■はじめに 飯山由貴さん(以下敬称略)は、2013年から現在にかけて、自身の妹の精神疾患と家族の関わり、そして日本の精神医療史のなかでの患者の姿を考えるための映像作品を制作し、各地で発表をしてきた。(2017年せんだいメディアテーク、2015年愛知県美術館、など)。 それらについて、このサイトでは、ギャラリストと学芸員のお話をそれぞれ記事にしてきた。前者は2014年に東京・恵比寿の WAITINGROOMで開催された展示「あなたの本当の家を探しにいく / ムーミン一家になって海の観音さまに会いにいく」のギャラリストである芦川朋子にインタビューしたものであり、後者は2015年に名古屋の愛知県美術館での展示「Temporary home, Final home」を企画した学芸員の中村史子へのインタビューである。 飯山には、その後も、多くの精神疾患関係の展示がある。2016年の春には、瀬戸内国際
映像と音声を使った「ビデオ・アート」では、コンテンツを映し出すテレビなどの機器も作品の一部となっていることがあります。しかし、これらの電子機器には寿命が存在し、いずれは故障してしまうもの。アメリカの近代美術館など、多くの美術館で展示されているビデオ・アート作品の保全の仕事を請け負っているチー・チェン・ルイ氏の半生をまとめたドキュメンタリーを、Great Big StoryがYouTubeで公開しています。 The Fine Art of Television Repair - YouTube 1960年代から1970年代にかけてテレビは最も大きな影響力を持つメディアの1つとなり、当時の多くのアーティストたちがテレビを無視して活動することはできないほどの地位を占めていました。 ニューヨーク近代美術館でメディア保存士の補佐を担当しているピーター・オレクシク氏は「当時のテレビは全く新しいもので、
▲ datamatics [prototype-ver.2.0], 2006- © Ryoji Ikeda photo by Ryuichi Maruo courtesy of Yamaguchi Center for Arts and Media (YCAM) 音そのものが持つ本質的な特性とその視覚化を、数学的精度と数学的美学に徹底した焦点を当てて追求し、視覚メディアとサウンドメディアの領域を横断して活動する電子音楽家/ビジュアル・アーティスト池田亮司。 東京・南青山のスパイラルホールで、「Ryoji Ikeda concert pieces」と題して、これまでに発表したオーディオ・ビジュアル作品3作を、2018年7月27日(金)から7月29日(日)まで連日オールナイトで上演される。 formula[ver.2.3] ▲formula [prototype – ver.2.3], aud
芸術は、いわば「危険早期発見装置」である。そのおかげでわれわれは、社会的、精神的危険の兆候をいち早く発見でき、余裕をもってそれに対処する準備をすることが出来るのである。*1 これは1960年代に鋭い先見性で、新しい技術がもたらす社会変革を予見したメディア批評家マーシャル・マクルーハンの言葉です。彼が活躍した時代から半世紀が過ぎた今、インターネットが社会に浸透し、人工知能などの新しい技術革新が進められています。「どんな技術も、次第に、まったく新しい人間環境を作り出していく」*2という同氏の言葉通り、テクノロジーは人類に全く新しい世界をもたらしてきました。こうした変革は、希望に満ちた新しい時代のドアとして期待される一方、さまざまな問題や混乱が危惧されています。技術革新がもたらす時代の光と影について、アーティストはどのように反応しているのでしょうか。本展は、革新と混沌が交錯する現在、そして未来に
『第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル Mapping the Invisible」』が、2月9日から東京・恵比寿の東京都写真美術館、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場ほかで開催される。 恵比寿を舞台に展示や上映をはじめ、ライブ、シンポジウム、地域との連携プログラムなどを展開する『恵比寿映像祭』。10回目の開催となる今回は「インヴィジブル Mapping the Invisible」をテーマに据えて、映像の見方の歴史を考察し、現代における「インヴィジブル(見えないもの)」を読み解くことで未来の可能性を探る。 展示では、ラファエル・ローゼンダール、ポール・シャリッツ、ガブリエル・エレーラ・トレス、永田康祐、「コティングリー妖精写真および資料展示」、ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ、横溝静、青柳菜摘、ジェームス・リチャーズ、マルティーヌ・シムズなどが作品を
MENU ホーム ニュース LINEから副業相談や、優良案件を共有しています! フォロー ホームニュース ニュース– category – フラットワークは怪しい副業!詐欺の可能性が高い理由を徹底調査 2025年6月17日 アイランドセブンは怪しい?投資詐欺の可能性あり!検証結果から解説 2025年6月17日 未来予言トレードスクールは怪しい詐欺の可能性大!検証結果から解説 2025年6月16日 グローバルプロジェクト投資は怪しい詐欺の可能性が高く注意が必要です 2025年6月16日 与沢翼の偽LINEは詐欺の可能性大!怪しい投資話に注意してください! 2025年6月16日 両学長 リベラルアーツの偽LINEは詐欺の疑いあり!怪しい実態あり 2025年6月16日 森ふゆこの偽LINEは怪しい詐欺案件!実際の検証結果から危険性を徹底解説 2025年6月16日 フィアナのパピネスプロジェクトは
