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藻谷浩介エコノミストに関するvox_populiのブックマーク (34)

  • 「税、取られ放題でいいのか?」 投票日に考える1票 藻谷浩介氏 | 毎日新聞

    今日は、衆院選の投票日だ。 だが、結果がどう出て、明日から政治がどうなっていくのか、今の筆者には見当もつかない。去る自民党総裁選でも、党員投票と決選投票の結果を、セットで当てた人は少なかっただろう。 「一寸先は闇」なのは、来月の米大統領選も同じだ。「自分の1票なんて無力」と自虐する無党派層がキャスチングボートを握っている。 1933年のドイツの総選挙もそうだった。ヒトラーのナチ党と友党の得票数は、他党の得票合計より150万票弱多かったが、500万人あまりいた棄権者の何割かが他党に投票したらどうだったか。後にドイツ人の10人に1人が落命した第二次世界大戦も、起きなかったかもしれない。「政治家は誰でも同じ」どころか、棄権した結果が自他の命を左右したりもするのだ。 「いやいやニッポンは平和だから」と、投票に行かない人にも聞いてみたい。「あなたは税金を取られっぱなしでいいのですか?」 消費税だけで

    「税、取られ放題でいいのか?」 投票日に考える1票 藻谷浩介氏 | 毎日新聞
    vox_populi
    vox_populi 2024/10/28
    「昨今の「円安→株高」[は]実態としての経済成長を伴っているものではない」「週明けの株価が下落しても心配ご無用、むしろ日本経済が再成長する兆しかもしれませんよ」。この話の続きを期待する。
  • 時代の風:ゆっくりと「日本化」する世界 トランプという反動=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞

    山も、海もない。米国のアイオワ州は、トウモロコシ畑がどこまでも広がる、世界有数の飼料産地だ。そんな州の六つの中小都市に、中心商店街の再生事例の視察に出かけた。 共通するのは、歩ける範囲でおしゃれに暮らせる空間づくりだ。古い建物の2階以上を賃貸アパートにリノベーションし、1階には、服飾雑貨、書籍、自転車、地ビール醸造など、起業者の個店が入居する。推進主体はNPOで、地域経済界の寄付などで有償スタッフを雇用する。 視察に使ったチャーターバスの運転手は、陸軍を退役したマッチョだった。「あんたら日人は長寿だけどさ、俺たちアメリカ人がってんのは、いいか、はっきり言ってゴミ(ジャンクフード)だからな。ハハハ。早死にするのは当たり前よ」。米国の白人男性によくある、自信満々に自虐を語る口調が面白い。

    時代の風:ゆっくりと「日本化」する世界 トランプという反動=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/07/21
    「バスの運転手は陸軍を退役したマッチョ。「日本人は長寿だけどさ、アメリカ人が食ってんのは、はっきり言ってゴミ(ジャンクフード)だからな。早死にするのは当たり前よ」。自信満々に自虐を語る口調が面白い」。
  • 今週の本棚:藻谷浩介・評 『矛盾の水害対策 公共事業のゆがみを川と森と人のいとなみからただす』=谷誠・著 | 毎日新聞

    (新泉社・2750円) 人という種の存続にまで向かう考察 今年も暖冬だ。この調子だと、一年の半分くらいは熱帯のようになり、豪雨災害が常態化しかねない。 大都市圏の市街地には、元々は川沿いの沼地や海の底だった場所が多いが、住む人は「上流にダムがあるから大丈夫」と思うのか。 2019年秋の台風19号水害では、完成直後でまだほとんど空だった八ッ場(やんば)ダムに水を貯(た)め、利根川下流での水害が防がれたという。だが、貯水容量が2倍の小河内ダムのある多摩川では、下流で浸水が起きた。 貯水済みのダムから、予報を信じて事前に放流し、豪雨時に貯め直すのは、空振りすれば渇水を招く、難しい芸当なのだ。

