検索サービス「ヤフー」を展開するZホールディングス(HD)とLINEが経営統合に向けて最終調整に入った。LINEの対話アプリの利用者は約8千万人で、ヤフーのサービスは5千万人に上る。金融、小売りも手がける1億人規模のサービス基盤が誕生し、国内ネット産業の勢力図が大きく変わる。アジアを舞台に米国や中国のメガプラットフォーマーに対抗する。Zホールディングスの株式を4割超握るソフトバンクとLINEの

「水の都」として知られるイタリア北部のベネチアで、降り続いた雨の影響で過去50年で最も高い高潮が発生し、町の中心部などが浸水する被害が出ました。 イタリアのベネチアでは、低気圧の影響でここ数日、雨が降り続き、12日午後11時前に187センチメートルの高潮を記録し、町の中心部などが水につかりました。今回の高潮は1966年の記録に次ぐ2番目の高さで、過去50年では最高だということです。 町の最も低い位置にある観光名所のサンマルコ広場は、一面、数十センチの高さまで浸水し、人々はひざあたりまで水につかり重い足取りで歩いていました。 記録的な高さの高潮についてベネチアの市長はツイッターで地球温暖化の影響だとしたうえで、イタリア政府に対策や支援を求めました。 またベネチアの市民は「観光客には魅力的かもしれないがベネチア市民にとっては深刻な問題だ。今年だけでなく将来にわたって課題となるだろう」と話してい
大阪の繁華街、難波にある商業施設の歩行者用の通路で、複数の自転車が前輪を上げて走るなど危険な走行をする動画がツイッターに投稿されました。同じアカウントにはタクシーに当て逃げをしたとみられる自転車の動画も投稿されていて、警察が調べています。 通路は歩行者専用ですが、少なくとも5台の自転車が前輪を上げたり、ハンドルから手を離したりしながら、スピードを出して走行している様子が確認できます。 通路の両側にある店舗のシャッターは下ろされているものの、周りには多くの歩行者がいます。通路を管理する南海電鉄によりますと、こうした危険な走行の様子は付近の防犯カメラにも写っていて、12日の午後11時すぎに撮影されたとみられます。 南海電鉄は「非常に危険で悪質な行為を意図的に行っており強い憤りを覚える。警備体制をさらに強化するとともに、警察とも連携してきぜんとした対応をとる」と話しています。 また、大阪府警察本
13日までに発表された大手金融グループのことし4月から9月までの中間決算は、最終的な利益が前の年の同じ時期よりいずれも減少しました。低金利が長引き、本業の融資でもうけが減っていることが業績に響いた形です。 中間決算としては三菱UFJ、三井住友が3年ぶり、りそなは2年ぶりの減益です。企業や個人向けの融資でもうけが減少したほか、投資信託などの販売が伸び悩み手数料収入が減ったことなどが主な要因です。 低金利が長引き、本業の融資でもうけを確保しにくくなっていることが業績に響いた形です。 また、日銀が今後、追加の金融緩和策としてマイナス0.1%となっている短期金利をマイナス0.2%に引き下げた場合、三菱UFJが数百億円、三井住友も200億円利益が減少する見込みだと明らかにしました。 会見した三菱UFJフィナンシャル・グループの三毛兼承社長は「厳しい経営環境で従来と同じことをやっていればいいという状況
インターネット調査会社マイボイスコム(東京・千代田)の調査で、スマートフォン国内所有率が77%となり、調査を始めた2011年以来最も高い水準となった。利用中の通信事業者はNTTドコモが4分の1で最多となった。格安スマホを扱うMVNO(仮想移動体通信事業者)など大手キャリア以外の利用層も過去最高水準となった。マイボイスコムが9月に10~70代の消費者を対象に調べた。有効回答数は10299人だった
一定の距離をおいて前の車を自動で追従するなど、「レベル2」と呼ばれる自動運転の機能を備えた大型トラックが公開されました。長距離の運転が多いトラックドライバーの負担軽減につながることが期待されています。 このトラックは、カメラやセンサーで道路状況を認識し、ドライバーが操作しなくても同じ車線内を、前の車と一定の距離をおいて走行したり、車線をはみ出すと自動で元に戻したりすることができます。 また、出会い頭の事故を防ぐため、自動ブレーキの機能も強化し、歩行者などを検知する精度を高めたとしています。 トラックの販売は先月から始まっていて、会社によりますと「レベル2」の機能を備えた大型トラックの実用化は、国内で初めてだということです。 三菱ふそうトラック・バスの恩田実エンタイヤービークル開発統括部長は「トラックの運転は、車線の左右の幅が狭くドライバーに負荷がかかりやすい。新たな技術で負担を少しでも軽減
