全日本空手道連盟の審判員が1年間の資格停止処分を受けたのは不当だとして、日本スポーツ仲裁機構に処分の取り消しを求めていましたが、仲裁機構はこれを認めて、資格停止処分を取り消す判断を示しました。 全日本空手道連盟は去年5月、70代の男性審判員について、3年前の空手の国際大会に飛行機で移動して参加する際、連盟の規定でエコノミークラスでの搭乗が定められているにもかかわらず、ビジネスクラスで搭乗し、航空券代が高額になったなどとして1年間の資格停止処分にしました。 これに対して男性審判員は1年間の資格停止は重いほか、処分は著しく合理性を欠くなどとして取り消しを求めて日本スポーツ仲裁機構に仲裁を申し立てました。 日本スポーツ仲裁機構は、多数の出張の中でわずか2回、旅程の一部をビジネスクラスにしたことは悪質性の高い重大な違反行為を繰り返していたわけではなく、全体を見れば少ない中で処分が重いなどと指摘しま
