ちょっと気晴らしに2本ほど書評を書いてみました。 紀伊国屋サイト さて、今度新著が出ます。タイトルは『神話が考える ネットワーク社会の文化論』(青土社)。3/24以降に書店に並ぶことになっています。東さんに帯文をいただきました。アマゾンでの予約も始まっていますので、よろしければぜひ。 執筆は(『ユリイカ』の元連載の内容をほとんど放棄したということもあって)何かやたらと時間がかかってしまったわけですが、全体としてはまぁ悪くない本には仕上がったのではないか。ふつうの文芸評論とは使う語彙をかなり変えていると言えば変えているのですが、ベースにあるのはここ30年くらいの比較的オーソドックスな人文系の言説なので、結果として見ればけっこう保守的な評論です(笑)。それに、今回の趣旨は別に時代論でもありません。むしろコンピュータやインターネットの台頭以降も、そして社会がますますリベラル化していくなかで