経済学に興味はあるけど、イマイチよく理解できないという人は結構いると思う。 今回は最先端の経済学と、その知見からどういう事が分析できるのかについて書いていく。これを読めばマルクス経済学、21世紀の資本、現代ポートフォリオ理論といった経済学の理論と、それから導き出される21世紀に生きる私達の最適戦略が理解できるはずだ。 資本主義を最もよく分析した書物 資本論 マルクス経済学というとカビが生えた古臭い学説だと思う人は多いかもしれないけど、キチンと読み込めば資本主義をこれ以上なく上手に分析したものだという事がよくわかる。 全ての内容をここで紹介するには紙面が足りないので、ここでは序章でマルクスが定義した資本家と労働者の関係についてのみ記す事にする。 マルクスはその著書の中で、資本主義の世の中においては資本家と労働者という2つの人種がいると述べている。話をわかりやすくするために、とりあえず資本家≒