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この画像を大きなサイズで見るPhoto by:iStock 地球のパートナーといえばもちろん月だが、今後2ヶ月間、もう1つの小さなパートナーが増えるそうだ。 それは2024年8月に発見された「2024 PT5」という小惑星だ。 『Research Notes of the AAS』(2024年9月付)に掲載された研究によれば、2024 PT5は地球の重力に捕われ、9月末から11月にかけて私たちの地球を周回することになる。 つまり地球は短い間だが、月とミニムーン(小惑星)の2つのパートナーを連れて、宇宙空間を移動するということだ。 2カ月間だけ月が2つに。地球に寄り添うミニムーン 地球に近寄ってくる小惑星の多くは、楕円を描きながら地球をぐるりと周りつつ、最終的に遠くへと飛んでいく。「2024 PT5」もまたそんな小惑星の1つだ。 2024 PT5は、NASAとハワイ大学が開発した小惑星地球衝
天気が良かったので一昨日の皆既月食を撮ってみました。 とりあえず八丈島日記の続きを先に書きたいので雑現像での暫定更新です。もろもろ後で書き足すつもり。 OM-1と75-300mmの手持ちで皆既月食(食の最大から15分ぐらい)。天王星も写ってるし(月の左下にあります)、なんやかんやでこれが一番良く撮れているかも……。 これは皆既月食直前(部分食後半)の19時過ぎ。肉眼で見ていて面白かったのはこの辺りでしょうか。三脚をインターバル撮影に使っていたのでターコイズフリンジのための露出ブラケットはできませんでした(なんとなく1枚目あたりはうっすらブルーのラインが見えているのでは……)。 一度やってみたかった月食インターバル撮影(E-M1 Mark III + 12-100mm PRO)。途中で露出が心配で(明るさが足りないかと)一旦止めてしまったので、変な隙間が空いてしまいました。普通に現像で対応で
日本のアマチュアの天文家が見つけた新しい星が、およそ2か月にわたって徐々に明るさを増して肉眼でも観測できるようになり、珍しい現象だとして関係者の間で話題になっています。 三重県亀山市のアマチュア天文家、中村祐二さんがことし3月18日にカシオペヤ座の方向に見つけた新しい星は、およそ2か月にわたって徐々に明るさを増し、今月9日には当初よりもおよそ50倍の明るさとなって肉眼で観測できる5等級程度になりました。 新しい星は年間、数個から十数個程度見つかっていますが、数日間、明るさを増してその後、暗くなるケースが多く、数か月にわたって明るさを増して肉眼でも見えるようになるのは珍しいということです。 国立天文台などが分析を行ったところ、これまで暗かった星の表面で、大きな爆発的な現象が起きたと考えられ、急激に明るさを増す、「新星」の一種とみられるということです。 国立天文台の山岡均准教授は「とても珍しい
探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影した冥王星の地平線(Credit: NASA/JHUAPL/SwRI)今まさに目の前に冥王星の景色が広がっているかのようです。 2015年7月14日、NASAの探査機「ニュー・ホライズンズ」は2006年の打ち上げから9年の時を経て、地球からおよそ48億キロメートル離れた冥王星に最接近しました。ニュー・ホライズンズは地球の人工衛星のように冥王星を周回することはせず、近くを通り過ぎていく軌道をとっています。この画像はその最接近から15分後、冥王星から約18,000キロメートル離れたところでニュー・ホライズンズが後ろを振り返って冥王星を撮影したときのものです。 振り返った冥王星のはるか先には太陽があり、冥王星の夕暮れ時のような画像になっています。右側には平らな部分が大きく広がっており「スプートニク平原」と呼ばれています。反対に左側は山々が連なり、手前が「ノルゲ
豆まきが行われる「節分」は例年、2月3日ですが、来年2021年は暦のずれの影響で1日早まり、124年ぶりに2月2日となる珍しい年になります。「節分」は「立春」の前日とされていますが、国立天文台暦計算室によりますと、暦のずれの影響で来年は「立春」が2月3日で、「節分」が2月2日になるということです。 「立春」と「節分」が例年よりも1日早くなるのは明治30年以来、124年ぶりです。 「節分」は、再来年は2月3日に戻りますが、2025年から4年ごとに再び2月2日になり、2057年と2058年は2年連続で2月2日になるなど、今世紀の末にかけて2月2日になる頻度が高まる傾向にあるということです。 国立天文台の担当者は、来年のカレンダーのなかには「節分」の日付けを間違えて2月3日と記載したものもあったということで、「来年は例年よりも1日早いので豆まきなどの行事を予定している人は間違わないようにしてほし