宮内庁は13日、天皇の代替わりに伴う皇室行事、大嘗祭(だいじょうさい)が14日から始まるのに先立ち、舞台となる大嘗宮を報道関係者に公開した。大嘗祭は新天皇が即位後初めて国の安寧や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る最も重要とされる宮中祭祀(さいし)。大嘗宮は7月末に建設が始まり、約3カ月かけて、このほど完成した。大嘗宮は大小30余りの建物で構成。宮内庁は経費を抑えるため、
白洲次郎の英語は幼少の頃から仕込まれたもので、それは祖父の白洲退蔵が「神戸女学院」の設立に関係していたから。ここの外人教師が白洲家に寄宿していた時代があったのです。 そもそも、次郎の父、文平自身が明治のはじめにアメリカとドイツに留学していました。巷間(こうかん)、次郎のキングス・イングリッシュは次郎の英国留学と結びつけられがちですが、それ以前の家庭環境がこの上なくハイカラであったことを考慮すべきでしょう。 次郎は1921年、19歳のときに渡英しました。その後ケンブリッジ大学へ入学。同じ年に高級車「ベントレー」を購入しています。同級生と円滑につきあうため、というのがその理由。当時のケンブリッジの学生には貴族の子弟が少なくありませんでした。彼らと対等に接するうえでベントレーが恰好(かっこう)のオモチャであったのでしょう。
全国の医療機関の昨年度、平成30年度の収支は、国公立の病院では人件費の増加などで赤字の状態が続く一方、民間病院は黒字だったことが分かりました。 医療機関に支払われる診療報酬の改定に向け、厚生労働省は、昨年度、平成30年度の医療機関の経営状況を調査し、13日に開かれた中医協=中央社会保険医療協議会に報告しました。 それによりますと、病床数が20床以上の「一般病院」全体の収支は平均で9637万円の赤字で、前の年度よりも1025万円改善したものの、赤字の状態が続いています。 これを経営主体別に見ますと、国立病院が平均で1億7391万円、公立病院が6億4195万円の赤字だった一方、医療法人が経営する民間病院は5290万円の黒字でした。 また、病床数が19床以下の「一般診療所」は、前の年度よりやや減ったものの1785万円の黒字でした。 このほか医師の平均年収は、民間病院の勤務医が1641万円、公立病
110歳以上の特に長寿の人たちについて、血液を詳しく調べると、通常の人にはほとんどない特殊な免疫細胞が多く含まれることを理化学研究所などが突き止めました。長寿のメカニズムの解明につながるとして注目されています。 その結果、110歳以上の人たちの血液にはがん細胞などを攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」が多く、中でも、特に「CD4陽性キラーT細胞」と呼ばれる細胞は20代から70代までの45人の平均と比べて、およそ10倍含まれていたということです。 特に長寿の人たちでは感染症やがんなどに対する免疫が強く働くことで、健康が維持されているとみられ、研究グループでは今後、「CD4陽性キラーT細胞」がどのような役割を果たしているのか明らかにしていきたいとしています。 研究成果は科学雑誌「アメリカ科学アカデミー紀要」のオンライン版に発表され、長寿のメカニズムの解明につながるとして注目されています。 理化学研
「米国を諦めない」 ハーバードが追う亀田製菓の気概ハーバードビジネススクール教授 エリー・オフェク氏(中)2019 / 11 / 12 世界トップクラスの経営大学院、ハーバードビジネススクール。その教材には、日本企業の事例が数多く登場する。取り上げられた企業も、グローバル企業からベンチャー企業、エンターテインメントビジネスまで幅広い。日本企業のどこが注目されているのか。作家・コンサルタントの佐藤智恵氏によるハーバードビジネススクール教授陣へのインタビューをシリーズで掲載する。亀田製菓の米国市場への挑戦を教材にしたエリー・オフェク教授は、食品や飲料の異文化市場へのマーケティングについて独自の見方を示す。 <<(上)なぜ「柿の種」は米国で売れないか ハーバードの視点 (下)クールジャパンを真にクールにする ハーバードの視点 >> 佐藤 オフェク教授はハーバードビジネススクールの授業で、亀田製菓
