今日は、衆院選の投票日だ。 だが、結果がどう出て、明日から政治がどうなっていくのか、今の筆者には見当もつかない。去る自民党総裁選でも、党員投票と決選投票の結果を、セットで当てた人は少なかっただろう。 「一寸先は闇」なのは、来月の米大統領選も同じだ。「自分の1票なんて無力」と自虐する無党派層がキャスチングボートを握っている。 1933年のドイツの総選挙もそうだった。ヒトラーのナチ党と友党の得票数は、他党の得票合計より150万票弱多かったが、500万人あまりいた棄権者の何割かが他党に投票したらどうだったか。後にドイツ人の10人に1人が落命した第二次世界大戦も、起きなかったかもしれない。「政治家は誰でも同じ」どころか、棄権した結果が自他の命を左右したりもするのだ。 「いやいやニッポンは平和だから」と、投票に行かない人にも聞いてみたい。「あなたは税金を取られっぱなしでいいのですか?」 消費税だけで