個展や本のカバー装画も多い人気イラストレーターの松尾たいこさん。デビューしてからは瞬く間に売れっ子になった松尾さんですが、実はそれまでには自信のないままに生きていたそうです。 地元広島の短大を卒業後、地元のメーカーに就職していた、松尾さんは、32歳になってから初めて自分の意思でイラストレーターへの第一歩を踏み出しました。母親との確執もあり、自分に自信が持てずにいたモノクロの人生。そこに少しずつ色がついていくように価値観を変えてくれたのは、今の夫だったといいます。 松尾さんが描く色鮮やかな絵のように、人生にどうやって色をつけていったのか。連載第5回は、パートナーとの関係性の作り方を綴ってもらいました。 今までの連載はこちら お互いに恵まれない家庭環境 夫と暮らし始めて今年で18年になります。 しばらくの間は、籍を入れず「事実婚」でした。特に必要性を感じなかったからです。 その後、スポーツクラ