ゴッホの「ひまわり」を収蔵する損害保険ジャパンの「SOMPO美術館」(東京・新宿)が7月、開館した。本社ビル42階から隣に建てた美術館棟に移転し、名称も新たにオープンした。入り口では「ひまわり」を複製した陶板画が来館者を出迎える。裾が広がったような高層ビルと調和する柔らかな曲線が特徴の建物だ。検温や入館の手続きを済ませると、まずエレベーターで5階へ。展示室は3~5階で、階下に下りながら観覧する
イギリスを拠点に活動している日本人の歌手が、外国籍であることを理由に賞を受賞する資格が得られなかったとツイッターに投稿し、音楽などの芸術に対する評価が国籍で区別されることへの議論を呼んでいます。 メッセージを投稿したのは、日本人歌手のリナ・サワヤマさん(29)です。 子どもの頃イギリスに移住し永住権を持つサワヤマさんは29日、ツイッターに「私は25年間イギリスに住んでいますが、2つの大きな音楽賞を受賞する資格さえ得られません。ほかの人と同じ夢を見たいだけなのに」などと書き込みました。 地元メディアなどによりますと、「マーキュリー賞」などイギリスを代表する2つの音楽の賞の受賞資格はイギリス国籍の人に限られていて、サワヤマさんの所属会社が主催団体に確認したところ、規則は当面、変わらないという回答があったということです。 これについてイギリスの有力紙ガーディアンは「芸術に関する賞が独自の国境管理
まだ夜が明けきらない早朝、山肌が朝日を受けて紅色に染まるモルゲンロート現象の劔岳(つるぎだけ)を表した新版画。劔岳は飛騨山脈(通称、北アルプス)北部の立山連峰にある標高2999メートルの山で、本作品は山の形状、氷河が存在する三ノ窓雪渓と小窓雪渓のある位置、山の頂(いただき)付近全体が朝日に染まっていることから判断して、鹿島槍ヶ岳から見た景観と思われる。手前の野営地はまだ薄暗いが、テントの横で朝餉
文豪 夏目漱石が書いた代表的な小説のうち半数にあたる12作品について、自筆原稿の所在が確認できなくなっていることが分かりました。調査を行った専門家は、自筆原稿は作品の成立過程をたどる貴重な資料だとして「かけがえのないものであり、大切に受け継いでいくことが必要だ」と指摘しています。 この調査は夏目漱石の研究を続けている早稲田大学の中島国彦名誉教授が行いました。 漱石の自筆原稿が今どこに保管されているか調べたところ、代表的な24の小説のうち半数にあたる12作品で確認できなくなっていることが分かりました。 このうち「坊っちゃん」は、漱石の作家活動を支援した俳人の高浜虚子を介して関係者が原稿を譲り受け、複製も作成されましたが、その後、所有者が変わるなどして所在が分からなくなっていました。 「草枕」は30年ほど前に写真で撮影されていますが、その後、所在が分かっていないということです。 一方、「吾輩は
30年以上にわたってセルフポートレートを発表してきた現代美術家が、東京都内で個展を開催している。2度目の五輪開催に沸く日本を意識した展覧会名は、ずばり「森村泰昌 エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」だ。「私の中心らしきところには空虚が広がっている。真理や価値や思想というものは、私の身体の外側にあって、それはまるで『衣服』のように、いくらでも自由に着替えることができるのだ」東京
【ローマ=共同】23年前にイタリア北部ピアチェンツァの美術館から盗まれたと考えられていたオーストリアの画家クリムトの名画「婦人の肖像」(1917年)が17日までに同じ美術館の「隠し扉」から見つかった。地元当局が同日、専門家による鑑定で本物だと判明したと発表した。イタリアメディアは6千万ユーロ(約73億円)の価値があると報じている。絵は1997年2月に行方不明となった。美術館の屋根に絵の額縁とひ
35歳の若さで亡くなったモーツァルトを生前、描いたとされる貴重な肖像画がフランス パリのオークションに出品され、およそ4億8000万円で落札されました。肖像画には、この絵でしか知られていないモーツァルトの作品の可能性がある楽譜が描かれていて、専門家らの注目が集まっています。 モーツァルトは当時、イタリアで音楽を学びながら各地で演奏会などを行っていたということでこの絵は、イタリア北部のベローナで行ったオルガンコンサートの数日後に描かれたとされています。 モーツァルトが生きている間に描かれた肖像画は4枚しかないとされ、今回の肖像画はそのうちの一枚とされています。 落札価格は、当初、80万ユーロから120万ユーロと予想されていましたが、27日のオークションでは、予想を大きく上回る400万ユーロ、日本円にしておよそ4億8000万円で落札されました。 肖像画には、この絵でしか知られていないモーツァル
岡山市の中心部は瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)が終わった今も芸術鑑賞で訪れる観光客が目立つ。お目当ては3年に1度の現代アートの祭典「岡山芸術交流2019」だ。会場は岡山城や林原美術館、旧小学校といった市中心部にある既存施設で、11月24日まで楽しめる。街を回遊する形で現代アートを楽しめる岡山芸術交流。2016年に始まり、今回が2回目だ。総合プロデューサーの石川康晴・石川文化振興財団理事長が「同時期
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