    今週の本棚:藻谷浩介・評 『矛盾の水害対策 公共事業のゆがみを川と森と人のいとなみからただす』=谷誠・著 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/06/30
    「上流から下流までの利害関係者が当事者となり、自己利益を少しずつ通し合(中略)行い、災害があれば維持回復の責任も少しずつ分かち合う仕組み」。水害に対しては行政が必ず或る程度は補償するということが重要。
  • 異次元との決別:日本経済の価値を下げた「亡国政策」に憤り 藻谷浩介さん | 毎日新聞

    日銀が3月、「異次元の金融緩和」に見切りをつけて政策を転換した。大規模緩和を軸とした経済政策「アベノミクス」に対し、日総合研究所主席研究員の藻谷浩介さん(59)は「日経済の価値を下げる亡国政策だった」と憤りを隠さない。以前から異次元緩和を批判してきた藻谷さんが考える、日経済にとって当に必要な対応策とは何か。 「壮大な社会実験」は失敗 ――異次元緩和の結果をどう見ていますか。 ◆この壮大な社会実験は失敗した。それを経て、私が14年前に提言した三つの策の重要性がようやく政財界にまで広く理解されるようになったことは皮肉な成果かもしれない。 私は2010年刊行の「デフレの正体」で、金融緩和は内需を拡大させないと指摘した。消費を拡大させる策は、若者の賃上げ▽女性の就労と経営参画の促進▽外国人観光客の消費増加――だけだと書いた。 だが、…

    異次元との決別:日本経済の価値を下げた「亡国政策」に憤り 藻谷浩介さん | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/04/23
    「大規模緩和を軸とした経済政策「アベノミクス」に、日本総研主席研究員の藻谷浩介さん(59)は「日本経済の価値を下げる亡国政策だった」と憤りを隠さない」。もう少し早く、安倍の在世中に言えればなお良かった。
  • 時代の風:「みんなで考える」日本 人口減、乗り切れるのか=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞

    続々と現れるさまざまな社会課題をどう受け止め、どう対処するか。常に自問するのは、「その現実認識と対処策を『宇宙人』に説明したら納得するのか?」ということだ。「宇宙人」はもちろんたとえで「世の空気から自由で、事実関係や自分の利害得失を客観的に、ドライに把握できる存在」だと認識されたい。 そうした「宇宙人」の対極が、最近話題の、文章を生成する人工知能だろう。何かテーマを与えると、インターネット空間にある膨大な文字情報を参照し、日語の文章に要約してくれる。特に条件をつけない限り、言葉を世間で多用される語順と用法でつなぐので、すんなり読める。 だがその中身が、客観的で正しいとは限らない。仮に、この人工知能が中世にあれば「地球は平面」と答えただろう。1945年7月に運用されていれば「一億玉砕の覚悟であれば日は必ず勝つ」とし、「竹やりでB29を落とす方法」を教えてくれたに違いない。

    時代の風:「みんなで考える」日本 人口減、乗り切れるのか=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞
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    vox_populi 2023/06/18
    「常に自問するのは、「その現実認識と対処策を『宇宙人』に説明したら納得するのか?」ということだ。「宇宙人」はもちろんたとえ」。学者ならたとえは不要で、「後世の人は」と考える。後世の人の批判は実に峻烈。
  • 時代の風:コロナ禍と安倍元首相銃撃 不合理改められぬ日本=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞

    国際協力機構(JICA)の派遣講師として、ジョージア(旧ソ連のグルジア)を訪れた。コーカサス山中にある、緑の美しい小国だ。大相撲の黒海や栃ノ心の出身地でもある。 カタールの首都ドーハで乗り換えたのだが、現地時間の午前3時台に、アラブ、欧米、インド、東南アジアやアフリカからの乗り継ぎ客で、広大なターミナル内はごった返している。ゼロコロナ墨守の中国海外に観光客を出していないし、日からのフライトもガラガラだったのだが、世界は中国と日がなくとも十分に回っていたのだった。 ウィズコロナ覚悟で日常を取り戻している世界の多くの国々と、「第7波」で萎縮する日。どちらが正気なのか。

