なんか最近堀江貴文のおかげで、この話が盛り上がっている。ぶっちゃけ、詐欺に引っ掛かった被害者が、自分を被害者だとなかなか認めないのと同じだと思うのだよね。いくら「それは詐欺だよ」と言っても、「そんなことない」といい張る。 これは単純な心理で、自分を被害者だと認めることは、過去の自分の判断の誤りを認めることで、一般に重大な誤りほど認めるのに抵抗があるものだ。だから詐欺じゃないといい張れる間は、絶対認めない。 よく心理学の本に出てくるけれど、一度相手を同意させてしまえば、相手は「同意した自分」を正当化するために、共犯になってしまう。 * * * ブラック企業についても、過去の自分がその企業を選んだということが、辞めることへの抵抗になる。過去の自分の選択が間違っていたことを認めなければならないのだから。 むしろ「この会社はブラックじゃない」といい張れる間は、そう思い込みたがる。過去の選択