勢い余って怒られた!? 西前頭11枚目の尊富士(25=伊勢ケ浜)が勝ち越しを決め、トップと1差に迫った。 前頭の一山本を突き落としで破り2敗をキープ。無敗だった前頭金峰山が初黒星を喫し、差を詰めた。取組前には、まいた塩が勢いよく土俵下に座る高田川審判部長(元関脇安芸乃島)に命中。取組後に呼び出され、注意を受ける事態となった。それも前夜からの11時間睡眠で、元気が有り余っている証拠。状態の良さで2度目の優勝を目指す。 ◇ ◇ ◇ 一瞬で勝負を決めた。尊富士が立ち合いで当たるや否や、体を右に開き、わずか1秒3で突き落とし。NHKテレビ中継恒例の、勝ち越し力士へのインタビューに「しっかり体が動いている。昨日(9日目)は負けたけど、睡眠も取れているのでよかった」と、息を切らしながら答えた。普段なら支度部屋に引き揚げるが、審判控え室に呼び出されていた。幕内前半戦の審判長を務め終える高田川審判