アルゼンチンのミレイ大統領は、米国と自由貿易協定を締結するために必要なら、南米諸国の関税同盟メルコスル(南部共同市場)から脱退することも辞さない考えを明らかにした。ただし、そうした思い切った行動に出る必要なく合意が成立することを望んでいるという。 ブルームバーグ・ニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹とのインタビューで、メルコスルを離脱するかどうか問われたミレイ氏は、しばらく沈黙した後、そのような極端な行動が必要な場合はイエスだと回答。 「しかし、メルコスルに加盟していても利用できるメカニズムはある。従って必ずしも脱退しなくても可能だと考える」と述べた。インタビューは世界経済フォーラム(WEF)年次総会が開かれているスイスのダボスで行われた。 ミレイ氏は国内の通貨統制を解除した後、国際市場での資本調達を再開する計画だとも発言。具体的な時期は明示しなかった。国際債券市場への復帰について詳