    時代の風:コロナ禍と安倍元首相銃撃 不合理改められぬ日本=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞
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    vox_populi 2022/08/21
    「不正義への無視と放置は、独りよがりで私刑執行人を気取る、凶悪犯罪者を生みかねない。平和な日本を取り戻すには「警察も司法も行政も公平に十全に機能している」という信頼が社会の中で共有されねばならない」。
  • 藻谷浩介さん「信州は世界に通用する」 コロナで再考された地域資源:朝日新聞デジタル

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    藻谷浩介さん「信州は世界に通用する」 コロナで再考された地域資源:朝日新聞デジタル
  • 2021衆院選:座談会 岸田政権の行方は | 毎日新聞

    10月31日に投開票された第49回衆院選は、自民党が議席を減らしつつも単独で「絶対安定多数」とされる261議席を獲得した。選挙結果や、今後の与野党の展望、岸田政権の行方について、谷口尚子・慶応大大学院教授、牧原出・東京大先端科学技術研究センター教授、藻谷浩介・日総合研究所主席研究員の3氏が語り合った。【司会は中田卓二政治部長、写真・小出洋平】

    2021衆院選:座談会 岸田政権の行方は | 毎日新聞
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    vox_populi 2021/11/02
    小見出し(一部略。谷口/牧原/藻谷各氏の順)。◆自民261議席獲得:低投票率、期待感薄く/自民の看板、変え成功/大物も落選、地方で乱◆野党共闘:左に寄りすぎた立憲/公約に準備不足露呈/規律取り戻す姿勢を
  • 時代の風:コロナと東京五輪 響かない言葉、首相失格=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞

    3カ月ほど前、5月末の当欄に、以下のようなことを書いた。 「世間にはオリンピック中止の声が満ち満ちている。だが日は、欧米に比べて感染抑止に明らかに成功している。『秩序正しく行動し、約束を守る日人というブランド』を、世界の多くは信じているのだ。大会に向けて研さんを重ねてきた、世界中の有名無名の選手たちを競わせてあげたいと願うのは、筆者だけなのだろうか」 開会式の前後には、他紙に以下のようにも書いた。

    時代の風:コロナと東京五輪 響かない言葉、首相失格=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞
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    vox_populi 2021/08/22
    「5月末の当欄に、以下のようなことを書いた(後略)」と五輪開催を主張した藻谷氏は正しかったか。「心に届いて信用される言葉を持つことは、「政権担当能力」の核心である」。責任を問われるべきは政治家だけか。
  • 人口減日本の停滞、藻谷浩介さんから見た悪手と次の一手:朝日新聞デジタル

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    人口減日本の停滞、藻谷浩介さんから見た悪手と次の一手:朝日新聞デジタル
  • 時代の風:無策・無反省続ける政府 有権者は今、目覚めよ=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞

    情報のあふれかえるネット時代。それゆえに、かえって肝心な情報が共有されにくくなっていないか。 自分で1次データを読み取らず、「世の空気はこうだ」「ネットではこう言われている」という2次情報だけを仕入れていると、押さえるべきポイントを見落としがちになる。 東京都議選に関して、自民党の議席数が予想を大きく割り込んだ原因が、いろいろ推測されている。「楽勝ムードが広がっていた」「ワクチン対応の迷走が与える影響を軽視した」といった分析だ。 だが、当のポイントは、「有権者の1割程度の投票しか得られなかった自民党は、衆院選までに何を改めるのか」ではないのか。

    時代の風:無策・無反省続ける政府 有権者は今、目覚めよ=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞
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    vox_populi 2021/07/11
    藻谷氏「対抗する野党を育てようとしないのは、こうした21世紀の組織運営のイロハのイに反した話だ」。そのとおりだが、今なおメディアは「低投票率=政治不信の現れ」というインチキを流し続けている。
  • 時代の風:五輪中止論のはざまで 開催は感染防止策次第=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞

    地方での行事の主催者の求めに従い、羽田空港で新型コロナウイルスの検査を受けた。抗原検査が1800円、PCR検査が1900円、両方なら3000円だ。前者は鼻の奥を綿棒でこするだけで、15分で結果が出る。後者は唾液の検査で、3時間後にメールで結果の通知が来た。筆者は両方とも陰性だったが、陽性の場合、ネットでの予約時に登録する、かかりつけ医に連絡が行くという。 2種の検査の結果は99%以上一致するそうなので、簡単な方の抗原検査だけでも、駅やオフィス街、学校、イベント会場、宿泊施設などで広く実施できないものか。関係の公的機関に今以上の負担をかけないよう、民間企業やコロナ患者を受け入れていない病院などを委託先とすればいい。ちなみに山口県ではすでに、全高校生と教職員を対象に一斉PCR検査を実施中だが、他所でも同様の工夫が増えてほしい。 …

    時代の風:五輪中止論のはざまで 開催は感染防止策次第=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞
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    vox_populi 2021/05/31
    「欧米に比べて感染抑止に明らかに成功している日本」と藻谷氏。欧米に比べて感染状況はましかもしれないが、日本が「感染抑止に成功している」とは断じて言えない。例えば大阪の医療崩壊状態を成功とは称しえない。
  • 藻谷浩介氏が語る「米大統領選の得票とコロナの関係」 | 藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」 | 藻谷浩介 | 毎日新聞「経済プレミア」

    藻谷浩介氏に聞く(1) 連載で、藻谷浩介さんはこれまで195回執筆し、65の国・地域を取り上げました。これから3回にわたり、最近話題になった国や出来事について、過去の連載を改めて振り返りながら、藻谷さんに語ってもらいます。第1回は米国の大統領選挙と新型コロナウイルス問題です。【聞き手は経済プレミア編集部、平野純一】 --米国では激戦の大統領選があり、また新型コロナの感染は世界最悪になっています。まずは、米国の話をお聞きかせください。 ◆藻谷浩介さん 米国は、ニューヨーク、ラスベガス、アンカレジを取り上げました。その中で「ニューヨークが領発揮した都市再生例『ハイライン』」(2018年1月22日)を皮切りに4回にわたった「都市再生の現場編」は、16年4月と17年12月の見聞を書いたものです。その後、18年4月と19年4月にも再訪しましたが、さまざまな再開発計画が進み、相変わらず“絶好調”と

    藻谷浩介氏が語る「米大統領選の得票とコロナの関係」 | 藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」 | 藻谷浩介 | 毎日新聞「経済プレミア」
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    vox_populi 2021/01/05
    「州単位でバイデン氏が、郡単位でトランプ氏が勝ったところはかなりあります」「バイデン氏が92%を取って圧勝したのがワシントンDCです。間近でトランプ氏を見ていた人は「この人はヤバい」と思ったということ」。
  • 藻谷氏「ベイルート爆発」「英EU離脱」で分かること | 藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」 | 藻谷浩介 | 毎日新聞「経済プレミア」

    藻谷浩介氏に聞く(2) 世界で最近話題になった国や出来事について、藻谷浩介さんが連載でこれまで執筆した内容に関連して語ってもらうインタビューの第2回。今回はレバノンの首都ベイルートで起きた大爆発と英国のブレグジットです。【聞き手は経済プレミア編集部、平野純一】 --2020年8月にレバノンの首都ベイルートで大爆発がありましたね。 ◆藻谷浩介さん 18年にベイルートを訪れた際に、爆発事故があった港の近くまで行きましたが、柵があって中には入れませんでした。東京でいうと竹芝桟橋のような場所で、爆発で新橋や銀座でも大被害が出たようなイメージです。町の大きさやレバノンの地形から言えば、神戸港のハーバーランドで爆発が起きたという方が近いかもしれません。 「モザイク」の国レバノン --なぜ、あの場所で大規模な爆発が起きたのでしょうか。 ◆大量の爆発物を、当局が外国船から押収して、都心の真横に放置してい

    藻谷氏「ベイルート爆発」「英EU離脱」で分かること | 藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」 | 藻谷浩介 | 毎日新聞「経済プレミア」
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    vox_populi 2021/01/05
    レバノンもUnited Kingdomも、あまりにややこしい。
  • 時代の風:菅政権1カ月 民主主義の本質は議論=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞

    菅政権が発足して1カ月余り。新聞の「首相動静」欄に、ぎっしりと文字が詰まるようになった。新首相は広範に話を聞き、得失を冷ややかに計算して決断するという点で、存分にすごみを発揮している。 政府の「Go Toキャンペーン」で、「トラベル」の対象を東京に拡大しての継続しかり。「イベント」で横浜スタジアムの席を段階的に満席まで埋める社会実験しかり。どちらも「新型コロナウイルスの感染拡大は、大筋で『密集×飲酒×大声での会話×換気の不全』が重なったところでしか起きていない」と見切った上での政治判断だろう。筆者は結論には賛同するが、その判断経緯を説明しないのはいかがなものか。「議論すれば反対が増えて実行できなくなる」という開き直りなのか、単に説明が苦手なのか。 福島第1原発から出る汚染処理水を海洋放出する方針も、腹の据わった話だ。確かに汚染水に含まれるトリチウムは放射性物質だが、自然界にも存在し、各人の

    時代の風:菅政権1カ月 民主主義の本質は議論=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞
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    vox_populi 2020/10/25
    「法律の運用を変える際には、理由を挙げた公論が必要だ」「憲法や法律や学術や倫理を都合に応じて無視する、「決められる政治」(中略)の先にあるのは「日本政治の中国化」に過ぎないのではないだろうか」。
  • 「コロナ禍で露呈した日本人の共同主観」 地域エコノミスト・藻谷浩介 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

    モノの集約と経済の効率と成長に待ったをかけた新型コロナウイルスは、世界のあり様を一変させました。withコロナ時代には、経済も社会生活も、新しい価値を見いだすことが求められています。私たちがこれから迎える「新たなる日常」を生きるヒントを各界のパイオニアたちに聞く「ニューノーマル白書」。今回は、地域エコノミストの藻谷浩介さんに、日人の「共同主観」(いわば思い込みの共有)のあり方について聞きます。小学4年生の時に自治体の人口変化に興味を持ち、大学時代には自転車で日一周、社会に出てからも政府系銀行員でありながら数字(エビデンス)で事実を読み解き続けてきた藻谷さんの目から、コロナ禍の日はどう見えるのでしょうか。 議論は「事実」ベースで行われなければならない ――コロナウイルスの感染拡大が起きてから、「数字で事実を読み取る」エコノミストとして、藻谷さんは何をお考えになっていましたか? 「みんな

    「コロナ禍で露呈した日本人の共同主観」 地域エコノミスト・藻谷浩介 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
  • エクアドル首都キト「インカ」の名残なき“常春の街” | 藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」 | 藻谷浩介 | 毎日新聞「経済プレミア」

    南米アンデス古代文明編(6) エクアドル。スペイン語で「赤道」。赤道直下の熱帯の山麓(さんろく)で育つ同国産のバナナは、日でも人気だ。だが首都キトは、標高2800メートルの高原にあって、気温が通年十数度の「常春の街」なのだという。どんなところなのだろうか。 旧市街は世界遺産の美しい街 2017年8月。ペルーの首都リマからキトへ、アビアンカ航空のエアバス319で1時間半。南米各国はブラジルを除きビザ不要で入国に時間はかからないが、キト空港から都心へは40キロ、タクシーで40分かかる。高速道路は、雄大な山岳地帯を縫うように市街へと降りていく。エクアドルは自国通貨を廃止しており、料金は30米ドルだった。 キトの街は、南北に延びる谷間に、数十キロにわたって細長く拡散している。中央あたりにある新市街のホテルに午後2時に着き、3時前から市街地散策に出かける。爽やかな晴天で、前評判通りの春のような気温

