと20数分で着いてしまった。栗原の改札口を出てすぐの線路沿いのところにマンションはあり、年老いた両親と一緒に住むこともあるのではと、エレベーターが故障で停まったりした時、2階なら歩いてでも上がっていけるとまで考えて決めたそうだ。 僕の父は終戦後の昭和23