多くの高齢者を悩ませる疾患が膝の痛みだ。日本では約2800万人が何らかの膝痛を抱えるとされる。痛いからといって体を動かさないのは逆効果。むしろ適度な運動をすることで膝回りの筋肉を鍛えれば、膝への負担を減らして痛みを和らげることができる。東京都板橋区の女性(73)は坂道で転倒して以来、膝が伸びなくなり膝痛に悩まされるようになった。トイレに行くのもままならないほど症状が悪化。医療機関から手術を勧め
クールジャパンを真にクールにする ハーバードの視点ハーバードビジネススクール教授 エリー・オフェク氏(下)2019 / 11 / 13 世界トップクラスの経営大学院、ハーバードビジネススクール。その教材には、日本企業の事例が数多く登場する。取り上げられた企業も、グローバル企業からベンチャー企業、エンターテインメントビジネスまで幅広い。日本企業のどこが注目されているのか。作家・コンサルタントの佐藤智恵氏によるハーバードビジネススクール教授陣へのインタビューをシリーズで掲載する。今回はマーケティングの専門家、エリー・オフェク教授の3回目。日本を海外に売り込むクールジャパン戦略について聞いた。 <<(中)「米国を諦めない」 ハーバードが追う亀田製菓の気概 佐藤 日本政府は2012年から、「クールジャパン戦略」を国策として掲げ、積極的に日本の食品、アニメ、ファッションなどの文化製品を世界に売り出そ
岡山市の中心部は瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)が終わった今も芸術鑑賞で訪れる観光客が目立つ。お目当ては3年に1度の現代アートの祭典「岡山芸術交流2019」だ。会場は岡山城や林原美術館、旧小学校といった市中心部にある既存施設で、11月24日まで楽しめる。街を回遊する形で現代アートを楽しめる岡山芸術交流。2016年に始まり、今回が2回目だ。総合プロデューサーの石川康晴・石川文化振興財団理事長が「同時期
古田敦也率いるプロ野球選手会がストライキを決める前日の2004年9月16日、球界参入に名乗りを挙げたのが楽天だった。「来シーズンからの参入を目指す」。楽天社長、三木谷浩史が断言した。実現すれば球界縮小を止められる。古田も知らされておらず「あれは驚き。まさに追い風でした」と振り返る。球界が動き出す春季キャンプまで残された時間は4カ月あまり。ギリギリで球界参入を決めた背景には三木谷のブレーンの存在があった。【前回記事】もう一つの球団合併、止めたソフトバンクその男、井上智治のもとをある球界関係者が訪れたのは、その2カ月ほど前。ライブドア社長の堀江貴文が近鉄バファローズ買収を表明した後のことだった。「もっとしっかりしたオーナーはいないでしょうか」。この関係者は、球界のドンである「ナベツネ」こと読売新聞グループ本社会長、渡辺恒雄の意を受けていた。サントリーは「ノー」「何人か、思い当たる方がいます」。
日産自動車の業績悪化の主因は稼ぎ頭だった北米事業の不振にある。カルロス・ゴーン元会長時代の拡大路線で染みついた値引き販売から抜け出すのに苦戦している。新型車投入の頻度を上げて収益を高める戦略転換は始まったばかり。12月1日には内田誠専務執行役員が最高経営責任者(CEO)に就く新体制になるが、収益の回復には時間がかかる見通しだ。「リカバリーに向けて第一歩を踏み出した。正常化に努める」。12日開い
台風19号による水害と土砂災害で死亡した人のおよそ3割は、事前にハザードマップなどで危険性が想定されていない場所で犠牲になったとみられることがわかりました。浸水想定が無い中小河川の氾濫に巻き込まれた人が多く、専門家は「ハザードマップの整備を進める必要があるが、すべての川で実施するのは困難で、地形の特徴を知っておくなど、日頃からの備えが重要だ」と指摘しています。 NHKは、台風19号でこれまでに死亡が確認された92人が被害にあった場所や状況を詳しく調べ、災害時の避難行動に詳しい静岡大学の牛山素行教授とともに、川の氾濫で浸水するおそれがある「浸水想定区域」や土砂災害の危険性がある「土砂災害危険箇所」などとの関係を分析しました。 その結果、水害と土砂災害で死亡した79人のうち、およそ3割にあたる27人は、事前に「浸水や土砂災害の危険性が想定されていない場所」で被害に遭ったとみられることがわかりま
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