最近、宵の空の低い所に、明るい星が2つ並んでいるのを見かけたことはありませんか?2020年は、木星と土星が大接近して見えるとても貴重な年で、12月に入ってから2つの惑星の間隔が徐々に近づいてきています。 木星は約12年、土星は約30年でそれぞれ太陽の周りを一周しているため、平均して約20年に一度、この2つの星が同じ方向に並びます。ただし、2つの星が接近して見えるようすは約20年に一度起こりますが、木星と土星の公転軌道がわずかに傾いているために、必ずしも毎回「超大接近」にはなりません。 今回は、2つの星の間隔が0.1度ほどまで接近する「超大接近」となり、ここまでの大接近は397年ぶりなのだそう。今回を見逃してしまうと、次回は60年後の2080年になります。 正確には22日の未明に、地球から見て2つの惑星が最も接近します。 ただし、この最接近の時間帯は、日本では木星と土星がすでに地平線の下に沈
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2020年12月15日小惑星探査機「はやぶさ2」再突入カプセルのサンプルコンテナ内サンプルキャッチャーA室において、第1回タッチダウン時に採取した小惑星Ryugu(リュウグウ)由来のサンプルを確認しましたのでお知らせします。 2020年12月6日に豪州ウーメラにて回収された「はやぶさ2」再突入カプセルは12月8日にJAXA相模原キャンパスに搬入され、以降、再突入カプセル内のサンプルコンテナの開封作業を行っています。12月15日11時00分にサンプルコンテナ内サンプルキャッチャーA室を開封し、第1回タッチダウン時(2019年2月22日)に採取・格納されたと考えられる小惑星Ryuguサンプルを確認しました。
3. 操作方法マウスで太陽系をドラッグするとカメラが太陽の周りを回るように移動して太陽系の向きが変わます。Shift キーを押しながら上下にドラッグするとカメラが太陽に接近したり遠ざかったりします。 上部のセレクタで中央に表示する天体 (デフォルトは太陽)、軌道表示の有無と滑らかさ (デフォルトは滑らか)、表示領域のサイズ (デフォルトは 800x500) を変更できます。 時計の自動更新のチェックボックスがチェックされていると時刻が自動的に更新されます。オフセットと動作間隔のセレクタで自動更新のオフセットと動作間隔を操作できます。セレクタを操作すると自動更新が ON になります。デフォルトは OFF です。 自動更新を OFF にしているとき、年、月、日、時、分、秒を直接入力できます。また、年、月、日、時、分、秒の下の+ボタンと-ボタンでそれぞれ +1 または -1 に、現在時刻ボタンで
(In Saturn's Rings公開のオリジナル動画:https://youtu.be/UgxWkOXcdZU) もし宇宙船に乗って土星に近づくことができたらどのように見えるのでしょうか? 土星探査機カッシーニは2004年に土星に到着するまでの間に数千枚、土星軌道に入ってからは10万枚以上の画像を撮影しました。それらのうち初期の画像の一部をもとに、映画でもよく見かける「IMAX」形式(IMAX社が開発した規格)で作られた動画が公開されています。作成したのは「In Saturn's Rings」というプロジェクトです。 動画では土星だけではなく土星の衛星である「タイタン」、大きなクレーター(ハーシェル・クレーター)を持つ「ミマス」、そして厚い氷に覆われ、間欠泉がある「エンケラドス」も順に見ることができます。また、中盤ではカッシーニが土星の環の近くを横切るように移動していき、土星の環が非常
米ライス大学は8月14日、およそ45億年前に誕生したばかりの木星のコアが巨大衝突によって破壊され、今もその状態が続いているとするShang-Fei Liu氏らの研究成果を発表しました。自然科学研究機構アストロバイオロジーセンターの堀安範氏も参加した研究内容は論文にまとめられ、同日付でNatureのオンライン版に掲載されています。 原始惑星と正面衝突した若き木星の想像図(Credit: K. Suda & Y. Akimoto/Mabuchi Design Office, courtesy of Astrobiology Center, Japan)■木星のコアは密度が低かった現在木星ではNASAの木星探査機「ジュノー」が周回探査を行っています。数多くのクローズアップ画像で私たちを驚かせてくれるジュノーですが、外からは見えない木星内部の構造を明らかにすることも重要な任務のひとつです。 ジュノ
S0-2という恒星は、銀河系の中心にある超大質量ブラックホール「いて座A*」に非常に近いところを通る。この図では、ブラックホールは時空にあいた底なしの穴として描かれている。(ILLUSTRATION BY NICOLE R. FULLER, NATIONAL SCIENCE FOUNDATION) 恒星が超大質量ブラックホールに接近するとどうなるか? 答えは、「天文学者がアインシュタインの理論を検証できる」だ。 私たちの銀河系(天の川銀河)の中心には巨大なブラックホールがある。科学者らはこのほど、その近くを回る恒星を観測することで、恒星から出た光の波長が、ブラックホールの強力な重力場によって引き伸ばされたことを確認した。アインシュタインの一般相対性理論によると、光は非常に強い重力場の中を通過するときにエネルギーを失う。今回の測定は、その予想を検証する最良の方法だ。(参考記事:「天の川銀河の
