リーマンショックによる世界金融危機を予言した経済学者が、現在直面している世界経済の危機を解説している一冊。 既に世界中で過剰な政府債務を負っている状況の中、政府や中央銀行には、次の金融危機に対する余力がないと説き、現在進行するインフレの影響と金融バブル崩壊による経済崩壊のシナリオに警鐘を鳴らしています。経済、政治、環境、テクノロジーなど、あらゆる分野における脅威が複合的に交わり、次の巨大な脅威となると予言しています。 現在の世界は、規模の点でも警戒を要する点でも桁外れの10の巨大な脅威に直面している。 積み上がる債務 誤った政策 人口の時限爆弾 過剰債務の罠とバブル 大スタグフレーション 通貨暴落と金融の不安定化 脱グローバル化 人工知能 米中新冷戦 気候変動 これらの脅威をしっかり認識し、生活や生命を奪われないようにするために何ができるかを考えて行動しなければならない。長く続いた平和と繁