こんにちは、暑い日が続きますね。みなさんいかがお過ごしでしょうか? この連載では以前、「日本の職場では女性のスキルが活用されていない」という話と、「女性のスキルが活用されていないだけでは説明のつかない男女間の賃金格差が存在する」という話をしました。雇用形態もスキル水準も同じなのに、女性のスキルが男性よりも活用されていないのは、仕事内容に差があるからだと考えられます。 ほぼ全ての業界で、昇進につながりやすい仕事と、つながりにくい仕事が存在しています。例えば、私がこれまで働いてきた国際教育開発の業界では、資金を取ってきたり、それを使ったりする仕事は明白に昇進につながりやすいです。一方、例えば議事録を作成したり、事務所内の委員会の委員長を務めたり、といった仕事は、誰かがやらなければいけない仕事ではあるものの、ほぼほぼ昇進とは無関係です。 あなたの職場では、このようなスキルが大して活用されない、昇
職場の風通しの良さが目で見て分かる--。三井ホーム子会社でオフィスの設計やコンサルティングなどを手掛ける三井デザインテックが、ITを駆使した新ビジネスに乗り出す。日立ソリューションズと協業し、従業員のオフィスでの会話量を可視化するツール「インテリジェントサーベイ」の開発を始めると2017年5月19日に公表した。 同社の岡村英司氏(スペースデザイン事業本部 ワークスタイル戦略室 室長)は「オフィスのレイアウトを見直して従業員同士の会話を活発にしたい企業に提案する」と狙いを話す(写真)。 働き方改革の支援をうたうITツールは最近相次いでおり、インテリジェントサーベイもその一種といえる。ただし、IT以外を本業とする企業が前面に出るのは珍しい。今後同様の動きが広がるか、注目される。 センサーで取得した温度や赤外線から「会話」を把握 インテリジェントサーベイの会話量を可視化する仕組みは、IoT(In
松崎 一葉(まつざき・いちよう)さん 筑波大学医学医療系産業精神医学・宇宙医学グループ教授。1960年茨城県生まれ。1989年筑波大学大学院博士課程修了。医学博士。産業精神医学・宇宙航空精神医学が専門。官公庁、上場企業から中小企業まで、数多くの組織で精神科産業医として活躍。またJAXA客員研究員として、宇宙飛行士の資質と長期閉鎖空間でのサポートについても研究している。「クラッシャー上司」の命名者の一人。 河合:人の守護霊になるとは、距離感の問題ということでしたが、これは上司と部下の物理的な距離感ですか? それとも心と心の距離感ということでしょうか? 松崎:両方です。つまり、部下が「河合さん」と呼んだときに、その声が届くところにいてくれて、「どうした?」と来てくれて、「おお、そうかそうか」と話を聞いてくれるイメージです。 河合:今の時代にはやっぱりちょっと、ハードルが高い気がするのですが……
長時間労働やパワハラ・仕事の重圧につぶされそうになりながらも耐えている人。「世間はそんなに甘くない」「もっと頑張らないと」という言葉で自分自身を縛り付けている人。プライドが高く、「逃げる」ことを恥ずかしいことだと思っている人。 そんな人々に向けて、今回、「逃げること」について、過労によって退職を経験した2人の女性ブロガーに自身の体験を交えながら語ってもらいました。 ブログ「インターネットの備忘録」や「サイボウズ式」コラムで、マネジメントの心得や仕事術、自身の生き様を執筆。共感を呼ぶ文章で知られる、会社員兼ブロガーのはせおやさいさん。 ブログ「ニャート」や「BLOGOS」で、現代社会の“弱者”に寄り添ったオピニオンを発信。派遣社員として働きながら、生きづらい人々の新しい生き方を模索しているニャートさん。 退職する前は自分を責めてばかりいたという2人が、逃げた先に見た景色とはいったい何だったの
社員の生産性を極限まで高めるには、どうすればいいのか――米グーグルが2012年に開始した労働改革プロジェクトの全貌が明らかになった。 社員同士のコミュニケーションを中心に、その仕事ぶりを徹底的に観察するワーク・モニタリングは、果たして功を奏したのだろうか? ●"What Google Learned From Its Quest to Build the Perfect Team" The New York Times, FEB. 25, 2016 プロジェクト・アリストテレスとは 上の記事によれば、米グーグル(持ち株会社に移行後の正式社名は「アルファベット」)は2012年に生産性向上計画に着手した。 この計画は「プロジェクト・アリストテレス(Project Aristotle)」と呼ばれ、同社の「人員分析部(People Analytics Operation)」によって実施された。 グ
