ハンガリーのオルバン・ビクトル首相(2024年4月17日撮影)。(c)Simon Wohlfahrt / AFP 【6月1日 AFP】ハンガリーのオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相は5月31日、北大西洋条約機構(NATO)が自国をウクライナ紛争に「引きずり込んでいる」と批判し、ナチス・ドイツ(Nazi)総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)が第2次世界大戦(World War II)に参戦するようハンガリーに圧力をかけていた故事になぞらえた。 オルバン氏は、ロシアに侵攻されているウクライナへの軍事支援を拒否し、代わりにロシアとの和平交渉を提唱したことで西側諸国に厳しく批判されている。ロシアがウクライナに侵攻を開始して以降も、ロシア政府と緊密なつながりを維持している唯一の欧州連合(EU)加盟国首脳でもある。 オルバン氏は6月9日の欧州議会選を前に、EUとNATOは