既に世界第1位のHDDメーカーである米Western Digital(WD)は、3月7日に世界第3位の日立のHDD事業を43億ドルで買収すると発表し、さらなる規模拡大を図っている。 すべての契約が完了し、財務および規制当局ですべてが正式に登録された暁には、Western Digitalは世界のHDD市場の約50%を握ることになる。非常に目覚ましい。 しかし、これには裏話がある。NAND型フラッシュメモリを使ったSSDが急速に台頭していることを受けて、WDは、ほとんどのIT関係者が黄金期を過ぎたと考えているHDDで大きな賭に出ているようだ。 タブレット、iOSやAndroid搭載スマートフォン、新型デジカメなどのおかげで、NANDフラッシュの出荷量は今年400%拡大する見込みだ。IntelやSamsungなどの大手はSSD開発に数十億ドルを投じており、ハードウェアにNANDフラッシュを使った
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