【サイボウズ式編集部より】この「ブロガーズ・コラム」は、著名ブロガーをサイボウズの外部から招いて、チームワークに関するコラムを執筆いただいています。今回は、日野瑛太郎さんによる「仕事を任せる際の適切なコミュニケーションのとり方」について。 特に細かい指示を出さずに仕事を頼んでも、意図どおりに完璧に仕事を仕上げてくる人がいます。日本の会社だと、このような「言われなくてもできる人」は優秀な人だとみなされる場合が少なくありません。 「言われなくてもできる人」と一緒に仕事をするのは、ある意味では気持ちのよいことでもあります。チームで仕事をする場合には低コストで質の高いコミュニケーションを取ることが生産性を上げる鍵になるので、このような人は重宝されます。 もっとも、「言われなくてもできる人」はそれほど多くいるわけではありません。そもそも、「言われなくてもできる人」だと思われている人も最初から「言われ
WEBサイト『法律事務所検索サポート』などを運営する日本法規情報が先ごろ、運用情報やユーザー(男女1109人)へのアンケートをもとにした、職場環境における『女性の寿退社に関する意識調査』の結果を発表した。『自分の職場で寿退社をする女性がいたら、どのような感情を持つのか』という設問では【何とも思わない】が57%を占めるも、【正直迷惑】と考える人が全体の4割に。同性からも“寿退社”に対してネガティブな印象があることが浮き彫りとなった。 寿退社に対して“迷惑”とした人たちの内訳は、【1年未満の寿退社は正直迷惑である】が23%でトップ。以下【1年以上3年未満の寿退社は正直迷惑である】(9%)、【働いた年数に関係なく寿退社は正直迷惑である】(6%)。合算すると約4割の人が迷惑だと感じているようだ。
「やっぱり女の幸せっていうのは、子供を産んで育てることなんですかね?」 あらら。そ、それを私に聞かれても、正直困るのではありますが……。 先週、多くの方たちが驚き、祝福し、そして、激励した、安藤美姫さんの出産&現役続行報道の翌日。ある男性に冒頭のように聞かれてしまった。 そう。私的には、“聞かれてしまった”感、ありありだったのである。 「結婚しても人生観は変わらなかったけど、出産したら激変した」 「子供のおかげで、仕事と家庭のリセットボタンがうまく入るようになった」 「こんなに自分のことを愛してくれる男性(=自分の息子)がいるってことに、最高の幸せを感じた!」 子供を産んだ友人たちから、こんな“母親になる幸せ”話を聞かされたことは度々ある。だが、残念ながら私には未知の世界。 年齢を重ねると出産ネタはタブーなのだが… おまけに、年齢を重ねてくると、お互いの事情をかなり分かり合った友人同士でな
織田信長 ぼちぼち、元気にやっています。少し薬にも慣れた...んかなぁ。相変わらず食べられないけど。朝、指がこわばって文字なんて入力できなかったけど、それはほぼなくなった。関節もどこも痛くない。薬効いてきたんやろな。 で、ブログを書こうと言う気がまた起きてきた。 …
20代女性に、「自分の会社に実在する“セクハラだと感じる”40代男性の言動」を調査。1位はやってしまいがちな「アレ」となった。貴男は大丈夫? ― ランキング「実際にあった40代会社員のセクハラ的言動」 ― 1位:自分の年齢を棚に上げ、30歳過ぎた女性を「ババア」扱い 2位:女子社員にお酌を強要(自分にではなく、社長などもっと上の人にやれと強要) 3位:女子社員に微妙なエロ発言「今日のスカート姿も素敵だね!」など 4位:クライアントとの飲み会に女子社員を連れて行き、ホステス扱い 5位:女子社員に頭ポンポンなど、古いモテテクを未だに活用 男性からすると、お尻を触ったり、明らかにデートに誘うなどしなければ、セーフと思っているかもしれない。しかし、1位には「30過ぎた女性をババア扱い」がランクイン。 「自分のスペックわかってんの!?」(24歳・メーカー) 「女をモノとして見ているようで腹が立つ。
職場の宴会より合コンを優先する「新人類」と呼ばれてはや20年が経ちました。 イケダハヤトさんのブログで「『やりたくないことはやらない』4つのメリット」が議論を呼んでいますね。 同じオルタナブロガーの上田修子さんのつぶやきで知ったのですが、上田さんと同世代の方(大雑把にくくると私も入るのかなと思う)は、みんな反対意見を述べられているようで・・。 ※追記:上田さんは概ね「それでいいじゃん」というお立場です、念のため。 どうやら30代中間あたりを境に、意見がわかれる傾向があるようです。 会社で必要な仕事の総量は変わらないので、もしやりたい仕事がぶつかると、誰かがやりたい仕事をやって、誰かがやりたくない仕事をすることになるわけですが、そんな単純な話でもないでしょう。 若い人達がやりたい仕事だけやって、バブル世代が嫌な仕事だけやっているのかといえば、むしろ逆なんじゃないでしょうか。 「やりたい」は主