日本時間 16:04:49 、DCAM3に「おやすみ」のコマンドを送りました。 この分離カメラで撮られた画像は、今後の新しいサイエンスを拓く宝物になるでしょう。 当初の想定を超えて4時間もがんばった 勇敢なちびのきみ に幸多かれ。… https://t.co/U5SJeJS72X
探査機「はやぶさ2」に搭載されているときのマスコット(機体上部のアンテナのすぐ下にある箱のようなもの)。デアゴスティーニのはやぶさ2模型を撮影した=相模原市で2018年10月3日、永山悦子撮影 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、ドイツとフランスが共同開発した小型着陸機「マスコット」の分離について詳細を発表した。探査機「はやぶさ2」は同日午前10時57分に高度51メートルでマスコットを分離したという。その後、マスコットから電波が届いていることも確認した。探査機本体は正常で、現在、高度3キロに向かって上昇している。 分離確認後に記者会見した吉川真・はやぶさ2ミッションマネジャーは「分離運用は予定通りにできた。(9月下旬に着陸させた)ミネルバ2の1はJAXA側の探査ロボットだったが、マスコットは欧州の着陸機のため、是が非でも届けなければならないと思っていた。分離が成功してほっとしている。後
国際宇宙ステーションから見た月。地球の大気に今にも触れようとしているかのようだ。(PHOTOGRAPHY BY NASA, INTERNATIONAL SPACE STATION) 生きものも存在せず、何も起こらない退屈な世界と思われがちな月。だが、遠目には静かに見えても、実際にはダイナミックな世界であることを忘れてはならない。わずかに存在する月の大気を観測したところ、月は電気を帯びた大気の層に覆われているという説を裏付ける結果が、9月4日付けの学術誌「Geophysical Research Letters」に発表された。しかもその層は、月が地球の後ろに隠れ、激しい太陽風から保護される満月の時期に強力になるようだ。 つまり、夜空に浮かぶ明るい満月は、最も強く電気を帯びた姿ということになる。 天体に大気がある場合、大気中の物質が真空の宇宙空間に接する上層部では、物質に強力な星の光や宇宙線が
(CNN) 米国などの研究チームは16日、地球から1億3000万光年離れた銀河で、2つの「中性子星」が衝突する現象が初めて観測されたと発表した。衝突の結果、重力波と呼ばれる波と、ガンマ線バーストと呼ばれる光が放出されたほか、「キロノバ」という爆発現象によって金やプラチナや鉛などの重元素が宇宙に拡散した。宇宙で1つの根源から重力波と電磁波の2つの波が放出される現象を観測したのは今回が初めてで、天文学の新時代につながる未曽有の発見と位置付けている。 発表によると、この現象は8月17日に宇宙望遠鏡と地上の望遠鏡がとらえた。観測施設のLIGOとVirgoが世界中の天文台に連絡を取って信号の出所を突き止める研究に乗り出し、詳しい研究を続けてきたという。論文や記者会見には数千人の研究者が名を連ねている。 重力波が初めて直接的に観測されたのは2年前。これによってアインシュタインの相対性理論が実証され、研
この連載では、「LIGO」(ライゴ、米国にある2台のレーザー干渉計重力波観測装置)による重力波検出を繰り返し取り上げています。またかと思われる読者もいらっしゃるかもしれませんが、またまたです。だって重力波、面白いんだもん。 (参考・関連記事) 「人類の前に新事実、ブラックホールはたくさんあった」 「宇宙の姿が変わる!私たちはすごい時代を生きている」 「重力波検出のすごさ、子どもに説明できますか?」 LIGOはこれまで3発の重力波検出を公式発表しています。いずれもブラックホールどうしの衝突・合体による重力波と考えられています。 2017年8月、天文学業界にまたもや重力波発生の噂が流れました。今回はこれまでと違って、重力波の発生源が別の観測装置でも捉えられたかもしれない、というのです。 これが本当なら、重力波天体の理解が飛躍的に進展します。他の波長の観測装置で天体を観測すると、得られる情報が桁
ヒッパルコス星表[1](ヒッパルコスせいひょう、Hipparcos Catalogue[1])は、118,218星が収録されている星表である。ヒッパルコス全天星図とも呼ばれる。略称はHIPとされることが多い。 1988年に打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)の位置天文衛星ヒッパルコス(Hipparcos)による4年間の恒星の観測結果を元に編集され[2]、1997年6月に発行された。過去の地上観測から得られたよりもはるかに高精度かつ網羅的な年周視差などのデータを含んでいるのが特徴である。限界等級は12.4等であるが、十分に観測され精度も高いのは9等星程度より明るい星である。 9等級より明るい星の位置の観測精度は、天球上の場所によってばらつきはあるが平均で0.77mas(赤経)および0.64mas(赤緯)である。また9等級より明るい星の年周視差の精度は平均0.97masで、これはおよそ100p
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