将棋の谷川浩司十七世名人が、15日行われた対局に勝利し、史上3人目となる通算1400勝を達成しました。 谷川浩司十七世名人は(62)15日、大阪の関西将棋会館で棋士のランクを決める「順位戦」で郷田真隆九段と対局しました。 対局は互いに大駒の角を交換する「角換わり」の戦型で進み、一進一退の攻防となりましたが、終盤、谷川十七世名人がじわじわと相手玉を追い詰め、午後11時、郷田九段が115手までで投了し、谷川十七世名人が勝利しました。 この勝利で谷川十七世名人は大山康晴十五世名人、羽生善治九段に続く史上3人目となる通算1400勝を達成しました。 谷川十七世名人は神戸市出身で、1976年、中学2年生のときにプロ棋士となったあと、21歳2か月で「名人」のタイトルを獲得し、藤井聡太七冠が20歳10か月で獲得するまで、史上最年少記録を保持していました。 終盤に見せる正確で素早い攻めは「光速の寄せ」とも呼