カージナルスとの本拠地開幕戦でベンチから戦況を見守る大谷翔平。常に寄り添っていた水原一平元通訳の姿はもうない=2024年3月28日、米ロサンゼルス【AFP=時事】 ついに開幕した米メジャーリーグ。日米のファンが心待ちにしていた大谷翔平のドジャースデビューだが、そのお祭りムードに影を落としているのが、水原一平・元通訳の違法賭博疑惑である。大谷自身は、賭博は行っていない、水原氏の賭博についても知らなかったと話したが、現地では「どこか腑(ふ)に落ちない」という人がほとんどだ。米メディアで記者を務め、『ルポ 大谷翔平』の著書もある文化比較のスペシャリストが、アメリカが今回の疑惑をどう受け止めているのか、そしてそこから見えてきた日米の違いを徹底解説する。(志村朋哉 在米ジャーナリスト) アメリカでもビッグニュース 今回のコラムでは、大谷の今季の成績予想や、大谷にかかる期待について書くつもりだった。「