本ガイドの目的 本ガイドは、タイムベースト・メディアを用いた美術作品を保存・修復・記録するためのガイドです。 今日の美術作品は、実に多様な媒体を用いて作られています。従来の絵画や彫刻に加えて、主として1970年代以降、フィルム、ビデオ、スライド、コンピュータ、パフォーマンスなど、時間的に展開するタイムベースト・メディアを用いた美術作品が盛んに作られてきました。タイムベースト・メディアの美術作品が増える中で、長期保存に適した絵画や彫刻とは異なる保存や修復が求められており、そのために作品を記録することも一層重要になっています。 しかし、英語圏では、テート美術館、ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館が共同で推進する「メディアアートの諸問題(Matters in Media Art)」のように、タイムベースト・メディアの美術作品の保存・修復・記録に関する資料や議論が公開されていますが
追悼・松本俊夫 ロゴスとカオスのはざまで 2017年4月12日、映像作家・松本俊夫がこの世を去りました(享年85歳)。武満徹、粟津潔、大島渚、東松照明、磯崎新、寺山修司、一柳慧・・・。映像作家として60年代を彩る豊かな才能と交流し、映画理論家として松竹ヌーヴェルヴァーグをはじめ当時生まれつつあった革新的な映画表現に大きな影響を与えていた松本俊夫。 記録映画、実験映画、劇映画、ビデオ・アートをボーダレスに行き交い、どの分野においても先駆的な映像作品を遺しました。長編デビュー作の『薔薇の葬列』(1969)では、時代の状況と作家性を見事に結晶化させ新たな映画の時代の到来を証明しました。 「薔薇の葬列」 (C)1969 Matsumoto Production 本特集では、長編『薔薇の葬列』『修羅』『十六歳の戦争』に加え、映像作家としての原点である前衛的なドキュメンタリーから、70年代にいち早く取
■豪日交流基金の活動と理事長インタビュー ◼︎日豪をつなぐ2025年注目企業◼︎不動産会社キャッスル・グループ代表:リッチー・ペレラさん ◼︎最先端ビジネス対談: 広瀬道明さん
Your first look at Guillermo del Toro’s Frankenstein, starring Jacob Elordi and Oscar Isaac. It’s set to launch on Netflix this November. Want to be a DJ? You can get free lessons from the legends behind Rinse thanks to Axel Arigato’s The Academy programme, which kicks off in London on 10th February. Rinse’s Amaliah and NIKS will be leading the workshops and talks. RSVP here. 2019 was “the last fu
6つの都市が「東京になってしまったら?」というテーマで制作された「世界東京化計画」というビデオ作品がヴェネチア・アーキテクチャー・ビエンナーレで現在展示されて好評を得ている。 渋谷にある石井大五+フューチャースケープ建築設計事務所がこれらの作品を制作し、ビエンナーレに出展した。 「もし都市がもつイメージや記号が、ある場所からある場所に移された時に、その記号がもつイメージはどうなるか?」、「2つの都市が合わさって、新しくできたランドスケープはどのようなものになるのか?」など、ローカルの概念や都市のイメージを問いなおす作品となっている。 石井大五+フューチャースケープ建築設計事務所はこの作品を以下のように紹介している。 都市のイメージやローカリティーは、考えているほど確固としたものではなく、容易に置き換え可能かもしれない、ということで、6都市の交換可能な部分を、東京のエレメントに交換し、東京に
2017年8月15日~10月15日までの期間中、東京・恵比寿にある東京都写真美術館にて「エクスパンデッド・シネマ再考」展を開催する。 同展覧会は、映像コレクションを軸に、映像メディアの歴史を振り返りながら、未来の映像の可能性を探る映像展。エクスパンデッド・シネマ(拡張映画)は、従来のスクリーンへの投影とは異なった方法で上映される映画で、この上映形式は1960年代半ば頃から欧米を中心に美術家や実験映像作家によって展開された。現在ではすでに定着しているマルチプロジェクションやループ上映、ライヴ・パフォーマンスをはじめ、同時代のインターメディアやアート&テクノロジーの状況と呼応しながら、本来の映像がもつ多様性を再発見していく試みであった。 同展示会では、エクスパンデッド・シネマの誕生から様々な実験を繰り広げた日本の作品に着目し、その独自性と先見性を当館の映像コレクションを中心に検証していく。また
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