    エクアドル首都キト「インカ」の名残なき“常春の街” | 藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」 | 藻谷浩介 | 毎日新聞「経済プレミア」
    vox_populi
    vox_populi 2020/09/14
    「エクアドル。スペイン語で「赤道」。(中略)首都キトは、標高2800メートルの高原にあって、気温が通年十数度の「常春の街」なのだという。どんなところなのだろうか」。地上の楽園? そのはずはないか。
  • インカ帝国「首都クスコ」今も宿るアンデス文明の魂 | 藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」 | 藻谷浩介 | 毎日新聞「経済プレミア」

    クスコの太陽神殿。インカ時代の精巧な石組みの上にモルタルを使ったスペイン時代の教会が建つ(写真は筆者撮影) 南米アンデス古代文明編(3) インカ帝国の故地であるペルーでは、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だ。人口100万人当たりの死者数は800人を超え、サンマリノ(イタリア半島にあるミニ共和国)、ベルギーに次ぎ世界ワースト3位である。当面は旅行が難しくなってしまった同地だが、日から遠く離れたアンデスの高原にあるインカの首都クスコを訪れた夏を、酷暑の日から追憶してみたい。 アマゾン川最上流部の街 「カミソリの刃を差し込む隙間(すきま)もなく組み上げられた、クスコの石組み」という話を初めて読んだのは、古代文明の話がはやった1970年代の小学生のころだった。だがその後、筆者が海外旅行に出かけ始めた80年代は、ゲリラの跋扈(ばっこ)でペルーの治安は悪化。ようやく訪れることができたのは2017

    インカ帝国「首都クスコ」今も宿るアンデス文明の魂 | 藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」 | 藻谷浩介 | 毎日新聞「経済プレミア」
    vox_populi
    vox_populi 2020/08/25
    標高3400メートルにあるクスコ。昔1度だけ行ったことがある。
  • 藻谷氏コロナ講演1「コロナを知るにはデータを見よ」 | 経済プレミア・トピックス | 編集部 | 毎日新聞「経済プレミア」

    オンラインイベント「ウィズ・コロナ時代」(1) 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、世界と日の実態はどうなっているか、私たちの生活はどう変わるのかをテーマに、デジタル毎日のオンラインイベント「藻谷浩介さんと考える『ウィズ・コロナ時代』で世界はどう変わる」が8月6日に開かれた。地域エコノミストの藻谷浩介氏が詳細なデータを基に解説。モデレーターは毎日新聞の斉藤信宏・編集編成局次長が務めた。その様子を報告する。【経済プレミア編集部・平野純一】 100万人当たり死者数が多いのは 藻谷 私は地域振興の専門家として多くの講演や執筆を行っていますが、最近は新型コロナウイルスの問題について、さまざまなデータの分析をしています。現実に何が起きているのかを知るには、きちんと数字をとらえることが重要です。 斉藤 私は4月から編集編成局次長兼写真・映像報道センター長を務めています。1991年の入社です。

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  • 「マチュピチュ遺跡」歴史を知り現地を見てわかること | 藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」 | 藻谷浩介 | 毎日新聞「経済プレミア」

    南米アンデス古代文明編(2) クスコの宿を早朝6時に出て、送迎車、鉄道、シャトルバスと乗り継いで、マチュピチュ遺跡の前にたどり着いたのは、予定より2時間近く遅れた午後1時。行き帰りの観光客が入り混じってごったがえす中、さっさと当方を見つけて「モタニ?」と声をかけてきたガイドは、流ちょうな英語を話すインテリ風のペルー人だった。 ドイツ人観光客とともに遺跡へ 「さんざん待たせて申し訳ない」と私が言うと、「いや、もう1組いるので待ってくれ」とガイドは言う。幸い10分ほどでドイツ人のカップルと合流、4人で遺跡への入場門をくぐる。 門の先には段々畑の遺構が広がっていた。黒部峡谷の斜面を無理やりに石積みにしたという感じの急傾斜だ。ガイドの話では、ここを耕す農民は、ふもとから標高差500メートルほどを毎日登山して通っていたそうである。奴隷ではなく、インカ皇帝に尽くすという使命に喜々として従事していたらし

    「マチュピチュ遺跡」歴史を知り現地を見てわかること | 藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」 | 藻谷浩介 | 毎日新聞「経済プレミア」