「共創」十番勝負TIS編の第2回目は、前企画本部副本部長として新規事業の企画などに携わった中村清貴執行役員へのインタビューである。中村執行役員は現在、ペイメントビジネス事業本部長の職にあり、異動直前に話を聞いた。前回紹介した通り、TISにおけるベンチャー企業との共創はIT業界では特異な試みだが、それだけでTISのビジネスモデルの変革につながるかは疑問だ。 実はTISには、決済関連のプラットフォーマーを目指したいという“宿願”がある。だが、その道を歩めば重要顧客である金融機関とのあつれきを生みかねない。今回の共創の取り組みとともに、東南アジアで仕掛けた決済サービスがその成否のカギを握る。 人月商売というビジネスモデルの将来について、経営層としての認識を聞ききたい。ITベンダーによっては楽観論から悲観論まで様々だが、TISは自社の将来をどう見ているのか。 実は、「極言暴論」などの木村さんの記事