「残念な人の口癖って何だろうって考えることがあるんですよね」 書籍『残念な人の思考法』(日本経済新聞出版社)がベストセラーになった、アジルパートナーズの山崎将志氏の何気ない一言に、筆者はドキッとさせられた。2011年初夏のことである。ちょうど、日経情報ストラテジーの総力特集(2012年1月号)取材で、苦悩するミドル(中間管理職)の実情を明らかにしたいと考え始めていた矢先のことだったからである。 山崎氏が定義する残念な人は「能力もやる気もあるのに成果を上げられないでいるビジネスパーソン」を指す。「もったいない人」と言い換えることもできる。 さらに職場を見渡すと、残念な人は「残念な上司」と「残念な部下」に大別できるという。 「これ、やっといて」が口癖な人は要注意 このうち、筆者は残念な上司の存在が非常に気になりだした。総力特集で明らかにしたかった、今時のミドルに欠かせない素養や能力を持たない人
忘年会シーズンがやってきた。合コンや親しい友人同士ならともかく、上司や先輩、取引先なども参加する会社の忘年会は、いまひとつ出る気がしないという人もいるかもしれない。 ある会社では、中堅社員が「会社の忘年会に出たくない」と愚痴を言っている。知らない人も多いし楽しみもない。家に帰りたい――33歳のSEです。2年前に中途入社した中堅IT企業で働いているのですが、年末になるとユウウツになることがあります。それは毎年、仕事納めの日に忘年会をすることです。 忘年会は事務所内で開かれ、ケータリングの料理などが振る舞われます。全国の支店をネット中継で結び、お互いの会場から支店長があいさつをしたりします。 クライアントは除きますが、発注先などの主要取引先には声をかけるので、社員の倍近くの人数が集まります。他部署の人を含め、普段話したこともない人に囲まれることになり、居心地がすごく悪いです。
自分のささやかなサラリーマン人生において、大きい会社(の一部)も小さい会社も見てきたけれど、そこで気付いたことがあって、そんなもやもやが堆積してきたのでここに吐き出す。たぶんまとまらない。 サラリーマンには2種類いる。 会社を肯定する奴と文句ばかり言う奴、ではない。会社の文句を言う一方、同じ口で会社を肯定することも言う奴、と、会社のことを肯定も否定もしない奴だ。*1 自分の所属する会社に対して不平を言う人はけっこういる。取締役会の決めることや人事異動や予算配分やプレスリリースにしじゅう文句を抱えていて、お昼休みや飲み会やタバコ部屋であーだこーだいう話をする人はたぶんどこにでもいる*2。 曰く、なんで会社が利益を出せているかが分からないくらいだ、会社がなんで存続できているかが不思議だ、あの上司はなんにもわかってない、今度のアレは失敗するに決まってる、あそこのアレがいつまでも改善されなくてうん
岡田幹事長ほど、誠心誠意、菅総理に尽くした人はいない――。 先日、「ダメ上司との付き合い方を教えてほしい」という取材を受けたときに、政治部記者の方がそう話してくれた。 菅内閣が発足した昨年9月以降、岡田幹事長は自らが批判の矢面に立つことで、徹底的に首相を支えてきた。脱小沢をアピールするためには、元代表である小沢氏を判決確定まで党員資格停止に追い込み、自らが嫌われ役を買って出た。 菅総理に忠実に尽くすことで、「自身の敵をつくることになったかも」と、本人がついついこぼすこともあったが、それでも「総理を徹底的に支えるのが、自分の役目」と言い、就任以来、東奔西走してきたという。 ところが、その“上司”と“部下”の関係に、とうとうヒビが入り始めた。 「菅さんは上司で、野党は取引先のお客様。その間で四苦八苦しているのが、岡田幹事長。最近の“上司”のワンマンとダメダメぶりに、愛想が尽き始めている。岡田さ
“パ・ワ・ハ・ラ”──。最近、やたらとこの4文字を耳にする。 つい先日もそうだった。 「うちの会社でも、メンタルを損なう社員が増えているんですよ」 「増えている背景には、例えば、残業時間が多いとか、やたらと成果を求めているとか? そういった問題もあるんじゃないですか?」 「いやぁ~、そういうことよりも、何というか、“ある種のパワハラ”が結構あるんです」 「“ある種のパワハラ”、ですか?」 「ええ。第三者からすると、それがパワハラになるのかと、クビを傾げたくなるものもあるんですけど、本人的にはパワハラ、だと。上司もそういうつもりで言ったんではない、と思うんですけど……」 これは、相談を受けた会社の方とのやり取りである。 “ある種のパワハラ”と真のパワハラとの違い “ある種のパワハラ”。何とも微妙な言い回しだ。 パワハラにはさまざまな問題があり、当事者を死に追い詰めるほど問題が深刻化しているケ
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