"And I look again towards the sky as the raindrops mix with the tears I cry." ちょっと前まで同人のジャンルの元ネタというのは、商業作品であったことが多かったわけですが、今や、東方シリーズは言うに及ばず、ひぐらしや月姫といった“同人作品がその二次創作を生むだけの核”になることも珍しくありません。特に月姫は、Type-Moonを商業メーカーに押し上げ、ひぐらしは“同人とコンシューマーの直結”という実験に参加しています。それほど、同人のレベルが上がってきたと言うべきなのでしょうか? これは“萌え文化”の普遍化とも関連することですが、“萌え”という言葉の一般化は、事実上、ギャルゲー・エロゲー・ショタゲーとしての“アンダーグランドの文化としての「萌え」という言葉の終焉”を決定づけました。もう、“萌え”はいわゆる隠語でも業界